2020年6月29日月曜日

 
            2020/6/30                        読売新聞  編集手帳より

2020/6/29  いま風 金曜日~

            をめくる

     コロナが崩した老後像

   知らぬ間に八十代も後半に入り、九十代が近づいて来た。知らぬ間に、というのは実はウソで、一年、一年を、身の底で数えるうちに、ふと気がつくと九十代がすぐそこに立って待っている。
 父親の他界したのが九十歳であったので、その年齢が特別に高いものである、との意識はあまり強くない。
 生まれてからそれなりの歳月が経てばそして幸いにして戦争の被害や病気によりダメージが決定的なものでなければ、人は九十歳ぐらいまではなんとか生きるものなのだろう、との感じが自然に身についたのかも知れない。
そしてそれだけの歳月をなんとか生き続ければ、人は自然に九十代に達するのだ、と考えていたらしい。
 隣接した家に住む父親を自然に見習うようにして、こちらも歳を重ねる日々を送り迎えしていた。父より五歳ほど若い母親も当時は元気であったので、穏やかな老後の暮らしというのはそうゆうものか、と自然のうちに考えるようになっていた。つまり、八十代の終りはあんなふうにして過ぎていくものなのだろう、と感じたり、考えたりしていたのだ、と思われる。
 そんな老後の枠組を、あっという間に突き崩してしまったのが、この春に入ってからの新型コロナウイルスの感染拡大である。これまでも冬が近づくと流行性感冒の予防注射は受けていたが、今回のものは従来とは少し事情が違うらしい。当のウイルスの活動を阻むワクチンがまだ作られていないらしい。つまり、ウイルスの感染を阻む手立てがまだ人間には与えられていないようなのだ。
 ーなんとなく、あたりの様子がおかしくなって来た。戦う武器がないからか、予防と逃げが中心になる方向が対コロナウイルスの姿勢の中に現われた。
 手洗いやウガイやマスクの使用が求められる点は、従来の流行性感冒への対策とあまり違わないかもしれない。
 しかし人と話す際はニメートルの間隔をあけるようにとか複数の人間が同じ場所にいる場合、密集や密閉や密接を避けるようにとか、あまり耳にしない指示が聞えて来るようになった。
 考えてみれば、これは人間が人間同士で人間らしく触れ合うことを禁ずる、いささか 非人間的な指示である。遠距離・プラトニック恋愛ででもなければ、人と人との恋愛関係など認められぬことになるのかもしれない。
 もう一つ、オヤ、と思わせられる話が聞えて来る。ー 新型コロナウイルスは、なくなるものではない。だから、絶滅や一掃をはかるのではなく共存する方向を探るべきだ、との声が聞えるようになった点である。
      -なにかが前とは違うような気がする。大きな新しい変動が人間に迫り、人間を襲おうとしているのではないかとの不安。
 そしてこれは、戦争の予感などといった人間同士の対立の気配を越えた、人類と自然との関係におけるより深刻な対立の空気とでもいったものが近づきつつあるのではないか、との不吉な予感を与える。
 かって地球上に棲息していたという幾種類もの恐竜が自然に姿を消してい
おだろうか まだ我々がはっきりとは意識していないのだが、なにか冷たい予感が動いている。そしてそこでは、もはや従来の年寄り像などは通用しない。比較的早く死ぬ生き物の一種として扱われるのだろうか~。

                              黒井千秋
                       
  編集手帳 2020/6/27

「世界中の電話という電話は、みんな母親という女性たちのお膝の上かなんかにのっているのじゃないか」。庄司薫さんの小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』は、少年のぼやきで始まる。
 ◆「女友達にかけるときなんかがそうで、どうゆうわけか、必ずママが出てくるのだ」と。小説が書かれて半世紀以上になる。今は絶滅に等しいぼやきだろう。持ち歩ける電話が手ごわい関門を亡きものにしてひさしい。◆文部科学省がスマートフォンや携帯電話の中学校への持ち込みを認める案をまとめた。保護者や教員の間に賛否あるだろう。◆中学生のスマホ利用率は約七割に上がる。「原則禁止」から転換したのは、災害時の緊急連絡をはじめ、部活動や塾通いで帰宅が遅い生徒の安否確認など利点が多いとの考えからという。かといって、ゲーム依存、有害サイトの閲覧、ネットいじめといった問題もついて回る。校内での使用を禁じても、登下校時まで目配りするのはむずかしい。◆昔は大人が手強い存在だったが、今はどうだろう。いつも少年少女の膝の上にあり、機能は複雑ときている。ぼやかせてみたいところだけれど。
          
