福井県小浜市から京都駅周辺-松井山手(京都府京田辺市)-新大阪を結ぶ北陸新幹線小浜ルートに対し、京都府の亀岡市議会一般質問で9日、公明市議が地下水への影響を想定しルート再検討を要望するよう訴えた。亀岡市は40年以上、駅整備を求めてきたが、2017年、政府与党がルートから外した。亀岡に駅ができれば街作りへ大きな影響が考えられ、捨てられぬ願いが地元国政与党から噴出した格好だ。
質問したのは藤本弘市議。北陸新幹線を巡り、環境影響調査の手続きが進んでいる中、京都駅周辺で地下水への影響が懸念されていることを踏まえ、「リニア中央新幹線工事では静岡県の大井川で水量が減ると懸念の声があり、二の舞いになる」と指摘。大阪直結の街作りへルート見直しの声を上げる最後の機会と捉え、亀岡経由のルートを再度要望するよう求めた上、市次期総合計画への反映も訴えた。
これに対し、桂川孝裕市長は「(同計画素案に記述は)入っていない」と、述べるにとどめた。
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