米のコロナ死者15万人突破、専門家「政府が方針変えなければ死者は数十万人に」
【ワシントン=船越翔】米国内の新型コロナウイルスによる死者数が29日(日本時間30日)、米ジョンズ・ホプキンス大の集計で15万人を超えた。世界の死者数約66万人のうち、米国が2割を超える。フロリダ州では29日の死者数が216人で2日連続で最多を更新するなど、米国内の状況は深刻化している。
集計によると、米国の死者数は5月27日に10万人を超え、約2か月で5万人増えた。現在はフロリダ州やテキサス州などを中心に、1日あたり約1000人のペースで死者数が増えている。米国内の累計感染者数は約440万人に上る。
米国医科大学協会は29日に声明で「米政府が針路を変えなければ、死者数は数十万人に上る可能性がある」と警告した。米政府に対し、ワクチン配布の計画策定や医療用品の備蓄、ウイルス検査の拡充などの対策を速やかに講じるよう求めた。
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