 
                     臭わない部屋干し術
 

 梅雨時は洗濯物を部屋干しすることが多い。だが、やっと乾いても臭いが気になる
ことがある。上手な部屋干しのコツを、家庭用品大手、ライオン(東京)のお洗濯マ
イスター、大員和泉さんに教わった。


保管時も通気性を一度着た服には様々な雑菌が付着している。汗などで湿ったまま放置する雑菌が増殖し、悪臭の原因になる。最もいいのは脱いだらすぐに洗濯することだが、実際には難しい。大員さんは「洗濯するまで保管する場合は、通気性のいいカゴに入れておきましょう」と勧める。さらに衣類用の除菌・消臭スプレーを噴霧しておくと、より雑菌の増殖を抑えられる。脱いだ服は取りあえず洗濯槽の中に入れておく家庭も多いだろう。だが、洗濯槽は湿気がこもりやすいので、 一時的な保管には向いていない。

■ 洗濯槽の8割程度に
服を洗う際は、洗濯槽に服を詰め込みすぎないようにしたい。「洗濯槽の容量の8割程度に抑えましょう。詰め込むと、服の汚れが落ちにくくなります」と大員さん。最近は、除菌や抗菌、早く乾く効果がある成分を多めに配合し、部屋干しに適した洗剤も増えている。さらに、洗剤だけでなく、酸素系漂白剤や柔軟剤も入れて洗濯するとより効果的だ。


■ 空気と接しやすく
洗い終わった洗濯物はすぐに取り出して干し、短時間のうちに乾くように工夫しよう。せっかく洗濯して雑菌を落としても、水分を含んだ状態で置いておいたり、干した後で乾くまで時間がかかった
りすると、臭いの原因になる雑菌がまた増えてしまう。
早く乾かすためには、湿気が飛びやすいように、洗濯物同士の間を空けて干すのがコツ。空気に接する面が多いほど乾きやすいため、バスタオルは半分に折らず、長いまま干す。物干しの両端に長い洗濯物を干し、中央部に短い洗濯物を干して、洗濯物が「アーチ形」に見えるようにすると、空気に接触する面が増えて乾きやすくなる。さらに、洗濯物に扇風機やエアコンの風を当てると、より早く乾かすことができる。
窓際のカーテンレールや壁に干す人もいるが、閉めた窓や壁の近くは空気が通り抜けないために乾きにくい。また、洗濯物の湿気が壁に移ってカビが生える原因になるので避ける。
洗い方や干し方をきちんとしても、まだ洗濯物が臭う場合は洗濯槽を点検しよう。乾燥フィルターや糸くずフィルターに雑菌が増殖し、その雑菌が洗濯物に付いている可能性がある。大員さんは「クリーナーで洗濯槽を洗ったり、フィルターを定期的に掃除したりするなど、洗濯機の掃除も忘れないようにしましょう」と呼びかけている


★臭わない部屋干しのコツ
  フィルターに雑菌洗濯槽もチェック  除菌・消臭スプレーを噴霧
  
脱いだ服は通気性のいいカゴで保管  口干す時は洗濯物同士の間を空ける
  洗濯機の汚れた糸くずフィルター。雑菌が洗濯物に付く可能性がある(ライオン提供)
2020/6/29

    


 

