2020年7月30日木曜日

米のコロナ死者15万人突破、専門家「政府が方針変えなければ死者は数十万人に」

29日、米フロリダ州マイアミ近郊で、新型コロナウイルス感染者を治療する病院から患者を運ぶ救急救命士ら(ロイター)
29日、米フロリダ州マイアミ近郊で、新型コロナウイルス感染者を治療する病院から患者を運ぶ救急救命士ら(ロイター)
 【ワシントン=船越翔】米国内の新型コロナウイルスによる死者数が29日(日本時間30日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で15万人を超えた。世界の死者数約66万人のうち、米国が2割を超える。フロリダ州では29日の死者数が216人で2日連続で最多を更新するなど、米国内の状況は深刻化している。
 集計によると、米国の死者数は5月27日に10万人を超え、約2か月で5万人増えた。現在はフロリダ州やテキサス州などを中心に、1日あたり約1000人のペースで死者数が増えている。米国内の累計感染者数は約440万人に上る。
 米国医科大学協会は29日に声明で「米政府が針路を変えなければ、死者数は数十万人に上る可能性がある」と警告した。米政府に対し、ワクチン配布の計画策定や医療用品の備蓄、ウイルス検査の拡充などの対策を速やかに講じるよう求めた。


愛知の新規感染者は160人…名古屋で108人、3日連続で100人超

 18:05

 愛知県は30日、県内の新型コロナウイルスの新規感染者数が160人だったと発表した。名古屋市内は108人。県内で100人を超えるのは3日連続。

  福岡県で新たに121人感染…2日連続で最多更新

 福岡県などは30日、県内で新型コロナウイルスの新規感染者が121人確認されたと発表した。1日当たりの感染者発表数としては2日連続で最多を更新した。 

       都内の新規感染者、過去最多の367人…累計1万2000人突破
 
 東京都内で30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに367人確認されたことがわかった。1日当たりの感染者としては、今月23日(366人)を上回って過去最多を更新した。都内の累計感染者は1万2000人を突破して1万2228人となった。
© ハフポスト日本版 7月30日、福島県郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で起きた爆発事故。
「しゃぶしゃぶ温野菜」を子会社が展開する外食企業コロワイドがコメントを発表し、「被害に遭われた方々、近隣の皆様に心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
同社によると、同店は7月21日からの改装工事に伴い休業しており、事故発生時にも工事が予定されており、引き続き詳細把握に努めているという。「消防当局によります現場検証及び原因究明に最大限協力してまいる所存です」と表明した。

「1人死亡、18人重軽傷」と報道

事故が起きた飲食店は、コロワイドの連結子会社である株式会社レインズインターナショナルのフランチャイズ店舗。7月30日の午前9時頃に発生した。
朝日新聞によると、店内のがれきの中から工事関係者の50代男性1人が死亡した状態で発見された。40代の女性2人が重傷、16人が軽いけがを負っているという。
けがをしたのは通行人や近くの住人。店舗にあったプロパンガスのボンベ6本のうち3本からガスが漏れていたという。
記者会見する東京都の小池百合子知事=2020年7月10日午後2時5分、東京都新宿区、高橋雄大撮影© 朝日新聞社 記者会見する東京都の小池百合子知事=2020年7月10日午後2時5分、東京都新宿区、高橋雄大撮影  新型コロナウイルスの感染が拡大を受けて、東京都の小池百合子知事は30日、都内全域の酒類を提供する飲食店とカラオケ店を対象に、営業時間の短縮するよう要請すると発表した。会食を通じた感染例が増えているためで、営業時間は午前5時から午後10時までとするよう求める。対象期間は8月3日から31日までで、全面的に要請に応じた中小事業者には協力金20万円を支給する。
 小池知事は、30日に開いた臨時記者会見で「感染拡大特別警報」と記されたパネルを掲げ、「これまでは『感染拡大警報』と申し上げていたが、『感染拡大特別警報』である認識だ」と呼びかけた。その上で、小池知事は「状況がさらに悪化した場合には都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない」と述べた。
 東京都内では30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに367人確認され、今月23日の366人を上回り、過去最多を更新した。200人を超えるのは3日連続となる。
ブラジルのミナス ジェライス州にあるパンプーリャ空港で、新型コロナウイルス感染症の患者を担架で運ぶ消防隊(2020年7月22日撮影)。【AFP=時事】ブラジル保健省は29日、新型コロナウイルスの新規感染者が6万9074人と過去最多となったと発表した。累計で250万人を超え、累計死者数は9万人を超えた。
© DOUGLAS MAGNO / AFP ブラジルのミナス ジェライス州にあるパンプーリャ空港で、新型コロナウイルス感染症の患者を担架で運ぶ消防隊(2020年7月22日撮影)。  ブラジルの感染者・死者数は米国に次いで多く、ブラジル保健省によると29日に確認された死者は1595人で、国内の死者は合わせて9万134人となった。
ブラジル・サンパウロで、花を持った看護師の壁絵を見る人(2020年7月21日撮影)。© NELSON ALMEIDA / AFP ブラジル・サンパウロで、花を持った看護師の壁絵を見る人(2020年7月21日撮影)。  人口2億1200万人を誇るブラジルでは検査が行き届いておらず、実際の感染者数は発表よりはるかに多いと専門家らはみている。
 7月初め以降、死者が1000人を超える日が続いており、6月中頃からは新規感染者数が3万人を超える日が続いている。
最近では、妻が夫の不倫相手に会うケースがとても多くなっている。なぜ会ったのか、会って何をしたかったのか。夫の不倫相手に会った妻たちに聞いてみた。© All About, Inc. 最近では、妻が夫の不倫相手に会うケースがとても多くなっている。なぜ会ったのか、会って何をしたかったのか。夫の不倫相手に会った妻たちに聞いてみた。

