2020年9月8日火曜日

参加人数制限、前倒しで緩和へ…「5000人以内」見直しか
   政府は、新型コロナウイルス対策で実施しているイベントの参加人数制限について、4連休が始まる19日にも緩和する検討に入った。「入場者数5000人以内」の要件を見直し、1万~2万人を上限に観客が入れるようにする方向だ。11日に開催する新型コロナウイルス感染症対策分科会での議論を踏まえて判断する。 プロスポーツやコンサートなどは現在、屋内外を問わず「入場者数が5000人以内」もしくは「収容人数の50%以内」のいずれか厳しい条件で開催されている。9月末が制限解除の期限とされていたが、感染状況が改善していることを受けて前倒しする。
 政府はプロ野球やJリーグなどのプロスポーツイベントを社会経済活動再開の象徴に位置づけており、適切な感染防止策を講じた上での制限緩和は可能と判断した。「5000人以内」の要件を緩和する一方、感染は収束していないことから、「収容人数の50%以内」の要件は維持する方向だ。
 コンサートや歌舞伎など屋内の文化行事については「50%以内」の要件緩和に向けて議論する。西村経済再生相は8日の記者会見で、プロ野球やJリーグに関し、「さらに緩和した場合、トイレや入り口で密にならないような工夫も必要になる。感染防止策と合わせて議論が必要だ」と指摘した。

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