2020年7月12日日曜日

高齢者の見守り コロナ禍での孤立防ぐ工夫を


 外出自粛が長引いたことで、一人暮らしの高齢者が体調を崩すケースが目立っている。孤立しないように、官民が協力して見守る必要がある。
 家に閉じこもりがちになり、運動不足で持病が悪化する。人と会話ができないストレスから、不眠や食欲不振になる。感染が拡大して以降、こうした不調に悩む高齢者は少なくない。
 外出自粛中は、民生委員や地域住民らによる戸別訪問や交流イベントが中止されていた。周囲が体調の変化に気づかず、対処が遅れるケースもあった。
 福島県では5月、60歳代の男性が自宅で亡くなっているのが見つかった。戸別訪問が中断されており、死後2か月とみられる。
 一人暮らしの高齢者は全国に680万人以上いる。頼りにできる家族や友人が近くにいない人も多い。地域の見守り機能を再構築することが欠かせない。
 これまでと同じ方法で取り組むことは難しい。高齢者はひとたび感染すると重症化しやすく、戸別訪問で直接対面するのは、リスクが高いためだ。
 電話や手紙でこまめに連絡を取ったり、インターホン越しに言葉を交わしたりして、接触を絶やさないようにしたい。
 高齢者が玄関先に小旗を掲げることで、対面せずに安否を知らせている地域もある。参考になる試みと言えよう。
 見守りの際には、しっかり食事をとっているか、よく眠れているかなどを確認することが大切だ。体調が急変した場合には、速やかに連絡してもらえる体制を整えることが不可欠である。
 新型コロナウイルスの流行を受けて、厚生労働省は全国の自治体に対して、高齢者の見守りを強化するよう求めている。ただ、現場を担う民生委員らは高齢化が進んでおり、人手不足も深刻だ。
 定期的に高齢者宅を訪れる電気、ガスの事業者や宅配業者、新聞販売店などと見守りの協定を結んでいる自治体は多い。こうした連携をさらに強化すべきだ。
 情報通信技術の活用も重要だ。福岡市は企業と共同で、高齢者宅に人の動きを感知するセンサーを設置し、異変がないかどうか確認する取り組みを始めた。
 高齢者は体を動かさないと、筋力が低下し、要介護手前の「フレイル」と呼ばれる虚弱状態に陥りやすい。高齢者本人も、感染防止に気をつけながら散歩に出たり、家事などで座っている時間を減らしたりするよう心がけたい。
豪雨で玖珠川が氾濫し、被災した天ケ瀬温泉街=11日午後、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨で玖珠川が氾濫し、被災した天ケ瀬温泉街=11日午後、大分県日田市  筑後川の支流、玖珠川の濁流にのまれた大分県日田市の天ケ瀬温泉街。1300年の歴史を誇り、老舗旅館や土産物店が川沿いに並ぶ。本来なら観光客が訪れるはずだった週末の11日、旅館関係者らは「コロナ被害に駄目押しだ」と落胆しながら、懸命に泥をかき出した。
 温泉街には7日から2度にわたり、泥水や木が流入した。天ケ瀬温泉旅館組合の阿部信明組合長(60)によると、約20軒ある旅館の大半が被害を受け、被災を免れた数軒でもキャンセルが相次いでいるという。
 日韓関係がこじれた影響で昨年はツアー客が激減し、回復してきたところにコロナの被害が重なった。「上を向けるように」との思いを込め、22日から8月までの週末に花火を打ち上げる計画を立てたばかりだった。さらなる追い打ちに、阿部さんは「心が折れる。ようやく、何とか盛り上げようとしていたのに」とうつむく。
豪雨による玖珠川の氾濫で被災した老舗旅館「天龍荘」で、泥を運び出す地元住民ら=11日午前、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨による玖珠川の氾濫で被災した老舗旅館「天龍荘」で、泥を運び出す地元住民ら=11日午前、大分県日田市  江戸時代から続く老舗旅館「天龍荘」の5代目、大庭龍一さん(68)は「きょうもお客さんが来る予定だった。かなり予約客も増えてきていたのに」と無念さをにじませた。調理場をはじめ1階の設備は全て入れ替えが必要で、「めども立たず、先のことは考えられない」。温泉の源泉には泥が詰まり、どうなるのかも分からないという。
豪雨による玖珠川の氾濫で1階が水没した和菓子店「田代屋」=11日午前、大分県日田市© 時事通信 提供 豪雨による玖珠川の氾濫で1階が水没した和菓子店「田代屋」=11日午前、大分県日田市  和菓子店「田代屋」は、1階が水没し秘伝のレシピを流失した。3代目の田代信二さん(57)は「こんな状況で、修行に出ている息子に『継いでくれ』なんて言えない」と落胆する。
 地域の消防団長も務める田代さんは、「連日の雨で水位が下がらず、流された方の捜索もできない」と、茶色く濁った玖珠川をじっと見詰めた。 
泥まみれで積み上げられた家財道具など=12日午前8時26分、熊本県人吉市© KYODONEWS 泥まみれで積み上げられた家財道具など=12日午前8時26分、熊本県人吉市  記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや浸水被害が相次いだ九州豪雨の被災地では12日、清掃活動が本格化し、行方不明者が出た現場では警察や消防、自衛隊が捜索を続けた。気象庁によると、九州を含む西日本、東日本では同日も局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとみられる。これまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっており、引き続き厳重な警戒が必要だ。
 九州豪雨で被害が大きかった熊本県人吉市では、自衛隊が粗大ごみの撤去作業を本格化させた。人吉市上青井町では12日、住民によって廃棄された畳や木材、冷蔵庫、テレビなどを運び出した。

