2020年7月12日日曜日

アラサー目前! 自閉症の息子と父の備忘録 梅崎正直

医療・健康・介護のコラム多目的トイレ前の惨劇…父は手で受け、弟は走った 1

 間に合わなかった――。
 買い物の途中など、急に大きい方をもよおしたとき、大人であれば、ガマンできる間にトイレを見つけるだろう。子どもがそうなったら、「もうちょっとだから」と励ましながら、どうにか事なきを得るかもしれない。だが、「リスク」を予測して前もって備えたり、苦痛に耐えてガマンしたりすることが、できない人もいる。もちろん、洋介が「失敗」した経験など、いくらでもあるのだが、とりわけ記憶に残っているのが、大型ショッピングセンターでのできごとだ。
多目的トイレの惨劇…父は手で受け、弟は走った
イラスト:森谷満美子

洋介なりに耐えたものの…

 15年以上前、郊外に巨大商業施設が次々に造られた時期があった。近隣の千葉・成田市にも航空母艦のようなショッピングセンターがオープン。そうした施設は、従来の大型スーパーと比べて通路や売り場のスペースに余裕があり、段差も少なく、障害者用の駐車スペースもあり、様々な人が利用しやすくなっていた。大きく開放的なスペースであれば、洋介が大きな声を出したり落ち着きなく動き回ったりしても、それほど他人の目は気にならなかった。洋介本人にとっても、比較的ストレスを受けない場所だったと思う。
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体が大きくなるにつれ、多目的トイレを使うことが多くなった(小学校の卒業式で)
 とくに重要なトイレ事情についても同様で、それまでの施設と比べて広く、快適な多目的トイレも設けられていた。幼いころは、僕となら男子トイレ、妻となら女子トイレに入ればよかったが、体も大きくなるとそうはいかない。2人で入っても十分な空間がある多目的トイレの存在はありがたかった。特に妻が介助する場合は、洋介を連れて女子トイレに入るわけにもいかず、多目的トイレは頼みの綱だったのである。
 その日、お なか の調子が悪かったのか、洋介が買い物の途中で「ウンチ!」と言い出したので、あらかじめ場所をチェックしてある多目的トイレに急いだ。言い出したときは、もう差し迫っているので、時間の余裕はない。やっと多目的トイレの前に着いたが、使用中だった。ドアの前に、同年代のお父さんらしき人が待っていた。幼い子どもと奥さんで使っているようだ。ついてきていた次男に男子トイレを偵察させたが、個室はふさがっているとのこと。でも、2番目なので大丈夫……と思ったが、意外に時間がかかる。
 洋介なりに頑張って便意と闘っていたが、「ウー! ウー!」と訴え始めた。待っていたお父さんが、こちらの窮状に気づいて、「おい、早く出てこいよ!」と自動ドアをドンドンたたき始めた。が、すでに遅く、僕は潔くあきらめて、出てくるものをズボン越しに手で受けることにしたのだった。そして次男を伝令に出し、新しいズボンを買ってくるよう妻に伝えに走らせた(ほんとに役に立つ弟)
医療・健康・介護のコラム

多目的トイレ前の惨劇…父は手で受け、弟は走った  2


誰でも使えるけれど

 出てきた母子に、お父さんが怒っているので申し訳なかった。多目的トイレでなければ用を足せないわけでもなさそうだったが、小さい子がいて女子トイレの行列に並ぶのがつらかったのだろう。多目的トイレは、必要があれば誰でも使える。ただ、必要とする度合いは人によって様々で、「使えると助かる」人から、「ここでしかできない」人までいる。洋介はその中間あたりだと思っていて、場所としては必要だが、特別な装備(手すりやオストメイト※用の設備など)を使うことはない。僕ら自身もそうだが、「自分たちよりもっと多目的トイレを必要としている人が次にくるかもしれない」と意識して、できるだけ時間をかけないですませたい。障害者用の駐車スペースにも言えるが、「いつも空いていて意味がない」のではなく、使う人にとっては「空いていないと意味がない」のだ。
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かつてはひどかったトイレ事情