2020年6月24日水曜日

                                 2020/06/24読売新聞
  編集手帳

 パンダのそれは色や匂いで、人間のそれとは比べものにならないらしい。動物行動学の新宅広二さんが書いている。腸を経てもエサの笹そのままの緑で、おろしたての畳のような匂いがすると(『しくじり動物大集合』永岡書店)◇パンダ舎から新品の畳が香ったかもしれない。休園していた上野動物園が4ヶ月ぶりに再開し、人気者のシャンシャンが愛らしい姿を見せた。◇きのうの東京はひととき晴れ間が広がり、太陽がぎらついた。たぶんシャンシャンは心配ないだろうと思うのは、パンダの目の周りを黒い毛が囲んでいることにある。◇一説に、雪に反射する光を吸収してまぶしさを抑えるためだという。いわばサングラスである。時節柄、それをかけて海や山に出かける人を想像してしまう。マスクを合わせたら、どんな雰囲気だろう?異様なファッションになるのも仕方が無い。コロナとの闘いが白黒つくまでは◇動物園に限らず、人が喜びを求めて集う施設の再開はかっての日常が戻るようで励みになる。野球もサッカーも近く集客を再開する。色、匂い・・何もかもなま身で感じられる世界を待ち焦がれる。      
          
        鮮烈な「音」想像超す臨場感

プロ野球が日、19日、開幕した。新型コロナウイルスの影響で約3ヶ月遅れ、当面は無観客で行われるものの、躍動する選手たちの姿がグランドに戻ってきた。学生時代、ソフトボールに打ち込んだ作家の木内昇さんが、伝統の巨人ー阪神の開幕試合をテレビで観戦し、原稿を寄せた。
   

                    プロ野球公式戦 初の無観客開幕


 

 肝心なのは試合、球場、匂い、音だった。あんたはバットかボールを顔に近づけたことがあるかい? ニスの匂い、皮の匂い。それから観客、打球が遠くへ飛んだときに一体となって盛り上がる観客の興奮ーー。
 映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作「シューレス・ジョー」で、トウモロコシ畑の球場にあらわれた伝統の名選手・ジョーはそう言った。
 6月19日、プロ野球はついに開幕を迎えた。野球不足に息も絶え絶えだった私にとって、待ちに待った瞬間。そして公式戦では球史初の無観客試合である。日本の野球創設期に当たる明治の頃から、声援は球場に不可欠な存在だった。各校で本格的な応援歌が作られ、かの早慶戦は熾烈な応援合戦の挙げ句19年間の中断を余儀なくされた。果たして歓声のない試合はいかなる様相か、と巨人阪神戦のテレビ中継にかじりつく。
 観戦に行く際、私はなるべく試合前のチーム練習から見るようにしている。まだ客はまばら、ためにブルペンで投げ込む音やフリーバッテイングの打球音、ウオーミングアップやノック時に選手達が掛け合う声もよく聞こえる。開幕戦も条件は似ていなくもない。が、そこは試合、意外な
、発見が多々あった。
 菅野、西の両先発の好投によってしたこの試合、球種球速によってミットの音が大きく変化する様は、常時であればここまで聞き取れなかったろう。ストレートの破裂音、フォークやスライダーのバスドラムのような低音。また例えば三回表、阪神梅野のバットが折れた際の衝撃音、巨人中継ぎ中川が投球時に発したうなり声やプロ初打席で送りバント決めた湯浅の高揚感、ダッグアウトから飛ぶ選手達の声も含め、想像以上の臨場感をもって伝わってくる。対して四回阪神の攻撃、二死一、二塁で打者に糸井を迎えた場面では、菅野が投球までの間を置いたため静けさが強調され、緊張感がいや増した。
 野球は、「間」のスポーツである。バッテリーは投手の調子や打者の状態を見極め、投球の間隔に微妙な緩急をつける。打者もまた、打席を外すなどして自分の呼吸を作る。静止し対峙するシーンが多いから、選手個々の思想も見えやすい。だから投手は内面を読まれぬよう表情を封じる。内野は目で連携の疎通をし、外野は打者によって繊細に守備位置を変える。今年はエキサイトシートとバックネット裏側前列に中継カメラが供えられ、一塁への牽制や内野の動きも別角度から見られたおかげで、選手たちの駆け引きがより伝わる気がした。
 そう言えば以前、プロを引退した選手から聴いたことがある。「歓声はなにより力になりますが、ここ一番の場面では集中するせいか、音が掻き消える瞬間があるんです」。もしかすると無観客試合は、グラウンドに立つ選手に近い体験が出来る好機かもしれないーそんなふうに思って、球場で声援を送れない寂しさを慰めた。
 「レフトの選手をよく見てごらん」トウモロコシ畑の球場に立つジョーを指し、主人公は幼い娘に語りかける。
 「すぐれたレフトはピッチャーがどんな球を投げるか知っているし、バットの角度から、ボールがどこへ飛んでくるか、そして名人級なら打球の速さまで判断できるんだよ」