夫の不倫相手に直接会った妻たちの本音

一昔前までは、妻に浮気を疑われても、男たるもの、絶対に認めてはならぬという掟があった。ところが今はスマホもあって、妻は夫の浮気の証拠をつかみやすい。あげく、ちょっとカマをかければ認めてしまう男たちも増えている。
最近では、妻が夫の不倫相手に会うケースがとても多くなっている。なぜ会ったのか、会って何をしたかったのか。夫の不倫相手に会った妻たちに聞いてみた。

興味半分で、怖いもの見たさに

夫が2年に渡って不倫をしていたことが、結婚8年目にして発覚したと話してくれたのは、サチコさん(39歳)。発覚したのは2年前だ。
「既婚者同士のつきあいとして2年って長いと思うんですよね。聞けば相手にもお子さんがいるという。当時、うちの子が7歳、不倫相手には9歳と6歳の子がいたとか」
彼女は部署は違うが夫と同じ会社で、3歳年上だった。彼女の夫は、有名企業の管理職だということだった。
「夫の様子がおかしいので問いつめたらすぐ白状しました。相手のことも夫から話してくれて。夫は完全降伏で、『サチコの好きなようにしてください』という状態。だから私は連絡をとって、相手の女性に会いました。どうして会いたいと思ったのかなあ。最初は興味半分だったんですよ。怖いもの見たさみたいな気持ちもあった。でもだんだん、うちの夫のどこがいいのか、なぜ不倫をしたのか。それを聞きたくなっていったんです」
夫と彼女の勤める会社近くのカフェに彼女を呼び出した。夫にも、彼女に会うと連絡をしておいた。
彼女は青ざめた顔で、だが目だけは異様に輝かせてやってきた。
「責めるつもりはなかったんですね。華奢で小柄な女性でした。私の前に座ったきり、何も言わないんです。謝らせようという気持ちで会ったわけじゃないけど、何も言わないのも失礼だなと思いましたね。ただ、ふと見ると、ハンカチを握りしめた手が震えている。それを見て、こちらが余裕をもてました」
あなたの夫に言いつける気はない。大ごとにするつもりもない。ただ、夫のどこが好きになったのか、不倫をしている自分をどう思うかを尋ねた。
「するとしばらく黙っていた彼女が、きっと顔を上げて、『私は夫と気持ちが通い合ってないし、もう男女の関係もない。彼もあなたとの夫婦関係がうまくいってないと言った。お互いに身も心も愛し合っているんです』って。びっくりしましたね。母親としてそういう言葉を吐いてはいけないでしょうと言ったら、『母親は女であってはいけないんですか』と逆襲されて……。そんなに愛し合っているなら、お互いに離婚すればいいじゃないですか。うちの夫からは離婚したいという言葉は出ていませんけどね。むしろ、遊びだったって言ってますよと言ってやりました」
最後のひと言は、サチコさんのちくりと刺したウソである。その言葉に相手は急に勢いをなくした。
「私はあなたとバトルするために来たわけではない。お互い、これ以上、家庭に持ち込まないほうがいいんじゃないですかと、今度はやんわり言いました」
すると彼女は急に泣き出した。聞けば、彼女の夫は浮気三昧、あげくモラハラをされている。だが、自分は派遣社員で、離婚しても子どもたちを育てていけるだけの経済力はないというのだ。それに同情したのがサチコさんの夫だった。
「なんだかかわいそうになってしまって、最後は彼女を慰めたり励ましたりして別れました。帰宅した夫にそのことを言ったら、『えっ』ってびっくりしてた。彼女は派遣ではなく正社員で、実は彼女の夫も同じ会社の別の営業所にいる。人望が厚くて非常にいい人なんですって。だからこそ夫は身が細る思いで不倫を続けていた、と」
もはやどちらが言うことが正しいのか、サチコさんには判断ができなくなっていた。ただ、少なくとも彼女が正社員であることは確かだろう。夫は同僚なのだから。そして最終的には夫を信じることにしたという。
「まあ、いろいろ懲りたんでしょうか。あれからやけに私に優しいし、今のところ不審な点はありません」
もちろん、モヤモヤしたものは抱えている。彼女の華奢で青白い顔も、ときどき思い出す。だが、もう“彼女という第三者”に振り回されたくない。そんな思いが強いようだ。