編集手帳


 幼い頃に育てたからだろう。朝顔は夏の記憶を呼び覚ます。「私などの世代の者には、どうしてもラジオ体操が思い出されてしまう」とは、澁澤龍彦の随想集『フローラ逍(しょう)遥(よう)』の一節である◆異端を好んだ仏文学者は、ラジオ体操の草創期に育った。生年の1928年、体操は創案された。避暑に行けない子らのため、東京の一隅で広場に集める方式が生まれると、一気に全国へ広がり、国民的行事となった◆澁澤少年、皆勤などしなかったという。それでも懐かしみ、当時のテーマ曲を掲げている。〈おどる朝日の光を浴びて/曲げよ伸ばせよ われらが腕(かいな)/ラジオは叫ぶ イチ、ニ、サン〉◆さて、そのラジオはどんな風だったろう。朝顔型のスピーカーもあったかな…と考えかけ、不意に連想が横滑りした。防災無線である。列島を襲った豪雨の爪痕は深い。ポールの上の拡声機は役立ってくれただろうか◆朝顔ならぬコロナも最多、最多と絡みつく。体操に集まるのさえ、今年の夏は気を使う。同じ本に「罌粟(けし)」の古句があった。〈けしを見て外出(そとで)ごころをしづめけり〉(大島完来)。せめて心はしずめたい


中国・長江流域で豪雨、被災3400万人…「三峡ダム」は警戒水位超え
  

【上海=南部さやか】中国南部の長江流域を中心に続いている豪雨は、中国応急管理省の10日までの調べで、被災者が江西、安徽、湖北省など27省市・自治区で延べ約3400万人に上り、死者・行方不明者が140人を超えた。長江中下流域周辺の一部地区では10日、警戒レベルが最も高い洪水警報を出した。
 国営新華社通信などによると、江西省上饒市では8日、堤防が約50メートルにわたって決壊し、農地が浸水するなどの被害が出た。土砂崩れも湖北省などの各地で起きている。応急管理省によると、これまでに延べ約200万人が緊急避難した。
 中国気象局の予報では、長江中下流域では18日まで強い雨が続く見通し。長江にある世界最大級の「三峡ダム」は6月末から放水を始めたが、放水が増水に間に合っておらず、警戒水位を上回っている。