 

きうち・のぼり  
          1967年、東京都生まれ。作家。2011年に『漂砂のうた  う』で
   直木賞、14年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞などを受賞

2020年6月22日月曜日

                                                   2020/06/22

      心を寄せあいあたたかい社会を

                この一日

  私たちの日々の暮らしは、当たり前の小さな幸福に囲まれている。仕事前に喫する一服のお茶、休み時間に同僚と語り合う時間、そして家族との団欒。
 いや、それ以前に、朝起きて目いっぱいに伸びをして息を吸える、大きな声で笑える、好きな所へ自由に出かけられること自体、なんて素晴らしいことなのか。
 ところが、それは当たり前ではない。小さな幸福がかけがえのないものだと知るのは、決まってそれらが失われる間際で、手放したあとの哀しみは計り知れない。平和と健康はそれほど「有り難い」ものなのである。
 だからこそ、一日一日を大切に生きたい。「死にたい」など安易に言うまい。
 当たり前の一日を過ごすべく闘っている人があまたいるなか、感謝の心なく、自身も悔いが残る一日を過ごしていては、もったいないとは言えないだろうか。
 一片の雲も無い美しい朝。いつものように一日が始動する。それは当たり前のようでいて当たり前ではない。謙虚な気持ちでこの一日を送りたい。
                 
                         PHP月号 裏表紙より

2020年6月21日日曜日

    

  続   10万円の使い道「生活費」最多

       なぜ世帯主に・・・

 特別定期給付金を巡っては、家族全員分が世帯主の指定口座に振り込まれることに対して、複数の疑問の声が寄せられた
 七人家族だという五〇代女性は「会話の乏しい夫から申請書類が届いたとも、振り込まれたとも言ってこない 私からは聞きづらく、このまま全部夫のものになるのか」と、モヤモヤする気持ちをつづった 九州在住の50代女性は、夫から威圧的に「オレが申請しないともらえないんだぞ」と言われ、「男が上という態度に腹が立った」と打ち明けた 
 「コロナ禍を活きるすべての命に対して給付されるお金だと思う 一人ひとりが納得できる使い方をしたい」 この女性が語った言葉が、印象に残った         以上

さて、もうすぐ振り込まれると思いますが皆さんは何にお使いになりますか?
いずれにしても皆さんで相談されてよろしくお願いいたします
 
 

2020年6月20日土曜日

                                            2020/06/20
河井夫妻説明なく
    国会長期欠席地元も疎遠

 
 昨年7月の参院選を巡る大規模買収事件で、東京地検特捜部に公職選挙法違反容疑で逮捕された衆院議員の河井克行。前法相(57)と妻の案里o参院議員(46)は、昨年10月の疑惑発覚から一貫して口をつぐんできた。さらに、逮捕までの8か月間、国会本会議をたびたび欠席し、年明け頃からは、地元広島の支援者にも姿を見せなくなった。 
   
  「捜査中だから」
「捜査中だから」。通常国会が閉会した17日午後。紺色のスーツにマスク姿の克行容疑者は、報道陣の問いかけにそうつぶやき、足早に国会を後にした。白いスーツに身を包んだ案里容疑者も「弁護士から止められております」と語り、タクシーに乗り込んだ。
 参院選を巡る疑惑が浮上したのは、臨時国会中の昨年10月だった。案里容疑者陣営による車上運動員への違法報酬疑惑。法相として初入閣した克行容疑者は就
任からわずか約1か月半で辞任に追い込まれ、「今後しっかり調査し、説明責任を果たしたい」と明言した。
 その言葉は実行されなかった。衆参両院の事務局によると、夫妻は昨年11 、12月の臨時国会本会議を全て欠席。年明けの1月の本会一議前に久々に姿を見せた克行容疑者は「国会議員としての責務を果たす」と述べたが、疑惑については説明を避けた。
3月3日、案里容疑者の公設第2秘書(54)や克行容疑者の元政策秘書(44)が車上運動員への違法報酬を巡る公選法違反容疑で逮捕された。克行容疑者は3月12日から4月3日までの本会議を全て欠席した。案里容疑者は3月27日の本会議を欠席した翌日、都内の議員宿舎で体調を崩し、病院に救急搬送された。当時、飲酒していたとされ、その後、1か月間、本会議を欠席。5月7日、国会に姿を見せたが、説明を求める報道陣に対し、「いずれね」とかわした。