リアル彼女に会って負けて、むしろ冷静に

ナナコさん(44歳)は、昨年秋、夫の不倫相手に会った。夫が浮気をしていると感じたものの証拠がない。そこで自ら夫を尾行して、相手の女性を突きとめたのだ。
「妻という立場をバカにするなよと、夫にも彼女にも腹が立ってたまらなかった。だから相手を特定して会いに行きました。相手はスナックのママさんでした。夫はけっこう彼女にのめり込んでいたみたいで、かなりお金も渡していたみたい。子どもの学費だってまだまだかかるのに。親として情けないですよ」
相手の女性の店に乗り込んでいった。ママはナナコさんと同世代のように見えた。身分をあかさずに飲んでいると、ママのほうから探りを入れてきたという。
「名字を名乗ると、ママはしれっと、『あら、そうですか。いつもごひいきにしていただいて』と営業用の笑みを浮かべた。『公私ともにご厄介になっているみたいで』と言ったら、素知らぬふりをされました」
その後、ママはナナコさんを誘って外に出た。近くの公園でふたりで話したという。
「私はあくまでも仕事としてお客さんを受け入れているだけ、とママさんは断言しましたね。男女の関係も受け入れるんですかと言ったら、それは誤解です、と。『自分の夫でしょう、疑ったらいけませんよ』とも。むかつきましたね。『店を早じまいして、あなたと夫がラブホテルへ行ったの知ってるんですよ』と言ったら、『そんなことは一度もないですよ』と言い張る。『私はシングルマザーなので稼がなければいけないんです。仕事以外のことはいたしません』ですって。カッカとしていたんですが、その言葉を聞いて少し冷静になりました。つまり彼女は、夫とは恋愛ではないと明言しているわけですよね」
結局、彼女に熱を上げていたのは夫のほうだった。ナナコさんは矛先を変え、夫に、ママさんに会ったことを話し、彼女はあなたを愛しているわけではない、いいかげんに目を覚ませと責めた。
「そうしたら夫が泣き出してしまった。やっぱり夫は彼女に惚れ込んでいたんですね。彼女のほうはちゃっかりお金をもらい、セックスの一度や二度はしたみたいですが、夫と恋愛関係を続ける気などさらさらなかった。それを全部話したら、夫は完全に落ち込んでしまいました」
その後、夫も現実を直視せざるを得なくなったようだ。表面上、家庭はうまくいっている。あのママが、本当に夫のことが好きではなかったのかどうか、とナナコさんはときどき考える。
「もしかしたら恋愛だったのかもしれないけど、彼女も現実を選択したんでしょう。万が一、店を続けられなくなったら大変だと思ったでしょうし。私は夫を許してはいませんけど、相手があのママさんでよかったのかもしれない。そんな気がしています」
もっとタチの悪い女性にひっかかっていたら、夫はもっとぼろぼろになっていたかもしれない。
それにしても妻にバレて、妻が相手の女性に会いにいくなど、夫たちはどう思っているのだろうか。妻には知られないようにするという最低限の覚悟もなく、不倫に足を踏み入れているようにしか思えない。
© FNNプライムオンライン 東京都できょう新たに365人以上が新型コロナウイルスに感染した見通しである事が分かりました。
都内での1日の感染者数がこれまでで最も多かったのは今月23日の366人で、この人数を上回れば過去最多となります。
小池都知事はきょう、検査数が5800件くらいのため、感染者数は多くなるとの見通しを示していました
 店の外壁は吹き飛んで原形をとどめず、鉄骨がむき出しになっていた。30日午前、爆発が起きたとみられる福島県郡山市島2の「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」の付近は飲食店や住宅が並ぶ地域。周辺の住民らは「地震かと思った」「体が揺さぶられた」と、突然の出来事に衝撃を受けていた。
 大破した飲食店から10メートルほど離れた新聞販売店従業員の斉藤大輔さん(44)は、店で休憩中に突然「ドーン」という大きな音がし、目の前が真っ白になったという。同じ店内にいた同僚の40代の女性が落下物でけがをしたため、救助に当たった。女性はドクターヘリで医療機関に搬送された。
斉藤さんは「一瞬のことで何が何だか分からず、地震かと思った。女性を助けるのに必死で、記憶が飛んでいる。今になって手が震えてきた」と話した。
 近くに住む男性は自宅にいたところ、爆風の影響で家の窓ガラスや網戸が破損した。驚いて外に出ると、爆発が起きたとみられる店舗は既に骨組みしか残っていなかったという。「突然どすーんと音がして体を揺さぶられた。震度4、5ぐらいの地震のように感じた」と驚いていた。
 当時、テレビを見ていたという近所の70代の女性は「突然ものすごい音がして、自宅のガスが爆発したのかと思った」。近隣住民の多くは現場の様子を見に店の周辺に集まっていたというが、自身は周辺の安全を確認した後は自宅にいた。「店は何年も前からあったので2、3回ほど利用した記憶はある。突然こんなことが起きて、どういう状況になっているのかさっぱり分からない」と困惑していた。
 現場から400メートルほど離れたところに住む70代の女性は「コーヒーをいれようと思ったら上から大きな音がしてガラスが揺れたので、隕石(いんせき)が落ちてきたのかと思った。ニュースで爆発と知ったが、怖かったので様子も見に行かなかった」。近隣に住む男性(64)は、大きな衝撃音がして自宅が一瞬揺れたと語り、「外に出ると、白っぽい煙が出てごみのようなものが舞い上がっていた」と振り返った。
 福島銀行(福島市)によると、事故現場から約100メートルの場所にある開成支店は出入り口の自動ドアが割れた。事故当時は客は行内におらず、従業員にもけがはなかった。広報担当者は「停電でATM(現金自動受払機)も使えない状態のようだ。従業員の避難を進めている」と語った。爆発があったとみられる店舗の向かいにある東邦銀行(福島市)の支店では、客と従業員で計4人のけが人が出た。午前7時からATMが利用できたといい、店内にいた従業員20人程度は近くの公園に避難させたという。【李英浩、長屋美乃里、遠山和宏】

