2020年9月24日木曜日

【独自】検査は鼻入り口の粘液で、患者が採取OK…医師らの感染リスク軽減も 2020/09/24 07:10 新型コロナ  厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる検査について、患者が自分でも採取できる鼻の入り口付近の粘液を使う方式を認める方向で検討に入った。従来の方法より簡単で、医師らの感染リスクも軽減できると期待される。25日に開かれる厚生科学審議会の部会での議論を踏まえ、来月にも導入したい考えだ。  新型コロナの検査はこれまで、鼻の奥の粘液か唾液を使うのが基本だった。ただ、鼻の奥の粘液は医師らが採取する必要があり、患者のくしゃみでしぶきを浴びて感染する恐れがあるため、防護具の着用など作業に手間がかかる。また、唾液は必要量を採取するのに時間がかかるうえ、30分程度で判定できる抗原検査の簡易キットが使えない課題がある。  一方、鼻の入り口付近の粘液は患者本人が綿棒で採ることができ、欧米でも広く利用されている。  厚労省研究班は、新型コロナの患者らの鼻の入り口付近の粘液を使い、PCR検査や抗原検査(簡易キット)などを行った。いずれの検査も、鼻の奥の粘液を使った場合とほぼ同じ結果が得られた。厚労省は、症状のある人の検査に使うことを目指している。  秋以降、インフルエンザとの同時流行で発熱患者が増えると想定される中、厚労省は、かかりつけ医がまず診療や検査にあたる体制作りを進めている。新方式の導入で、地域の医療機関でスムーズに検査を受けられるようにする。 アビガン」10月にも承認申請…富士フイルム、コロナ治験で一定の結果 2020/09/23 13:41 新型コロナ  富士フイルム富山化学は23日、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、10月にも新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認申請をすると発表した。治験で、一定の結果が得られたとしている。  承認されれば、新型コロナ治療薬は、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」とともに国内3例目となる。  アビガンは、同社が開発した抗ウイルス薬。新型インフルエンザウイルスの増殖を抑える働きがあり、新型コロナウイルスに対しても同様の効果が期待できるとして、3月末から治験が実施されていた

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