 ちょうどその頃、多目的トイレをテーマに取材をしたことがあった。大手メーカーの展示場には最新の素晴らしい設備が並んでいた。しかし、街中にはまだまだ普及していなかったし、従来からあった障害者用トイレは、目を疑うような劣悪な設備であることも少なくなかった。
 例えば、扉は手動の引き戸なのだが、ひどく傾いているために開けてもすぐ閉じてしまう。素早く動ける人でないと入れないし、車いすではまず無理だ。手すりの上をトイレットペーパー置き場にしていたり、自動ドアの内側の開閉ボタン前に備品が置かれていて、車いすの位置からでは手が届かなかったり(入れても、出られなくなる)。

「不適切な使い方」は今も? 大事なのは想像力

 使い方にも問題が多かった。福岡の球場近くに造られた商業施設には、充実した多目的トイレが設置されていたが、その洗面台には、つけまつ毛がいくつも落ちていた。高校生が私服に着替えたり、お化粧をしたりするのだそうだ。当然ながら、長時間占拠することになる。
 若者のマナーが特に悪いわけでもない。いつも、会社でエレベーターの「閉」ボタンを押して外に降りる習慣があるサラリーマン。次に乗る人がいる階へエレベーターが早く着くように、という気配りなのだが、多目的トイレでも同じことをしてしまう「うっかりさん」もいる。その後どうなるかは、想像できるだろう。そう、大事なのはいつでも「想像力」なのだ。
 ただし、それも一昔前の話。今の多目的トイレは設備もマナーも進歩してきているに違いない。と思っていたら、最近は、「不適切な使い方」のせいで警備員が立ったトイレもあるようで……。(梅崎正直 ヨミドクター編集長)

西村担当相「会食、飲み会での感染に危機感」新型コロナ© 産経新聞社 西村担当相「会食、飲み会での感染に危機感」新型コロナ
2020/07/12 13:11 西村康稔経済再生担当相は12日の記者会見で、東京都を中心に新型コロナウイルスの新たな感染確認が増えていることに関し、クラブなど接待を伴う飲食店に加え、友人らとの会食による感染に危機感を示した。「会食、飲み会で増えており、全国で発生し始めている。警戒感を持って対応しなければならない
と、危機感を強めている」と述べた。
 西村氏は、密閉した空間で近い距離で話せば飛沫(ひまつ)が飛び、感染が広がる可能性があると指摘。密閉、密集、密接の「3密」を避けつつ、手洗い、マスク、消毒、換気などの感染防止策を徹底するよう呼びかけた。 「家庭内感染も出てきている。高齢者に感染が広がることはなんとしても阻止しなければいけない」と述べ、重症化リスクが高い人への感染につながらないよう、感染を見つけるPCR検査の態勢を大幅に拡充する方針を示した





球磨川(左)が再び氾濫(はんらん)する恐れがあるため、消防団が片付け作業をする住民らに避難を呼びかけていた=2020年7月11日午前9時10分、熊本県人吉市、藤原伸雄撮影© 朝日新聞社 球磨川(左)が再び氾濫(はんらん)する恐れがあるため、消防団が片付け作業をする住民らに避難を呼びかけていた=2020年7月11日午前9時10分、熊本県人吉市、藤原伸雄撮影  東北に接近した低気圧や梅雨前線の影響で12日未明、東海から関東の太平洋側で局地的に雨が強くなった。気象庁によると、静岡県伊豆市で1時間に70・5ミリの非常に激しい雨を記録。同県熱海市で48・0ミリ、神奈川県海老名市でも37・5ミリの激しい雨が降った。
 気象庁によると、前線は12日夜にかけて、九州以外では日本の南海上へ南下するという。ただ、予想では、13日には再び北上して東日本から西日本にかかるほか、別の低気圧が発生して日本海へ進む。このため、西日本では13日朝から局地的に雷を伴った激しい雨が予想されている。
 13日午前6時までの24時間に予想される降水量は多いところで、東北80ミリ、北陸70ミリ。14日午前6時までの48時間では多いところで、北陸と近畿で100~200ミリ、東海と四国で100~150ミリと見込まれている。
 西日本から東日本、東北ではこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は引き続き、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけている。(山岸玲)