 夜の街、若者…と聞くと頭をよぎる川柳がある。<鳴るコール 気付いて抜ける アルコール>。サラリーマン川柳でおなじみの「第一生命保険」が昨年、入社予定者に募った作品の一つである◆緊張に身を硬くする就職活動の日々のなか、今年の学生はどんな息抜きをしているだろう。時節柄、夜の街の店でくつろぎながら、合否の連絡を待つ人は少ないかもしれない◆アルコールとどう付き合うかが難しいのは、なにも若い人にかぎらない。東京・品川の飲食店街では、客のハシゴ酒で「地域クラスター」が発生したという◆客2人、店主4人の感染が確認されている。最初に検査で陽性となった客は発症前、毎晩数軒をハシゴしていたらしい。店にはありがたい常連さんだし、客も感染を自覚していたわけではないので、防止策というものが十分に立てられない事例だろう◆東欧の国ベラルーシでは「ウイルス退治にはウォッカが効く」と強がっていた大統領が感染した。ウイルスは消毒用アルコールにはめっぽう弱いのに、酒瓶のアルコールは人体に入り込むのに利用している。狡猾こうかつな増殖力にため息が出る。

[知りたい!ねんきん]国民年金の加入者、何種類あるの?…1、2、3号 働き方などで変わる

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 Q 国民年金の加入者には何種類かあるのですか?
 A 20歳になると、誰でも国民年金(基礎年金)に加入します。年金制度の全員共通の“土台”で、加入者には1号、2号、3号の3種類があります。何号になるかは、働き方などで変わります。
 1号は自営業、農林水産業、学生や無職の人など。雇われる形ではなく、フリーランスとして働く人も1号です。
 2号は、会社員や公務員などで、厚生年金に加入している人です。3号は、厚生年金加入者(2号)の配偶者で、扶養されている人。専業主婦(夫)や、パートで短時間働き、収入が少額の人などです。
 Q 1号、2号、3号で違う点はありますか?
 A 保険料の納め方が異なります。まず、1号の人は金融機関の窓口やコンビニエンスストアなどで、自分で保険料(2020年度は月1万6540円)を納めます。
 2号は、給料から天引きされる厚生年金の保険料に国民年金分も含まれ、まとめて納められます。自分で納める必要はありません。
 3号の保険料は、配偶者の加入する年金制度が全体で負担する形になっているため、自分では納めません。
 Q 大学生で卒業後は会社員になる予定です。どうなりますか?
 A まず20歳で国民年金に加入して1号になり、就職した時に2号に変わります。
 ほかにも、起業、結婚などのタイミングで変わる場合があります。厚生年金に加入し、2号になっていた人が、退職して個人で起業したり、自営の家業を継いだりすれば、保険料を自分で納める1号に変わります。その後、再び就職して厚生年金の加入者になれば、また2号に戻ります。
 Q 3号の人はどういう時に切り替わりますか?
 A 結婚後にパートなどで働いている3号の人も、自分の年収が増えるなどして厚生年金の加入条件を満たせば、2号になります。2号、3号のどちらになるかで、パートの給料から保険料の天引きの有無が変わります。
 配偶者の職業にもより、例えば、専業主婦でも、夫が自営業や無職などで厚生年金加入者でない場合は3号にならず、1号です。つまり、会社員の夫が会社を辞めた場合にも、変わることがあります。
国の新型内コロナウイルスの1日当たりの感染者が過去最多の1260人

2020/07/30 00:40
 国の新型内コロナウイルスの1日当たりの感染者が過去最多の1260人となった29日、これまで唯一ゼロだった岩手県を含め、37都道府県と空港検疫で感染者が確認された。死者は東京、埼玉、神奈川、大阪で計4人だった。