   機能停止
夫妻は地元とも疎遠になった。
検察当局は今年1月、夫妻の地元・広島にある事務所などへの捜索に踏み切った。夫妻の後援会関係者らによると、その頃から広島で夫妻の姿を見かけることはなくなったという。克行容疑者の後援会が毎年開催する新年会も今年は開かれず、夫妻の地元事務所は電話がつながらなくなるなど機能が停止した。今春以降、新型コロナウイルスの感染が全国に拡大。4 月16日には緊急事態宣言の対象が全国に広がり広島県でも同22日に事業者への体業要請が出された。そうした中でも、夫妻が地元議員らに現金を配布したとされる事件の捜査は進められた。4 月以降、広島県議の事務所や県議会の議員控室などが相次いで捜索を受け、克行容疑者からの現金提供を認めた安芸太田町長(71)が辞職するなど地元政界は大きく揺れた。
 克行容疑者の後援会幹部の男性は「広島でもコロナの感染者が相次ぎ、皆が対策を迫られて大変なのに、夫妻は地元をほったらかしにしていた。支援者に合わせる顔がなかったのだろう」と突き放した。

       
  議員報酬逮捕後も支給
 国会議員である夫妻には、国から多額の報酬が支給されており、現職である限り、逮捕後も支給が続く。国会議員の「給与」に当たる歳費は月約129万円。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済情勢の悪化で、5月から2割減って約104万円となったが夫妻が疑惑発覚後の8か月間に受け取った総額は計算上、1人計約980万円に上る。昨年12月には、ボーナスに当たる期末手当として、約324万円も支給された。6月末にも約319万円が支払われる予定だ。政治倫理に詳しい岩井奉信。日大教授(政治学)は「コロナで厳しい生活を余儀なくされる国民がいる中で、十分な政治活動ができているとはいえない夫妻が多額の歳費や期末手当を受け取っていことに有権者は納得しないだろう。国会に出席しない場合、歳費を減額するなど新たな制度を設けるべきだ」と指摘している。
    

  国会議員側に支給される主な国費

歳 費      月約129万円。今年5月から1年間は104万円
期末手当     年2回支給。昨年12月は約324万円、今年6月は約319万円
文書通信交通滞在費  月100万円(使途の報告義務なし
立法事務費    議員1人当たり月65万円を国会で活動をともにする会派に交付
政党交付金    所属議員数や過去の衆院選と参院選の得票数に応じ、政党に年4回交付
秘書給与   政策秘書、公設第1秘書、公設第2秘書に月約32万~約64万円を支給

                    
                     読売新聞6月19日より
                        
       
   西野山分譲住宅自治会の皆様へ

 何時もこのブログを見て頂きまして有り難う御座います このブログは自治会やふれあい広場からのお知らせなどを掲載して皆様のお役にたてたらと念じています
 現在自治会の回覧板や自治連・社協・体振からの連絡事項などもお知らせしています
 
 このブログを開いて見ておられる皆さん 未だこのブログをご存じ無い方に宣伝して下さい 開き方は「勧修西野山BR」と入れて下さい パソコン・タブレット・スマホなどで閲覧できます もちろん何回見ても無料です 又、ブログを開いて左上に黒枠に白字で「予定カレンダー」と書いてあるところは自治会や各サークルが集会所を利用する予定が曜日別に載せてあるところです 何処のサークルが利用するのは何曜日の午前か午後か判りますから参考にして下さい 
 
 これからも回覧をはじめいろんなお知らせを掲載していきますのでどうぞご覧下さい 
 宜しく御願いします

 