沖縄米軍61人感染、基地封鎖 普天間とハンセン、知事「遺憾」

  • 記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=11日午後、沖縄県庁
© KYODONEWS 記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=11日午後、沖縄県庁
 沖縄県は11日、県内の米軍関係者の新型コロナウイルス感染確認が、7~11日にかけて計61人に上ったと、米側から報告を受けたと明らかにした。県は米軍関係者を県内の感染者数に計上しない。
 沖縄県は、在沖縄米軍トップの沖縄地域調整官が玉城デニー知事と電話会談し「普天間飛行場とキャンプ・ハンセンについては、ロックダウンを行っている」と伝えたことを明らかにした。県は取材に対し、ロックダウンは一時的な基地閉鎖だとの認識を示した。
 発表に先立ち、玉城氏は記者会見し「報告内容に衝撃を受けた。極めて遺憾。(米軍の)感染防止対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と批判した。
東京・渋谷のスクランブル交差点を歩く人たち=11日午後© KYODONEWS 東京・渋谷のスクランブル交差点を歩く人たち=11日午後  東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに206人報告されたと発表した。過去最多だった10日の243人より減少したが、3日連続で200人台となるのは初めて。累計では7721人となった。神奈川県で緊急事態宣言の解除後最多となる34人が確認され、埼玉県35人、大阪府28人など都市部での感染が際立つ。西村康稔経済再生担当相は記者会見で、東京の感染状況を「警戒すべき水準」として「PCR検査を大幅に拡充していく」とした。
 都によると、206人のうちホストクラブなど「夜の街」関連は48人。職場や家庭内、会食などでの感染がこれを上回り、59人となった。
河井克行被告 亀井静香元大臣の秘書にも300万円か© テレ朝news 提供 河井克行被告 亀井静香元大臣の秘書にも300万円か 去年の参議院選挙を巡る買収事件で、起訴された河井克行被告(57)が亀井静香元金融担当大臣の秘書にも300万円を渡していた疑いがあることが分かりました。  前の法務大臣・克行被告と妻の案里被告(46)は、去年の参議院選挙を巡り100人に合わせて約2900万円を配って買収したとして東京地検特捜部に8日、起訴されました。その後の関係者への取材で、この100人の中に亀井元金融担当大臣の秘書を務めていた男性が含まれていることが分かりました。克行被告が2回にわたり合計で300万円を渡していたとみられ、特捜部が起訴したなかで最も高額とみられます。河井夫妻はいずれも保釈を請求していて、東京地裁が週明けにもその可否を判断する見通しです。 

2020年7月11日土曜日

流量は信濃川の800倍、「大気の川」熊本豪雨時に発生

 熊本県の球磨(くま)川が氾濫した4日、日本上空には大量の水蒸気が帯状に流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象が発生していたとする解析結果を、筑波大の釜江陽一助教(気象学)がまとめた。水蒸気を水に換算した推定流量は、日本最大の流量を誇る信濃川の約800倍にも相当し、広域での降雨につながったとみられる。
 大気の川は、長さ1500キロ以上の水蒸気帯を指し、雨のもとになる水蒸気を次々と送り込む。2018年の西日本豪雨などでも発生したとされる。
 釜江助教は、気象庁提供の水蒸気量や風向などのデータを分析。4日午前3時には西日本~東日本の上空1・5キロ付近に、長さ約3000キロ、幅約600キロ、厚さ約3キロの大気の川が延びていたと推定した。
 内部の水蒸気を水に換算して流量を計算したところ、毎秒約40万立方メートルに上ることが判明。信濃川の年平均流量(同約490立方メートル)の約800倍に当たり、西日本豪雨で発生した大気の川の推定流量(同約48万立方メートル)にも迫る規模だった。
 今回、九州の西と南の海上から大量の水蒸気が運ばれて大気の川が発生し、国内の広域に及ぶ降雨の原因になったとみられる。特に、最初に流れ込んだ九州では、集中豪雨の形で現れたと考えられるという。
 釜江助教は「地球温暖化が進めば、大気の川が巨大化し、頻度も増える恐れがある。豪雨リスクがどれほど高まるのか、さらに調査が必要だ」と話す