 都内では、新たに250人が確認され、80歳代の女性の死亡が判明した。都によると、20~30歳代の若年層が160人と約6割を占め、40~50歳代が約2割だった。感染経路が把握できない人は162人で、全体の3分の2に迫っている。
 過去最多の221人の感染が明らかになった大阪府では、10~30歳代の若者が145人で全体の66%に上った。感染経路不明者の割合は74%だった。吉村洋文知事は記者団に、「若い人が中心で、この世代に行動を変えてもらわないと、市中感染の拡大を抑えるのは難しい」と話した。
 福岡県は過去最多を更新する101人の感染者を確認。クラスター(感染集団)が発生した福岡市のナイトクラブで新たに10人の感染が確認され、計43人となった。同市はこの日、25日に感染者として発表した1人が、検査の結果、陰性だったことも明らかにした。

国内感染者が新たに1260人…初めて1000人超、大阪・愛知など9府県で過去最多


 国内では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1260人確認され、1日当たりの最多を更新した。これまでは今月23日、28日の981人で、1000人を超えるのは初めて。大阪府や愛知県など9府県で過去最多となり、感染拡大に歯止めがかからない状況になっている。
 大阪府の感染者は221人で、最も多かった28日の155人を大幅に上回った。愛知県では最多の167人の感染が確認された。全都道府県で唯一、感染者がゼロだった岩手県でも2人の陽性が判明した。
 緊急事態宣言中の4~5月に10人以上の日が多かった死者は、29日は4人だった。厚生労働省によると、5月に200人を超えた日もあった重症者は、29日は81人にとどまった。22日時点で確保されている重症者向けの病床数は計2532床で、患者受け入れの余地があるという。
© 関西テレビ 大阪府は新型コロナウイルスに感染した人が、1日での過去最多となる221人確認されたと発表しました。
京都府でも過去最多となる41人の感染が確認されています。
【大阪府・吉村洋文知事】
「検査の数も多いですけども陽性者の方も多い。市中感染が広がってきている状況だと思います」
大阪府では、これまでで過去最多となる221人の感染が確認され、このうち163人は感染経路が不明。60代の男女3人が重症です。
また4月に感染が確認されていた50代の男性1人が死亡しました。
新たに行ったPCR検査や抗原検査の件数は合わせて2074人分で、陽性率は10.7%です。
【街の人は…】
「あ、そんな超えたんですか?200超えたんですね。僕らもこうやって外出てるのもあれなんですけど」
【街の人は…】
「人が感染者毎日増えてると心配なんで、外に出るのも嫌だなって思いますけど」
大阪府は8月1日から「5人以上での宴会の自粛」を呼びかける予定です。
また、京都府でも過去最多となる41人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。
新規陽性者数の1週間の平均が20人を超えたため、京都府が独自に定める基準で最も高い「特別警戒基準」に達しました。
西脇知事は「経路が分かっている中で感染者が比較的多い飲食店や、大学生などに絞った対応を検討する」としています。
兵庫県でもこれまでに2番目に多い47人が感染していることが分かり、近畿と徳島での一日の感染者数は過去最多となる334人になりました。
© AERA dot. 提供 岩手県内を走る車に貼られていたステッカー(C)朝日新聞社  依然として猛威をふるうコロナ禍のなか、岩手県の感染者数ゼロ状態がついに終わった。県庁のある盛岡市在住の筆者にとっては、残念なことだが、3カ月半にわたって、唯一のコロナゼロ県であった事実は揺るがない。