2019年6月の赤野井湾での清掃活動で、琵琶湖の湖底から引き上げられたごみ=滋賀県提供© 毎日新聞 提供 2019年6月の赤野井湾での清掃活動で、琵琶湖の湖底から引き上げられたごみ=滋賀県提供
2020/07/12 10:07 海洋プラスチックごみが問題になる中、1日にはレジ袋の原則有料化が始まった。滋賀県の調査で琵琶湖の湖底ごみの7割以上をプラスチックが占めていることが判明し、県は「レジ袋有料化がプラスチックごみ削減の取り組みにつながれば」と期待している。【菅健吾】
 県内各地では琵琶湖の湖底の清掃が行われている。守山市の赤野井湾は田園地帯を流れる八つの河川が流れ込むため、ごみが集積しやすい場所とされる。2018年から地域住民らによる清掃活動が実施されており、19年6月も約190人が参加した。県は回収したごみを調査し、20年2月に報告書を公開した。
 報告書によると、回収された湖底ごみは、2231リットル(重さ322・17キロ)のうち、プラスチックごみは1662リットル(同170・41キロ)で、体積比で全体の7割を占めた。プラスチックごみの内訳は、レジ袋などの袋類が最も多く、530リットル(同74・43キロ)だった。
 ビニール袋は折り重なるように堆積(たいせき)しているという。1990年の賞味期限が記載されたパンの袋なども見つかり、長期間にわたり分解されていないことが分かった。ビニール袋のごみはポイ捨てによるものが多いとみられる。報告書を作成した県琵琶湖保全再生課は「海外からの漂着ごみがない琵琶湖なら、自分たちの取り組みで改善が期待できる。レジ袋削減などの活動に力を合わせて取り組みましょう」と呼びかけている。
 プラスチックごみの減量などに取り組む県循環社会推進課は、10月にプラスチックごみに関する現状や削減の事例などを報告するシンポジウムを開催する予定で、プラスチックごみ削減に向けて啓発活動に力を入れる。同課の担当者は「県民一人一人が主体的にごみ削減を実践できるようなムーブメントにつなげたい」と願った。

