2020年9月16日水曜日

 

© 米警官に射殺された黒人女性の似顔絵を掲げ「ブリオナに正義を」と訴える反人種差別デモ=6月19日、ニューヨーク(AFP時事)時事通信 提供 米警官に射殺された黒人女性の似顔絵を掲げ「ブリオナに正義を」と訴える反人種差別デモ=6月19日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米ケンタッキー州ルイビルで3月、就寝中だった黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさん=当時(26)=が警官に射殺された事件で、ルイビル市は15日、市が遺族に1200万ドル(約12億6500万円)を支払い、市警が再発防止に取り組むことで和解したと発表した。遺族の弁護士は、警官の「不当行為」で死亡した黒人女性に対する和解金としては過去最高と述べている。

米警官に射殺された黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさんの名前が書かれたマスクを着けるテニスの大坂なおみ選手=8月31日、ニューヨーク(EPA時事)© 時事通信 提供 米警官に射殺された黒人女性の救命士ブリオナ・テイラーさんの名前が書かれたマスクを着けるテニスの大坂なおみ選手=8月31日、ニューヨーク(EPA時事)

 記者会見したルイビルのフィッシャー市長はテイラーさんの死亡に対し「深くおわびする」と謝罪。関わった警官に対する捜査は続いており、テイラーさんの母親は「ブリオナに対する完全な正義に向けた始まりにすぎない」と述べ、警官の刑事訴追を求めた。

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