第29回『分譲シネマ館』
■2011年日本アカデミー賞受賞 上映時間131分
「今度は愛妻家」 (東映2010年製作)
■日 時 1月11日(木)午後1時半~
解 説
脚本家・中谷まゆみ原作の同名舞台劇を豊川悦司、薬師丸ひろ子主演、「北の零年」の行定勲監督で映画化した感動の夫婦愛ドラマ。ぐうたらなダメ夫が結婚10年になる妻との結婚生活にうっとうしさを感じながらも、いつしかごく当たり前の日常の幸せをかみしめていく姿をしみじみとしたタッチで綴る。かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介だが、今は写真も撮らずにダラダラと呑気な毎日を送っている。一方、健康オタクの妻さくらは、そんな夫に文句を言いながらもかいがいしく世話を焼く日々。しかしあるとき俊介は、友だちと箱根旅行に行く直前のさくらに“子どもを作る気がないなら、別れて”と切り出される。その場は何とかごまかし乗り切る俊介だったが…。見どころ
売れっ子カメラマンの北見俊介は、一年近く、写真を一枚も撮っていない。彼は健康オタクで口うるさい妻に「食いたいものだけ食って死ぬなら本望だよ」と強がりをいう。本心では妻に感謝していても、口から飛び出すのは裏腹の言葉や皮肉ばかりで、愛しているよなんてとても照れくさくて言えない。貯金が底をつきかけてもパチンコをしたり、毎日、虚しくブラブラしている俊介の気持がよくわかる。そんな屈折した心情や後悔を、豊川悦司が軽妙で感情豊かに生き生きと演じている。事件から一年後のクリスマスに本音を吐露するクライマックスでは胸が熱くなった。石橋蓮司を筆頭に達者な俳優陣のテンポのいい会話とアンサンブル演技が素晴らしい。
今度は愛妻家の紹介:
2009年日本映画。原作は中谷まゆみの舞台劇。かつては売れっ子カメラマンでしたが、仕事しなければ家事もしない、女性にもだらしないダメ夫があることをきっかけに愛妻家へと変貌する様子を描いています。本当に大切な物は失ってから知ることになる人間の悲しさを描いています。大切な人を失ってから立ち直るまでの、人間の心の動きをとても丁寧に描いているところがこの作品のとても良いところです。悲しみ、失望しているその人を温かく見守る人がいること、人にはその人のこれからを支えていく「夢」があること、消して悲しいだけじゃない、生きる希望を見る人に与えてくれるとても良い作品です。
監督:佐々部清 出演者: 豊川悦司(北見俊介)、薬師丸ひろ子(北見さくら )、水川あさみ(吉沢蘭子)、濱田岳(古田誠 )、城田優(西田健人)、石橋蓮司(原文太)ほか
■ 『今度は愛妻家』なるほどそう来たかと分かっていても泣かされてしまった。これは世の中の夫と呼ばれてる人が見るべき映画ですね・・・との評がありましたよ。
2009年日本映画。原作は中谷まゆみの舞台劇。かつては売れっ子カメラマンでしたが、仕事しなければ家事もしない、女性にもだらしないダメ夫があることをきっかけに愛妻家へと変貌する様子を描いています。本当に大切な物は失ってから知ることになる人間の悲しさを描いています。大切な人を失ってから立ち直るまでの、人間の心の動きをとても丁寧に描いているところがこの作品のとても良いところです。悲しみ、失望しているその人を温かく見守る人がいること、人にはその人のこれからを支えていく「夢」があること、消して悲しいだけじゃない、生きる希望を見る人に与えてくれるとても良い作品です。
監督:佐々部清 出演者: 豊川悦司(北見俊介)、薬師丸ひろ子(北見さくら )、水川あさみ(吉沢蘭子)、濱田岳(古田誠 )、城田優(西田健人)、石橋蓮司(原文太)ほか
■ 『今度は愛妻家』なるほどそう来たかと分かっていても泣かされてしまった。これは世の中の夫と呼ばれてる人が見るべき映画ですね・・・との評がありましたよ。