2020年6月18日木曜日

    2020/06/18
       
      暑い日にはエアコンを~熱中症対策を忘れずに

   空を見上げて
          猛暑日増加 母の説得にも「熱」

 
  青森県出身の気象予報士、奈良岡希実子です。このコラムを担当することになりました。天気にまつわる私の日常を、つれづれなるままに綴っていきたいと思っています。よろしくお願いします。
 今年の夏至は今月21日。1年の中で太陽が最も高い所から照り付ける日です。余談ですが、私の誕生日でもあります。日ごとに力強さを増していく日差しに伴って、ある不安が募ります。青森に住む両親は、今年の夏も熱中症にならずに過ごせだろうか―何を隠そう私の実家には今もエアコンがないのです。青森のエアコンの普及率は全国で下から2番目。冷房がないのは、私の実家に限ったことではないのでしょう。実家にいた頃は特に疑間を感じず、風通しのいい場所でアイスばかり食べていました。
 しかし、最近は青森でも最高気温が35度以上になる猛暑日が増えています。
青森の場合、1980年代は2日、90年代は3日、2000年代は0日ですが、10年代になると7日も観測されています。東京は80年代に9日でしたが、2010年代には、なんと80日にもなりました。全国では40度という気温も珍しくなくなっています。
 熱中症で亡くなる人も増えています。最近は毎年500人以上が亡くなっていて、1年は1000人以上も亡くなりました。これほど多くの命を奪う気象災害はなかなかありません。特に高齢者は暑さを感じにくいため、より熱中症に注意が必要です。増える猛暑日に、年を取ってきた両親、冷房がない実家。不安は募ります。
 毎年、エアコンを買おうと呼びかけるのですが、母はかたくなに、「必要ない」と言い張ります。私も真夏に無理して帰省したくないなという気持ちもあります。6年ほど前に帰省した時は、暑くてビールの量が増えました。父は、暑さを警戒して購入を検討しているようですが、母の反対を押し切るほどの熱はありません。こうして、夏が来るたびに、母との間で「エアコンを買う買わない論争」が繰り広げられます。
ちなみに、母はエアコン嫌いなわけではありません。東京の私の部屋に来ると、冷房の風が一番よく当たる場所で「涼しくて最高! 」と言って動かないのですから、どちらかというと冷房大好き人間です。必要ない理由は、「耐えられないほどの暑さは1年のうちにそれほど多くない」。しかし、その数少ない日が取り返しのつかない1日になってしまう可能性があり、そのリスクの高い日が増加傾向にあるとなると、娘としては心配です。
 今夏の気温は全国的に高い予想です。しかも新型コロナウイルスの影響でマスクが手放せません。マスクを着けると体の熱が放出されにくく、体内温度が上昇するそうです。
 水分をこまめにとるなどの対策はもちろん、室内の温度や湿度が高くなりすぎるのを防ぐ必要があります。睡眠不足や二日酔いなど体調不良の場合も熱中症になりやすいで、体調管理も大切です。耐え難い暑さによって命を奪われてしまう現実を見ると、母の説得に力が入ります。
 みなさんもしっかり対策をして元気に乗り切ってください
                          
  青森県出身の気象予報士、奈良岡希実子です。このコラムを担当することになりました。天気にまつわる私の日常を、つれづれなるままに綴っていきたいと思っています。よろしくお願いします。

                            読売新聞 6/15より

2020年6月15日月曜日

                                                                                                                                     2020/6/15
                                                                                      ふれあい広場本部

      ふれあい広場
   
   7・8月の諸行事中止のお知らせ

 皆さんこんにちは、梅雨に入り毎日鬱陶しい日が続いていますが、如何おすごしでしょうか?
 さて、新型コロナはだいぶ下火になってきましたが未だ収束したとは言えず感染が再び拡大しないとはかぎりません。そこで「ふれあい広場」の諸行事も大事を取りましてもう二ヶ月中止することになりました。
 早くコロナが収束して皆さんとお出逢いしたと思っていますので今しばらくお待ち下さい。
 また、情勢が変わりましたらお知らせ致しますので宜しくご辛抱下さい。


    歌声カフェ パソコン教室 ゆったり歩み ニューシネマ館    以上

2020年6月10日水曜日

  分譲 自治会員様へお知らせ                                                                                           
                                                                                                                 2020/06/11  
                                      西野山分譲住宅自治会                                                                                                                                             会     長    上村    清
                                                       福利厚生部長   今村 吉博
   
