アメリカ大統領選の激戦州のひとつとされていたフロリダ州で、トランプ氏の当選確実となった。
フロリダ州の選挙人は29人。トランプ氏は2016年に続いて、フロリダ州で勝利することになった。
2016年の選挙では、トランプ氏は2016年にクリントン氏に1.2%差で勝利。フロリダ州からの11万3000票で、大統領への道が開けたと言われている。
フロリダ州の投票では、トランプ氏の新型コロナの対応への評価などが鍵となっていた。
バイデン氏にとっては、フロリダ州を落としたのは痛手だが、それでもバイデン氏が大統領となる可能性は残される形となる。
ポリティコによると、バイデン陣営はトランプ氏の勝利確実となる前、「 『私たちはここフロリダを取らなくてもまだ勝てる』という発言は、そのままだ」と投稿。
支援者たちに向けて励ましのツイートをした。
フロリダ州がなぜ重要とされているのか。
これは、「選挙人」という独特の制度によるものだ。
アメリカの全州とワシントンD.Cで計538人の選挙人のうち、270人を取った候補の勝利となる。
選挙人の数は、各州の人口比に応じて割り振られている。2つの州をのぞいて、得票数の最も多い候補が、その州を“総取り”する仕組みだ。
多くの州で、支持される政党はほとんど変わらない。
そこで重要となるのが、フロリダ州を含む「スウィング・ステート」と呼ばれる激戦州だ。
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