クラスター、34都道府県で238件…医療機関や社福施設で多発

新型コロナ


 新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が34都道府県で238件発生していたことが、全国知事会の調査で分かった。県境を越える移動自粛が全面解除された6月19日までが調査対象で、施設別では、医療機関が84件(35%)で最も多く、社会福祉施設62件(26%)、飲食店など41件(17%)と続いた。
 都道府県のコロナ対策を検証する知事会のワーキングチーム(WT)が、1か所で5人以上の感染者が発生した事例をまとめ、今月10日に結果を公表した。
 医療機関の内訳は、病院が79件で診療所が5件。社会福祉施設のうち48件は高齢者施設で、児童施設8件、障害者施設6件だった。飲食店などの41件は、キャバレー14件、ライブハウス6件、ナイトクラブ2件など。ほかに企業などで発生が35件あり、学校・教育施設と、スポーツジムを含む運動施設で4件ずつ起きていた。
 WTは結果を踏まえ、必要なコロナ対策を盛り込んだ報告書を8月にまとめる方針だ。
朝礼前に黙とうする球磨村災害対策本部の職員ら(11日午前7時30分、熊本県球磨村で)=冨田大介撮影
朝礼前に黙とうする球磨村災害対策本部の職員ら(11日午前7時30分、熊本県球磨村で)=冨田大介撮影
 九州に甚大な被害をもたらした豪雨は、熊本、鹿児島両県に特別警報が出されてから11日で1週間となった。この日は大雨が降り続く中、熊本県では犠牲者に祈りがささげられた。行方不明者の捜索も続けられた。梅雨前線上の低気圧は今後、東北地方に接近するため、12日にかけて九州北部から東海、東北の広い範囲で局地的に非常に激しい雨が降る見通しだ。
 11日午前11時現在、一連の大雨による死者は熊本県60人、福岡県2人、大分県1人の計63人。行方不明者は熊本県9人、大分県5人、長崎、鹿児島県各1人の計16人となっている。
 熊本県球磨(くま)村の災害対策本部が置かれている村内の多目的施設「さくらドーム」では、11日午前7時半、村の職員ら約50人が犠牲者に黙とうをささげた。午前9時頃には、球磨川の水位が上昇。村は防災無線で高台避難を呼びかけ、ドームには続々と住民が避難した。19人が亡くなった同県人吉市でも同様に避難が呼びかけられ、緊迫した雰囲気に包まれた。
 同県は11日から、人吉市と山江村で応急仮設住宅の建設に着手した。読売新聞の集計では11日正午までに、九州各県で床上浸水計6291棟、床下浸水計5720棟などの住宅被害が確認されている。
 気象庁によると、前線は15日頃まで停滞する恐れがある。12日午前6時までの24時間雨量は、多い所で東海200ミリ、九州北部と四国、関東甲信150ミリ、九州南部と近畿、北陸120ミリ、東北100ミリなどと予想されている。