 むろん、これまでにも未確認の感染者がいたことは十分に考えられる。が、医師である妻と話していても、県外に比べて、入ってきているウイルス自体かなり少なそうだという体感的見解は一致していたものだ。
この岩手の奇跡(?)については海外のメディアでも報じられる一方、国内では患者隠蔽説(苦笑)までささやかれる始末。ただ、県や県民が表立って特別なことをやってきた印象はない。
 ちなみに、達増拓也知事は最近のインタビューでこんな発言をしている。
「感染者ゼロには、色々な要因があると思っていまして、岩手は1都3県、東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせた面積より広く、人口密度が低い。県民性が真面目で慎重だということ。岩手県は日本の中でも外国との行き来が比較的少ないほうだという要因もあると思います」(文春オンライン)
 なお、そこに付け加えるなら、知事自身の功績も見逃せない。外務省時代、今回のコロナ禍で一躍有名になった米国のジョンズ・ホプキンス大学の国際研究高等大学院に留学。学んだのは政治学だが、衛生学の重要性にも気づかされた。それゆえ、知事として対応にあたった東日本大震災でも被災地での感染症対策に力を入れることに。こうした経験が、コロナ禍での迅速かつ的確な対策につながったわけだ。
 また、最近の岩手がコロナに対して、ゆるんでいたかというと、意外とそうではない。第2波到来ともいわれる今はもとより、全国的に落ち着いていた頃も含めて、ピリピリ感とビクビク感が持続されていたのだ。
 病院も役所も飲食店も、岩手初のコロナ感染者は出したくないし、県民ひとりひとりだってそれにはなりたくない。田舎ゆえ、いざ感染が拡大したときの医療体制も不安だ。いわば、コロナゼロ県ならではの独特なプレッシャーを抱えていた。
 そういえば、4月には、県内の病院が妊婦の受け入れをめぐり、混乱をきたしたことが報じられた。その実情は里帰り出産が予約されておらず、不慮の破水による飛び込み出産だったため、感染対策もあってやむをえない対応だったが、あのニュースで岩手のピリピリ&ビクビクムードを感じた人もいるだろう。
 ただ、ここでいうピリピリやビクビクはそういう表立ったものではない。県や県民全体にどことなく漂う空気感だ。そして、それこそが岩手をコロナゼロ県にしていたのだと思われる。
大阪府、国にコロナ未対策飲食店の一斉休業働きかけへ 大都市圏対象© 産経新聞社 大阪府、国にコロナ未対策飲食店の一斉休業働きかけへ 大都市圏対象  大阪府は29日、221人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日あたりの新規感染者数としては28日の155人を上回り過去最多で、200人を超えるのは初。陽性率は10・7%。吉村洋文知事は、東京や大阪など大都市圏で一斉に夜の繁華街の飲食店に補償を伴わない休業要請などを限定的に出し、感染拡大に歯止めをかける必要があるとの認識を示した。近く国に働きかける。
 吉村氏は記者団に「非常に感染が拡大している。20代と30代の行動変容がないと、市中感染を抑えるのは難しい」と述べ、今後も感染者が増えるとの認識を示した。病床使用率などを注視しながら対策を検討するとした。
 一斉要請の対象業種は、クラブなど接待を伴う飲食店のほか、酒を提供する飲食店を想定。感染症対策を取っていない店に休業を要請し、補償はしない一方、対策を取っている店には営業時間の短縮を求めて補償すべきだとした。休業要請の可能性を示すことで店側に対策を促す狙いがある。
 吉村氏は全国の夜の繁華街で感染が拡大している状況を念頭に「共通項が見えているなら早く抑えたほうがいい」と指摘。「エリアと業態を絞り込み、大都市間で一斉にドーンとやる。ピンポイントの戦略を全国で早く打つことが重要だ」と語った。補償の財源は国が負担すべきだとして、今週中にも西村康稔経済再生担当相に訴えるという。
 岩手県は29日、盛岡市の40歳代男性と宮古市の30歳代男性の2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同県はこれまで、47都道府県で唯一、感染者が確認されていなかった。
 県などの発表によると、盛岡市の男性は22~26日に関東地方のキャンプ場に県外の友人3人と滞在、同じテントに宿泊した。友人の1人が28日に陽性と判明したため、29日に県内でPCR検査を受け感染が判明した。のどの違和感とせきの症状がある。宮古市の男性は27日にPCR検査を受け、29日に陽性が判明した。
 達増拓也知事は29日夜、「一刻も早い回復をお祈りする。これまで陽性がゼロだったが、岩手も例外ではなく、誰もが感染する可能性がある」と話した。達増知事はこれまで「第1号になっても県はとがめません」と呼びかけていた。
岩手県内を走る車に貼られていたステッカー(C)朝日新聞社© AERA dot. 提供 岩手県内を走る車に貼られていたステッカー(C)朝日新聞社  依然として猛威をふるうコロナ禍のなか、岩手県の感染者数ゼロ状態がついに終わった。県庁のある盛岡市在住の筆者にとっては、残念なことだが、3カ月半にわたって、唯一のコロナゼロ県であった事実は揺るがない。

