2020年7月5日日曜日

夜の街」従業員のPCR検査徹底へ…西村再生相と小池都知事が方針確認





 東京都内で新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあることを受け、西村経済再生相は4日、小池百合子都知事と内閣府で会談した。両者は感染が集中しているホストクラブなどの接待を伴う「夜の街」対策として、従業員らへのPCR検査を徹底する方針を確認した。
 西村氏は会談後の記者会見で、「陽性者が出た店舗をはじめ、同種の店舗に幅広くPCR検査の受診を勧める。(高齢者施設や病院などへの)二次感染を防ぐことが大事だ」と述べた。
 感染者の増加傾向については、「高い緊張感を持って、警戒すべき状況だということを共有した」と語った。ただ、「都全体で見れば、(感染者には)若い人が多いし、陽性率もまだ低い。病床はしっかり確保できている」と述べ、現時点で緊急事態宣言を発令する必要はないとの認識を示した。
 西村氏は小池氏に続き、首相官邸で安倍首相や加藤厚生労働相らと会談し、東京都内の感染状況について協議した。西村氏によると、緊急事態宣言発令の是非については特段の言及はなく、引き続き緊張感をもって対応することを確認したという。

東京都内で新たに111人の感染確認…4日連続100人超


 東京都内で5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに111人確認されたことがわかった。4日(131人)よりは減少したものの、1日当たりの感染者が100人を超えるのは4日連続となった。
 都によると、4日連続で感染者が100人を超えるのは、政府の緊急事態宣言が発令されていた4月22~25日以来となる。
5回表2死一塁、ビシエドが左越えに2ランを放つ© 中日スポーツ 提供 5回表2死一塁、ビシエドが左越えに2ランを放つ ◇5日 中日○6―4●巨人(東京ドーム)
 中日のダヤン・ビシエド内野手(31)が5日の巨人戦(東京ドーム)でチームを勝利に導く2アーチを放つなど3安打4打点と活躍した。
 5回2死一塁から宮国の初球、内角高めの140キロをとらえると、打球は左翼席のはるか上、バルコニー席前部を直撃する4号2ランとなった。
 3回にも適時打を放っていた主砲は、リードを3点に広げる大きな一発に「少し高めのボールだったけど、自分でもうまく打てたと思うよ。足に打球が当たりながら必死に梅津が投げているから打ちたかった。ホームランでチームに点が入ってくれてうれしいよ」と話した。
 5―4と1点差に詰められた直後の9回にもダメ押しとなる中越えの5号ソロを放ち、チームの勝利に大きく貢献した。
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阪神・矢野監督「ホームランはやっぱり大きい」ボーアの満塁弾で今季初連勝© 産経新聞社 阪神・矢野監督「ホームランはやっぱり大きい」ボーアの満塁弾で今季初連勝  阪神は5日、マツダスタジアムで広島に8-3で快勝した。今季初の1試合3本塁打で初の連勝を飾った矢野燿大監督は、三回に来日初の満塁弾を放ったボーアをたたえた。
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 不振だった開幕直後との違いについては「やっぱり振りにいっている。見ようというより打ちにいっている。どう対応するかというところが良くなってきている感じ」と分析した。
 故障のマルテに代わって4番に入った大山に2試合連続弾も出た。 
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 8回6安打3失点で今季初勝利の先発西勇については「球数が増えてからも、9連戦なんで、粘ってくれてちょっとでも長く投げてくれたというのは助かったし。西らしさは随所に出してくれたんでね」と話した。


© FNNプライムオンライン 過去最多の22人が立候補した東京都知事選挙は、5日午後5時現在も投票が続いている。
今回の都知事選では、新型コロナウイルス対策や、2021年に延期された東京オリンピック・パラリンピックへの対応などが争点となった。
感染防止のため、各地の投票所では、鉛筆の消毒や投票用紙の記入台の間隔を空けるなど対策が取られている。
午後5時現在の推定投票率は、前回より1.76ポイント低い30.63%で、期日前投票を済ませた人は、前回よりも4万5,000人余り多い、およそ175万4,000人となっている。
投票は午後8時までで、即日開票され、夜には大勢が判明する見通し。
7月5日 編集手帳  一つには奇妙な姿が魅力だったのだろう。疫病封じの妖怪アマビエが話題になるなかで、おもしろい回文をネットで見つけた。「海老えび?」「マーアライオン?」「ううん。おいら、アマビエ!」◆下から読んでも同じ音になり、しかも、愛らしい。投稿したのは絵本『回文さがし』も出している芸人・音楽家の手賀沼ジュンさんだ。うまいなあと感心したのだが、実は小欄も通勤途中、ひそかに考えることがある◆しばらくすいていた電車も、最近は座れなくなってきた。頭をよぎるのは、シンプルに〈密は罪〉。うかつにモノに触りたくもないのだが、ままならない。〈分かりつつも持つ吊つり革〉◆生活も意識も変わった。〈きついマスクす、毎月〉〈会話、怖いか〉。もっとも、手賀沼さんがツイッターで発信する回文を読むと、暗くない。純粋に笑えるものをと考えているそうだ◆ふと、志村けんさんを思い出す。訃報ふほうはウイルスの怖さを世に知らしめた。それでもテレビでは、共演者たちが名作コントを振り返る番組が続く。回文にするなら〈泣いたけど、おどけたいな〉ということか。笑いはやっぱり大切だ。
2020/07/04 よみうり寸評  大観衆をのみ込んだ甲子園球場で、熱戦の火蓋は切られた。1951年のきょうと同じ7月4日、第1回オールスターゲーム初戦。勝利を呼ぶ先制打を放ち、殊勲賞に輝いたのは巨人の川上哲治だった◆テレビの本放送が始まる2年前、試合はラジオで中継された。多くの人がその音に耳を傾け、「打撃の神様」の活躍に心躍らせたことだろう◆70回目となる今年の球宴は中止となったが、シーズン戦はテレビやネットで中継され、盛り上がりを見せている。ファンを引きつけているのが「音」だという◆投球時に投手が発するうなり声。球種や球速によって変化する捕球音…。普段なら鮮明には聞こえるはずのない音と静寂がもたらす「想像以上の臨場感」の魅力を、直木賞作家の木内昇さんが本紙への寄稿に綴つづっている◆木内さんは原稿の終盤で「球場で声援を送れない寂しさ」にも触れる。10日からは、観客が段階的に球場に戻ってくる。いっとき、静けさが生む音を味わいながら、球場を大歓声が包むその日を待ちたい。
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 県は当初、津奈木町で2人が心肺停止で見つかったと発表したが、1人に訂正した。
熊本県球磨村で氾濫した球磨川=4日午前11時43分(共同通信社ヘリから)© KYODONEWS 熊本県球磨村で氾濫した球磨川=4日午前11時43分(共同通信社ヘリから)