高齢者の見守り コロナ禍での孤立防ぐ工夫を




 外出自粛が長引いたことで、一人暮らしの高齢者が体調を崩すケースが目立っている。孤立しないように、官民が協力して見守る必要がある。
 家に閉じこもりがちになり、運動不足で持病が悪化する。人と会話ができないストレスから、不眠や食欲不振になる。感染が拡大して以降、こうした不調に悩む高齢者は少なくない。
 外出自粛中は、民生委員や地域住民らによる戸別訪問や交流イベントが中止されていた。周囲が体調の変化に気づかず、対処が遅れるケースもあった。
 福島県では5月、60歳代の男性が自宅で亡くなっているのが見つかった。戸別訪問が中断されており、死後2か月とみられる。
 一人暮らしの高齢者は全国に680万人以上いる。頼りにできる家族や友人が近くにいない人も多い。地域の見守り機能を再構築することが欠かせない。
 これまでと同じ方法で取り組むことは難しい。高齢者はひとたび感染すると重症化しやすく、戸別訪問で直接対面するのは、リスクが高いためだ。
 電話や手紙でこまめに連絡を取ったり、インターホン越しに言葉を交わしたりして、接触を絶やさないようにしたい。
 高齢者が玄関先に小旗を掲げることで、対面せずに安否を知らせている地域もある。参考になる試みと言えよう。
 見守りの際には、しっかり食事をとっているか、よく眠れているかなどを確認することが大切だ。体調が急変した場合には、速やかに連絡してもらえる体制を整えることが不可欠である。
 新型コロナウイルスの流行を受けて、厚生労働省は全国の自治体に対して、高齢者の見守りを強化するよう求めている。ただ、現場を担う民生委員らは高齢化が進んでおり、人手不足も深刻だ。
 定期的に高齢者宅を訪れる電気、ガスの事業者や宅配業者、新聞販売店などと見守りの協定を結んでいる自治体は多い。こうした連携をさらに強化すべきだ。
 情報通信技術の活用も重要だ。福岡市は企業と共同で、高齢者宅に人の動きを感知するセンサーを設置し、異変がないかどうか確認する取り組みを始めた。
 高齢者は体を動かさないと、筋力が低下し、要介護手前の「フレイル」と呼ばれる虚弱状態に陥りやすい。高齢者本人も、感染防止に気をつけながら散歩に出たり、家事などで座っている時間を減らしたりするよう心がけたい。

7月11日 編集手帳


 夏目漱石『三四郎』に、高齢の女性が「昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるにきまっていた」と俗信を唱え、しつこい雨にぐちをこぼす場面がある◆梅雨明けの言い伝えはほか、「セミが鳴いたら」がおなじみだろう。初セミといえばニイニイゼミだが、アブラゼミを「梅雨明けゼミ」と呼ぶ地方もあると天気エッセイストの倉嶋厚さんが随筆に書いていた◆熊本出身の知人にメールを出すと、こんな返信が来た。「母はアブラゼミが鳴いたので、梅雨は終わると話していたのですが…」。戸惑いがにじむ。梅雨明けの見通しもないまま、大雨が降り注いでいる◆九州豪雨の被害が深刻の度を強めるばかりだ。線状降水帯が消えては発生し、行方不明者の救助が難航している。気象庁が「令和2年7月豪雨」と命名した災害は1週間ほど過ぎたものの、いま災害のどの時点に来ているかも分からない。被災地の方々の苦痛や不安はいかばかりだろう◆7月は旧暦の「水無月」が始まる時節にあたる。「水悩月」との別称もある。いま以上に悩みが深くならないよう、俗信にさえすがりつきたくなる。セミよ、力強く鳴いて。
© 産経新聞社 大阪も若年層感染際立つ 中高年や家族・職場への拡大警戒  
  大阪府は10日、新たに22人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち半数の11人が20~30代だった。直近2週間で若年層を中心とした感染拡大傾向が続き、府は夜の繁華街などでも105人で、それぞれ基準の「10人以上」と「120人以上」に迫っている。
 府によると、仮に11日の新規感染の感染防止を呼びかけている。
 6月27日~7月10日に府内で確認された感染者149人(年代が分からない就学児ら4人を除く)を年代別にみると、20代が最多の79人で53%に上った。10代が24人(16%)、30代が19人(13%)と続き、10~30代で約8割を占めた。
 府によると、こうした年代では夜の繁華街を訪れた人や飲食店従業員らの感染が目立つという。
 ただ、6月下旬は感染者ゼロの日が多かった40~60代も同月末から徐々に増加。東京都と同様に大阪府も、若年層から家族や職場などを通じて広がる事態を警戒する。
 吉村洋文知事は10日、「基礎疾患がある人や高齢者にうつれば命の危険も出てくる。若い人はうつさない行動を取ってもらいたい」と呼びかけた。
 自粛要請の基準「大阪モデル」が示す数字も厳しい。10日時点で、感染経路不明者の前週比(7日間平均)が基準の2・0倍に達したほか、感染経路不明者数(同)は9・43人、新規感染者数の7日間合計値者が32人に上り、うち経路不明者が31人だった場合、「警戒」の黄信号がともる可能性がある。その際は同日にも対策本部会議を開き、府民や事業者に求める対応を決定する。