 むろん、これまでにも未確認の感染者がいたことは十分に考えられる。が、医師である妻と話していても、県外に比べて、入ってきているウイルス自体かなり少なそうだという体感的見解は一致していたものだ。
この岩手の奇跡(?)については海外のメディアでも報じられる一方、国内では患者隠蔽説(苦笑)までささやかれる始末。ただ、県や県民が表立って特別なことをやってきた印象はない。
 ちなみに、達増拓也知事は最近のインタビューでこんな発言をしている。
「感染者ゼロには、色々な要因があると思っていまして、岩手は1都3県、東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせた面積より広く、人口密度が低い。県民性が真面目で慎重だということ。岩手県は日本の中でも外国との行き来が比較的少ないほうだという要因もあると思います」(文春オンライン)
 なお、そこに付け加えるなら、知事自身の功績も見逃せない。外務省時代、今回のコロナ禍で一躍有名になった米国のジョンズ・ホプキンス大学の国際研究高等大学院に留学。学んだのは政治学だが、衛生学の重要性にも気づかされた。それゆえ、知事として対応にあたった東日本大震災でも被災地での感染症対策に力を入れることに。こうした経験が、コロナ禍での迅速かつ的確な対策につながったわけだ。
 また、最近の岩手がコロナに対して、ゆるんでいたかというと、意外とそうではない。第2波到来ともいわれる今はもとより、全国的に落ち着いていた頃も含めて、ピリピリ感とビクビク感が持続されていたのだ。
 病院も役所も飲食店も、岩手初のコロナ感染者は出したくないし、県民ひとりひとりだってそれにはなりたくない。田舎ゆえ、いざ感染が拡大したときの医療体制も不安だ。いわば、コロナゼロ県ならではの独特なプレッシャーを抱えていた。
 そういえば、4月には、県内の病院が妊婦の受け入れをめぐり、混乱をきたしたことが報じられた。その実情は里帰り出産が予約されておらず、不慮の破水による飛び込み出産だったため、感染対策もあってやむをえない対応だったが、あのニュースで岩手のピリピリ&ビクビクムードを感じた人もいるだろう。
 ただ、ここでいうピリピリやビクビクはそういう表立ったものではない。県や県民全体にどことなく漂う空気感だ。そして、それこそが岩手をコロナゼロ県にしていたのだと思われる。
 これはどういうことかというと――。岩手ほど、自然を畏れ、敬い、戦うよりも共存しようとしてきた地域はなかなかない。筆者は東海地方の名古屋近郊と首都圏でそれぞれ20年前後をすごしたあと、岩手に移住して16年目になり、旅行では全都道府県を訪れているが、これは確信に近い実感だ。
 なにせ、県名の由来からして、岩に押されたという「鬼の手形」の伝説。カッパや座敷わらしなどの妖怪もなじみ深い存在だ。また、コロナより熊のほうが怖いという人もいる。実際、全国のコロナ禍が落ち着いてきたので再開しようとした旅館の女将が熊に襲われ、再開が遅れるという出来事も起きた。
 さらに、頻発する地震や津波だ。これほど自然の驚異を感じさせるものはなく、沿岸地区には「津波てんでんこ」という教えもある。津波のときは人のことなど考えず、てんでんばらばらで逃げて自分で助かろうとしろ、というものだ。
 感染症も自然の驚異のひとつだし、簡単に勝てる相手ではない。そして、それは昔から避けるべき穢れをもたらすものでもある。それゆえ、岩手はコロナに対しても、逃げる避けるという方向で対処してきた。
