2020年9月16日水曜日

 

 昨年成立した特別措置法に基づき、2025年に開かれる大阪・関西万博の担当相を新たに置き、麻生派の井上信治元環境副大臣(50)を充てる。

 自民党は15日の臨時総務会で、党運営の要である二階俊博幹事長の続投を含む党四役人事を決定。新政権の骨格が固まった。

 菅氏は15日夜、加藤氏に官房長官就任を要請し、加藤氏が受け入れた。加藤氏は第2次安倍政権で官房副長官に起用され、首相官邸で菅長官を支えた後、1億総活躍担当相や厚労相を歴任。旧大蔵官僚出身で政策全般に詳しく、実務能力に定評がある。

 赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党=、萩生田光一文部科学相(57)=細田派=、橋本聖子五輪担当相(55)=同=、小泉進次郎環境相(39)=無派閥=も再任が固まり、二階派の平沢勝栄広報本部長(75)の復興相、石原派の坂本哲志元総務副大臣(69)の1億総活躍相としての初入閣が決定。平沢、坂本両氏は派閥が入閣を求めていた。

 武田良太国家公安委員長(52)=二階派=は総務相に起用され、細田派の野上浩太郎前官房副長官(53)は農林水産相で初入閣する。岸田派の上川陽子元法相(67)が法相、同派の平井卓也元科学技術相(62)がデジタル担当相、無派閥の小此木八郎元防災担当相(55)が国家公安委員長でそれぞれ再入閣する。

 厚労相には石破派の田村憲久政調会長代理(55)を充てる。河野太郎防衛相(57)=麻生派=は行政改革・規制改革担当相に、安倍晋三首相の実弟で細田派の岸信夫元外務副大臣(61)は防衛相への起用が決まった。

 官房副長官には坂井学元総務副大臣の起用と、岡田直樹参院議員の再任が内定した。坂井氏は菅氏に近い無派閥議員グループの一員。

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