去年、大規模火災が起きたフランス・パリのノートルダム大聖堂が、焼失前と同じデザインで修復されることになりました。
去年4月の大規模火災で焼け落ちたノートルダム大聖堂のシンボル・尖塔について、政府は当初、新たなデザインを公募すると発表し、各国の建築家などが様々な提案をしていました。
しかし、公募により工期が遅れる可能性があるなどの理由から方針が変更されマクロン大統領が焼失前と同じデザインの再建計画を承認しました。
大統領は、2024年のパリオリンピックに間に合うよう、再建を目指す方針です。 
徳光和夫© スポーツ報知/報知新聞社 徳光和夫  フリーアナウンサーの徳光和夫さんが11日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(土曜・前5時)に生出演した。
 番組では、先週の放送で徳光さんが競馬予想し獲得賞金をリスナーにプレゼントするレギュラーコーナー「勝負一発!徳さんの夢プレゼント」で5日に阪神競馬場で行われたCBC賞で3連複とワイドの予想が的中したことを発表した。
 レースは徳光さんが予想した13番人気のラブカンプーが1着、2着に11番人気のアンヴァル、3着に3番人気のレッドアンシェルとなり、獲得金額は3連複、ワイドの合計で番組10周年で最高の76万6370円となった。
 徳光さんは、予想の大的中に「10周年の時に史上最高額をリスナーの方にプレゼントできるのは望外の喜び」と明かしたが、ただこの馬券を「自分で取ってないんです。買ってないんです」とうなだれた。
 続けて「てっきり買ったと思っていた。これ日曜日のレースでしょ?土曜日に買っていた。土曜日の11レースになっちゃった」と曜日を間違えて買ったことを明かした。その上で「買っていたら300円ぐらいは買っていた。そしたら600万円ぐらいになっていたと思うんです。本当にがっくりきて。思い出すと悔しくて、きょう番組ができなくなると思ってしまうんで、何とか忘れていたんですが、今あの時の悔しさがふつふつと沸いてきた」とうなだれていた。
 さらにプレゼントする金額の中から20万円を新型コロナウイルス感染拡大防止支援や九州豪雨の義援金として寄付する事を提案し、リスナーに56万6370円をプレゼントすることになり、7000通を超える応募の中から抽選の結果、横浜市内の男性が当選した。
羽田空港第2ターミナルに到着した人たち=11日午前© KYODONEWS 羽田空港第2ターミナルに到着した人たち=11日午前  東京都の新型コロナウイルス感染者が連日200人を上回り、不安感が広がっている。週末を迎えた11日、東京と各地を移動する人たちは感染予防を徹底。慎重な行動を心掛ける声が相次いだ。
 日本各地と結ぶ羽田空港。到着ロビーに出てきた大阪市の女性会社員(23)は、都内の病院で持病の検査を受けるために上京。「アルコールを持ち歩いてこまめに消毒し、友達とも会わずに(千葉県の)実家でおとなしくします」
 都内の出張から大分市に戻る会社経営の男性(63)は「東京への出張を知られたら、地元では商売ができない。家族以外には言わないで来た。帰ったら消毒を徹底します」と声をひそめた。