高齢者の見守り コロナ禍での孤立防ぐ工夫を


 外出自粛が長引いたことで、一人暮らしの高齢者が体調を崩すケースが目立っている。孤立しないように、官民が協力して見守る必要がある。
 家に閉じこもりがちになり、運動不足で持病が悪化する。人と会話ができないストレスから、不眠や食欲不振になる。感染が拡大して以降、こうした不調に悩む高齢者は少なくない。
 外出自粛中は、民生委員や地域住民らによる戸別訪問や交流イベントが中止されていた。周囲が体調の変化に気づかず、対処が遅れるケースもあった。
 福島県では5月、60歳代の男性が自宅で亡くなっているのが見つかった。戸別訪問が中断されており、死後2か月とみられる。
 一人暮らしの高齢者は全国に680万人以上いる。頼りにできる家族や友人が近くにいない人も多い。地域の見守り機能を再構築することが欠かせない。
 これまでと同じ方法で取り組むことは難しい。高齢者はひとたび感染すると重症化しやすく、戸別訪問で直接対面するのは、リスクが高いためだ。
 電話や手紙でこまめに連絡を取ったり、インターホン越しに言葉を交わしたりして、接触を絶やさないようにしたい。
 高齢者が玄関先に小旗を掲げることで、対面せずに安否を知らせている地域もある。参考になる試みと言えよう。
 見守りの際には、しっかり食事をとっているか、よく眠れているかなどを確認することが大切だ。体調が急変した場合には、速やかに連絡してもらえる体制を整えることが不可欠である。
 新型コロナウイルスの流行を受けて、厚生労働省は全国の自治体に対して、高齢者の見守りを強化するよう求めている。ただ、現場を担う民生委員らは高齢化が進んでおり、人手不足も深刻だ。
 定期的に高齢者宅を訪れる電気、ガスの事業者や宅配業者、新聞販売店などと見守りの協定を結んでいる自治体は多い。こうした連携をさらに強化すべきだ。
 情報通信技術の活用も重要だ。福岡市は企業と共同で、高齢者宅に人の動きを感知するセンサーを設置し、異変がないかどうか確認する取り組みを始めた。
 高齢者は体を動かさないと、筋力が低下し、要介護手前の「フレイル」と呼ばれる虚弱状態に陥りやすい。高齢者本人も、感染防止に気をつけながら散歩に出たり、家事などで座っている時間を減らしたりするよう心がけたい。
豪雨で玖珠川が氾濫し、被災した天ケ瀬温泉街=11日午後、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨で玖珠川が氾濫し、被災した天ケ瀬温泉街=11日午後、大分県日田市  筑後川の支流、玖珠川の濁流にのまれた大分県日田市の天ケ瀬温泉街。1300年の歴史を誇り、老舗旅館や土産物店が川沿いに並ぶ。本来なら観光客が訪れるはずだった週末の11日、旅館関係者らは「コロナ被害に駄目押しだ」と落胆しながら、懸命に泥をかき出した。
 温泉街には7日から2度にわたり、泥水や木が流入した。天ケ瀬温泉旅館組合の阿部信明組合長(60)によると、約20軒ある旅館の大半が被害を受け、被災を免れた数軒でもキャンセルが相次いでいるという。
 日韓関係がこじれた影響で昨年はツアー客が激減し、回復してきたところにコロナの被害が重なった。「上を向けるように」との思いを込め、22日から8月までの週末に花火を打ち上げる計画を立てたばかりだった。さらなる追い打ちに、阿部さんは「心が折れる。ようやく、何とか盛り上げようとしていたのに」とうつむく。
豪雨による玖珠川の氾濫で被災した老舗旅館「天龍荘」で、泥を運び出す地元住民ら=11日午前、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨による玖珠川の氾濫で被災した老舗旅館「天龍荘」で、泥を運び出す地元住民ら=11日午前、大分県日田市  江戸時代から続く老舗旅館「天龍荘」の5代目、大庭龍一さん(68)は「きょうもお客さんが来る予定だった。かなり予約客も増えてきていたのに」と無念さをにじませた。調理場をはじめ1階の設備は全て入れ替えが必要で、「めども立たず、先のことは考えられない」。温泉の源泉には泥が詰まり、どうなるのかも分からないという。
豪雨による玖珠川の氾濫で1階が水没した和菓子店「田代屋」=11日午前、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨による玖珠川の氾濫で1階が水没した和菓子店「田代屋」=11日午前、大分県日田市  和菓子店「田代屋」は、1階が水没し秘伝のレシピを流失した。3代目の田代信二さん(57)は「こんな状況で、修行に出ている息子に『継いでくれ』なんて言えない」と落胆する。
 地域の消防団長も務める田代さんは、「連日の雨で水位が下がらず、流された方の捜索もできない」と、茶色く濁った玖珠川をじっと見詰めた。 
泥まみれで積み上げられた家財道具など=12日午前8時26分、熊本県人吉市© KYODONEWS 泥まみれで積み上げられた家財道具など=12日午前8時26分、熊本県人吉市  記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水被害が相次いだ九州豪雨の被災地では12日、清掃活動が本格化し、行方不明者が出た現場では警察や消防、自衛隊が捜索を続けた。気象庁によると、九州を含む西日本、東日本では同日も局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとみられる。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっており、引き続き厳重な警戒が必要だ。
 九州豪雨で被害が大きかった熊本県人吉市では、自衛隊が粗大ごみの撤去作業を本格化させた。人吉市上青井町では12日、住民によって廃棄された畳や木材、冷蔵庫、テレビなどを運び出した。