                   一人10 万円 「特別定額給付金」について
 
 京都市は、6月8日(月)~ 10日(水)にかけて申請書を送付する予定になっています。このビラが皆様の手元に届いた時には申請書が自宅に届いているかも知れません。申請書には、本人確認書類が必要となります。コピーして添付欄に貼り付けます。

  1世帯主の本人確認書類(氏名及び生年月日が記載されている箇所を コピーして貼付)
   運転免許証・健康保険証・後期高齢者医療書などのコピー

  2振込口座が確認できる書類
   キャッシュカード・通帳(通帳の見開きページ)のコピー


 自治会では、集会所においてこれらの書類のコピー及び記入の仕方などをお手伝いさせていただきたいと思っています。
  
  日 時 6月 27日 (土)10 時から12時  6月28日(日) 13時から15時


 これらの日に集会所に来られない方などは、自治会の役員が自宅を訪問させていただいて行うことなども考えています。
 ご希望の方は、今村(581-6844)まで連絡してください。
 
 また、「アベノマスク」がご自宅に送付されていると思いますが、ネットによると、4%の方しか使用されていないとのことです。使用されない場合は、自治会で回収をして必要な施設などに寄付をしていきたいと思っていますので、27日・28日に集会所へご持参していただくか、各班長及び福利厚生委員までご持参ください。      以上
     [社説]2020/06/09
    マスクと熱中症屋外では適切に着脱したい    

 新型コロナウイルス対策で長時間マスクを着ける人が増えた。感染防止に必要な習慣だが、これからの暑い季節には、上手に着脱して熱中症を防ぐことが求められる。
 熱中症の患者は、気温が上昇する5月頃から出始め、夏場にかけて増える。今年は外出自粛で体を動かす機会が少なかった人も多かろう。暑さに慣れていないこの時期は、特に注意が要る。
 新型コロナへの不安は大きい。ただ、熱中症も例年、救急搬送される人が数万人、死者が数百人に及ぶ重大な脅威である。熱や体のだるさなど、症状はコロナと共通している。熱中症が増えれば、救急現場が混乱しかねない。
 マスクは、話す時に出る飛沫(ひまつ)を遮り、感染を防ぐ効果がある。外出先や車の中でも、終日マスクを着けている人は多い。それ自体は正しい心がけだ。しかし、熱中症になっては元も子もない。
 屋外や人の少ないところなどでは、熱がこもるマスクを外し、熱中症予防を優先させることが大切だ。特に体温の調節機能が弱い高齢者や子供は、熱中症のリスクが高いことを認識してほしい。
 厚生労働省は熱中症対策として、屋外で2メートル以上の距離が保てる場合には、マスクを外すよう呼びかけている。日本救急医学会なども、適宜、マスクを外して休憩をとることなどを提言した。
 熱中症予防の原則は変わらない。のどの渇きを感じなくても早めに水分を補給し、蒸し暑い日には、無理せず外出や屋外での作業を避けることが欠かせない。
 エアコンの使用も効果的だが、今年は、ウイルスが部屋の中に滞留しないよう、定期的に空気を入れ替えることが不可欠だ。カーテンやすだれで直射日光を遮断するといった工夫も効果的だろう。
 コロナの特性は未解明の部分があり、感染を防ぐための手立ても手探りの状態が続いている。
 暑さの中で、ランニングをする際にはマスクをするのかどうかや、顔を覆うフェースシールドとマスクを併用することは必要なのかなど、状況に応じて、判断することが重要になろう。
 常にマスクを着けることが当然のマナーと考える人もいるに違いない。マスクをしていない人が非難を受けないよう、政府や自治体は、熱中症予防のためマスクを外した方がいい局面もあると、もっと周知してはどうか。
 コロナ対策と熱中症予防の両方に注意を払いつつ、猛暑が予想される今年の夏を乗り切りたい。

2020年6月9日火曜日


 