 その象徴が、PCR検査のほどよい少なさだ。テレビのワイドショーではいまだに、MCやコメンテーターが検査、検査と声高に主張しているが、その精度は不完全で、検査直後に陽性に転じることもある。科学の力を過信して、あの検査に頼りすぎることがない姿勢がかえって奏功していたのではないか。
 また、石川県では少し落ち着いた時期に知事が観光客の歓迎をアピールしていたが、県内でクラスターが発生したことで発言撤回に追い込まれた。逃げる避けるが基本方針の岩手では、こういう事態も起きにくかったわけだ。
 思うに、こうしたスタンスの背景には、反グローバリズム的な意識がある。欧米や最近の中国が主導するグローバリズムは、岩手にとって不自然でむしろ怖いものなのだ。たとえ、経済的なうまみがあっても、そこへの警戒心をゆるめることはない。
 実際、県内最大の銀行である岩手銀行は、バブル期にも拡大戦略をとらず、おかげで崩壊後の痛手も少なかった。原子力発電所が作られそうになったときも反対運動がおこなわれ、実現はしなかった。その先頭に立った開拓保健婦で歌人の岩見ヒサは、著書にこう記している。
「土地を売り海を渡し大金を手にした六ケ所村の人たちは、現在幸せな生活を送っているのだろうか」(「吾が住み処ここより外になし」)
 その六ケ所村のある青森県や北海道は、中国からの観光客や土地をめぐる投資の誘致に熱心だが、岩手はそうでもない。むしろ、県出身の後藤新平や新渡戸稲造が日本統治下の台湾で活躍した縁で、今も台北との航空便が存在していたりする。この中国より台湾という伝統も、コロナ対策には幸いした。
 なお、近年のグローバリズム志向がコロナ禍をエスカレートさせたことはいうまでもない。日本も新型肺炎(SARS)のときのように、ひと昔前なら感染症を水際で止められたのだ。そんななか、江戸時代の鎖国期みたいな雰囲気をうまく残している岩手が一定の成果をあげてきたことは注目されていい。
 もちろん、岩手にもコロナ禍によるギクシャクした空気はあり、経済的な損失に苦しむ人もいる。ただ、それが激しい軋轢につながりにくいところが岩手らしさだったりする。津波てんでんこが象徴するように、対応は人それぞれというか、災厄だから仕方ないと諦め、意見の合わない人とは距離を置くことで済まそうとしがちなのだ。
 ちなみに筆者は、マスクが苦手で、会話するとき以外はしないことにしている。そのかわり、外出中は口を開かないようにしているが、とりあえず、誰かと険悪になったことはない。これは低い人口密度のおかげでもあるだろう。ソーシャルディスタンスが自然と成立する土地なのだ。その物理的な距離感もあいまって、つきあいたくない人とはつきあわないこともわりと可能だったりする。これは都会のわりにムラ社会的な密着度が強い名古屋あたりとは違うところだ。
 まぁ、それだけ、岩手が本物の田舎だということだろう。そういえば、コロナゼロ県がどんどん減っていった頃は中止になった春の高校野球の時期と重なっていて、岩手は「田舎センバツ」優勝などと言われた。実際、最後まで争った鳥取や島根も本物の田舎だ。と同時に、因幡の白兎や八岐大蛇といった神話も持っている。自然を畏れ、穢れを避けようとする県民性も似ているのではないか。
 そういう意味では世界のなかでガラパゴスにたとえられる日本も、グローバリズムとはちょっと相いれない田舎だろう。だからこそ、逃げる避けるの方針で、コロナ封じ込みに今のところ成功しているわけだ。つまり、ピリピリ感もビクビク感も、反グローバリズムも、じつは日本全体に共通するもの。その強みを最大に発揮してきたのが岩手だということにすぎないのかもしれない。
 岩手県民、そして日本人として、この強みがウィズコロナの時代に有効であり続けることを期待したいものだ。