編集手帳


 幼い頃に育てたからだろう。朝顔は夏の記憶を呼び覚ます。「私などの世代の者には、どうしてもラジオ体操が思い出されてしまう」とは、澁澤龍彦の随想集『フローラしょうよう』の一節である◆異端を好んだ仏文学者は、ラジオ体操の草創期に育った。生年の1928年、体操は創案された。避暑に行けない子らのため、東京の一隅で広場に集める方式が生まれると、一気に全国へ広がり、国民的行事となった◆澁澤少年、皆勤などしなかったという。それでも懐かしみ、当時のテーマ曲を掲げている。〈おどる朝日の光を浴びて/曲げよ伸ばせよ われらがかいな/ラジオは叫ぶ イチ、ニ、サン〉◆さて、そのラジオはどんな風だったろう。朝顔型のスピーカーもあったかな…と考えかけ、不意に連想が横滑りした。防災無線である。列島を襲った豪雨の爪痕は深い。ポールの上の拡声機は役立ってくれただろうか◆朝顔ならぬコロナも最多、最多と絡みつく。体操に集まるのさえ、今年の夏は気を使う。同じ本に「罌粟けし」の古句があった。〈けしを見て外出そとでごころをしづめけり〉(大島完来)。せめて心はしずめたい


中国・長江流域で豪雨、被災3400万人…「三峡ダム」は警戒水位超え
  

【上海=南部さやか】中国南部の長江流域を中心に続いている豪雨は、中国応急管理省の10日までの調べで、被災者が江西、安徽、湖北省など27省市・自治区で延べ約3400万人に上り、死者・行方不明者が140人を超えた。長江中下流域周辺の一部地区では10日、警戒レベルが最も高い洪水警報を出した。
 国営新華社通信などによると、江西省上饒市では8日、堤防が約50メートルにわたって決壊し、農地が浸水するなどの被害が出た。土砂崩れも湖北省などの各地で起きている。応急管理省によると、これまでに延べ約200万人が緊急避難した。
 中国気象局の予報では、長江中下流域では18日まで強い雨が続く見通し。長江にある世界最大級の「三峡ダム」は6月末から放水を始めたが、放水が増水に間に合っておらず、警戒水位を上回っている。

沖縄米軍61人感染、基地封鎖 普天間とハンセン、知事「遺憾」

  • 記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=11日午後、沖縄県庁
© KYODONEWS 記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=11日午後、沖縄県庁
 沖縄県は11日、県内の米軍関係者の新型コロナウイルス感染確認が、7~11日にかけて計61人に上ったと、米側から報告を受けたと明らかにした。県は米軍関係者を県内の感染者数に計上しない。
 沖縄県は、在沖縄米軍トップの沖縄地域調整官が玉城デニー知事と電話会談し「普天間飛行場とキャンプ・ハンセンについては、ロックダウンを行っている」と伝えたことを明らかにした。県は取材に対し、ロックダウンは一時的な基地閉鎖だとの認識を示した。
 発表に先立ち、玉城氏は記者会見し「報告内容に衝撃を受けた。極めて遺憾。(米軍の)感染防止対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と批判した。
東京・渋谷のスクランブル交差点を歩く人たち=11日午後© KYODONEWS 東京・渋谷のスクランブル交差点を歩く人たち=11日午後  東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに206人報告されたと発表した。過去最多だった10日の243人より減少したが、3日連続で200人台となるのは初めて。累計では7721人となった。神奈川県で緊急事態宣言の解除後最多となる34人が確認され、埼玉県35人、大阪府28人など都市部での感染が際立つ。西村康稔経済再生担当相は記者会見で、東京の感染状況を「警戒すべき水準」として「PCR検査を大幅に拡充していく」とした。
 都によると、206人のうちホストクラブなど「夜の街」関連は48人。職場や家庭内、会食などでの感染がこれを上回り、59人となった。
河井克行被告 亀井静香元大臣の秘書にも300万円か© テレ朝news 提供 河井克行被告 亀井静香元大臣の秘書にも300万円か 去年の参議院選挙を巡る買収事件で、起訴された河井克行被告(57)が亀井静香元金融担当大臣の秘書にも300万円を渡していた疑いがあることが分かりました。  前の法務大臣・克行被告と妻の案里被告(46)は、去年の参議院選挙を巡り100人に合わせて約2900万円を配って買収したとして東京地検特捜部に8日、起訴されました。その後の関係者への取材で、この100人の中に亀井元金融担当大臣の秘書を務めていた男性が含まれていることが分かりました。克行被告が2回にわたり合計で300万円を渡していたとみられ、特捜部が起訴したなかで最も高額とみられます。河井夫妻はいずれも保釈を請求していて、東京地裁が週明けにもその可否を判断する見通しです。