     6月6日 編集手帳 より   読売新聞朝刊記事
 
   横田 滋さん 老衰で亡くなる
 
 古いはがきに福島県郡山市の郷土玩具「三春駒みはるごま」の絵があしらってある。「たくや てつや おとうさん おかあさん もうすぐかえるよ まっててね めぐみ」◆1975年の暮れ、小学5年生だった横田めぐみさんが旅先から家族に出した便りである。各地を巡回した父滋さんの写真展に展示されていた。めぐみさんが中学からの帰り道、北朝鮮の工作員に拉致されたのは2年後の1977年11月15日のことだった◆「もうすぐかえるよ まっててね」。滋さんと母の早紀江さんの耳元に、めぐみさんの声が響かなかったことはその日以来、一日たりともなかったに違いない◆滋さんが老衰のため亡くなった。87歳だった。生涯の半分は、娘はどうしているかと心配に身をやつし、どうか生きて帰ってほしいと、祈りをささげながら過ごした。「たくや てつや おとうさん おかあさん」。もう一つ耳元に響いていたのは、娘が泣き叫んで家族を呼ぶ声にほかならないだろう◆めぐみさんのもとに悲しい知らせは届くだろうか。見送ることもかなわないのだろうか。日本海の向こうに人の心を持たない国がある。

2020年6月8日月曜日


  読売新聞6月7日付社説より我々に身近な記事が出ていましたので・・ご一読下さい

    コロナ禍での孤立を防ぐ工夫を
    高齢者の見守り

 外出自粛が長引いたことで、一人暮らしの高齢者が体調を崩すケースが目立っている。孤立しないように、官民が協力して見守る必要がある。
 家に閉じこもりがちになり、運動不足で持病が悪化する。人との会話が出来ないストレスから、不眠や食欲不振になる。感染が拡大して以降、こうした不調に悩む高齢者は少なくない。
 外出自粛中は、民生委員や地域住民らによる戸別訪問や交流イベントが中止されていた。周囲が体調の変化に気づかず、対処が遅れケースもあった。福島県では5月、60歳代の男性が自宅で亡くなっているのが見つかった。戸別訪問が中断されており、死後2ヶ月とみられる。
 一人暮らしの高齢者は全国に680万人以上いる。頼りに出来る家族や友人が近くにいない人も多い。地域の見守り機能を再構築することが欠かせない。
 これまでと同じ方法で取り組むことは難しい。高齢者はひとたび感染すると重症化しやすく、個別訪問で直接対面するのはリスクが高いためだ。
 電話や手紙でこまめに連絡を取ったり、インターホン越しに言葉を交わしたりして、接触を絶やさぬようにしたい。
 高齢者が玄関先に小旗を掲げることで、対面せずに安否を知らせている地域もある。参考になる試みと言えよう。
 見守りの際には、しっかり食事をとっているか、よく眠れているかなど確認することが大切だ。
体調が急変した場合には、速やかに連絡してもらえる体制を整えることが不可欠である。
 新型コロナウイルスの流行を受けて、厚生労働省は全国の自治体に対して、高齢者の見守りを強化するよう求めている。ただ、現場を担う民生委員らは高齢化が進んでおり、人手不足も深刻だ。 定期的に高齢者宅を訪れる電気、ガスの事業者や宅配業者、新聞販売店などと見守りのき協定を結んでいる自治体は多い。こうした連携をさらに強化すべきだ。
 情報通信技術の活用も重要だ。福岡市は企業と共同で、高齢者宅に人の動きを感知するセンサーを設置し、異変がないかどうか確認する取り組みを始めた。
 高齢者は体を動かさないと、筋力が低下し、要介護手前の「フレイル」と呼ばれる虚弱状態に陥り
やすい。高齢者本人も、感染防止に気をつけながら散歩に出たり、家事などで座っている時間を減らしたりするよう心がけたい。

2020年6月7日日曜日

    
      分譲住宅自治会の皆さま・・お元気ですか?
 
 新型コロナウイルスの世界的蔓延で二月以来大変な世の中になってしまいました
所謂三密のせいでみなさん春眠を余儀なくさせられ運動不足のせいで少しだけ体重が増えたとの話が聞こえますがみなさん如何でしょうか?
 さて、自治会活動もサークル活動もなくこのブログもヒマにしていますので何か載せて少しでも元気を出して頂こうかと考え、時々話題になることをお伝えしようと思います  
 まだまだコロナも収束には到っていない現状です 充分ご注意下さい