宝くじで当たると不幸になる人が多い理由とは?
金運をアップさせる具体的な方法とは? 風水師として活躍する大谷修一さんにうかがいました!* * *
お金には2種類あります。良いお金と悪いお金。同じ1万円札でも、良い1万円札と悪い1万円札がある。良かろうが悪かろうが、お金はお金だと思うかもしれません。しかし、風水的な見地からすると、はっきりと2つに分かれるのです。
良いお金とはどういうお金か? それは普通に仕事をしてお給料をもらってという、まっとうなお金です。
悪いお金はどういうお金か? 1つはギャンブルなどで一気に稼いだお金。なぜ悪いかというと、当たらなかった人、外れた人たちのお金から成り立っているからです。そういう人の悔しい気持ち、悲しい気持ちで溢れています。負のエネルギーに満ちたお金なわけです。
負のエネルギーのお金を持つと、自分自身が負のエネルギーに影響されてしまう。よく宝くじで大金を手にした人が、その後幸せな人生どころか不幸になってしまっているケースがあります。
宝くじのお金の背景には外れてしまった人たちの思いや嘆きが込められている。そんな負のエネルギーにすっかり覆われてしまった結果だと考えられます。
その意味で、人を貶めたり、人を苦しめ搾取して得たお金も悪いお金です。高利貸しなどで多くの人の家庭を壊し、中には自殺したりする人もいるような取り立てを行って富を築いた人物がいますが、そういう人物も幸せな人生を送ることは難しいでしょう。
最初こそ羽振りがいいかもしれませんが、つい調子に乗って事業で失敗したり、人間関係で孤立したり、放蕩生活の果てに家族を失ったり、自分自身の健康を害してしまったり……。結果として良くない方向に進んでしまうケースが多いのです。
無目的な貯蓄は“お金の流れ”を堰き止めることに
たとえ自分が本来の仕事で稼いだ良いお金であっても、自分の手元にずっと残したままにしておくことは、風水的に見ておすすめできません。よく30代で1000万円貯めたとか、増やしたとか話が出ますが、基本的にはお金は貯めるものではないと考えます。そう言うと貯蓄はいけないの?と言われそうです。もちろん何かしらの目的があっての貯蓄ならいい。家の頭金にするとか、車を買うとか、旅行をするなど……。
ただ貯めるだけが目的になってしまったら、それはお金の本来の目的から外れてしまっているということです。本来お金は物と物とを交換するための媒介物。使ってこそ意味がある。何か有用なものを手に入れることがお金の本来の目的なはず。
ですからお金はまず使うことを考える。それも無駄に使うのではなく、いかに有効に使うかが大切。一番の有効なお金の使い方とは何か? それは人のために使うこと。
もちろん自分の人生の楽しみのためとか、自分に投資をするお金は必要です。ある程度それに使ったら、残りは潔く人のために使いましょう。
良くないのは自分の欲望を満たすだけのお金。それこそ消費や浪費で、瞬間的な満足は得られるかもしれませんが、必ず「もっともっと」となって浪費や放蕩につながっていきます。
それよりも人のためにお金を使う。周りの人を喜ばせるためとか、誰かに対して投資をするとか、援助をするとか。そういうお金はまさに「種まき」と同じです。
この真理は農業をやっている人ならよく分かるはず。なにか収穫物を得るには何をするか? まず種をまくこと。そして毎日水をやり、育てること。すると秋になれば実がなり、収穫することができる。そしてまた種をまく……。
お金の使い方もまさにこれと一緒です。たわわな実りを得るためには、まず種をまく。それが人に対する投資だったり、喜ぶことにお金を出すことと同じなわけです。
良いお金とは何かを知り、良いお金の使い方を知れば、それだけで金運はアップしていくのです。
教えてくれたのは……大谷修一さん
All About北海道ガイド。神戸生まれ。1988年、仕事の関係で北海道に移住。この時、風水の「吉方位」に従って引越しその効果を体感、以後風水の道に進む。現在は結婚、引っ越し、企業相談に携わりながら、風水建築の設計アドバイスも行い、北海道内で幅広い活動を展開。
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