2020年7月26日日曜日


[家事]網戸張り替え 4、5年ごとに 網目の細かさ数種類

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張り替えに用いる道具一式。手前左からクリップ、歯ブラシ、網戸用ローラー、ドライバー、網戸用カッター、ハサミ、押さえゴム。奥は張り替え用ネット
張り替えに用いる道具一式。手前左からクリップ、歯ブラシ、網戸用ローラー、ドライバー、網戸用カッター、ハサミ、押さえゴム。奥は張り替え用ネット
 網戸が活躍する季節。新型コロナウイルスの感染防止で換気のため窓を開ける機会が多く、これまで以上に網戸の出番が増えそうだ。古くなってネットに穴や隙間があいたものは、自分で張り替えられるので気軽に挑戦したい。
全国にホームセンターを展開するDCMホールディングス(東京)広報室の関戸繁男さんは「網戸のネットや押さえゴムは、日光や風雨で経年劣化します。4、5年ごとに張り替えましょう」と話す。
 張り替え用のネットは、網目(メッシュ)の細かさが数種類ある。蚊は、1インチ(約2・54センチ)四方に縦糸と横糸が18本ずつある「18メッシュ」なら侵入できない。同30本ずつと、より網目が細かい「30メッシュ」以上なら、もっと小さな虫の侵入を防げる。ネットの色は、外から見て目立たない灰色や、室内から外をきれいに見通せる黒色などがある。網戸の大きさを確認し、余裕のあるサイズのネットを選ぼう。
 ネットを固定する押さえゴムの太さは、サッシによって3・5ミリ、4・5ミリ、5・5ミリなどがある。太さが分からない場合は、今使っているゴムを切り取って持参し、店員に相談しよう。
 ネットと押さえゴムに加え、網戸用カッターとハサミ、網戸用ローラー、マイナスドライバー、クリップ、古い歯ブラシを用意する。クリップは、自宅にある洗濯ばさみなどで代用できる。
 張り替える際は、まず網戸のサッシを窓から取り外す。落下防止の「外れ止め」があれば調整ねじを緩める。外したら、水平に置ける場所で外側を上に向けて作業する。室内で行う場合は、汚れ防止の新聞紙を床やテーブルに敷いておこう。
 まず、古い押さえゴムを外す。ゴムの継ぎ目を探し、マイナスドライバーを押し込み、ある程度外れたら、手で引っ張る。ゴムを外したら、歯ブラシで溝の汚れを落とす。
 次に、新しいネットをサッシに広げ、四方とも2センチ以上余裕を持たせてクリップで仮留めする。
《1》
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 続いて、押さえゴムを、サッシの縦の辺から横の辺へとはめ込んでいく。ゴムは最初の角に、ローラーの持ち手の突起を使ってL字形に押し込む。そこから先は、ローラーではめ込んでいく=写真《1》=。「縦の辺から進めると全体がずれにくい。ローラーを右手で持つなら右回り、左手なら左回りで進めるとスムーズです」。途中、ネットが緩まないよう調整しよう。
《2》
《2》
 ゴムを1周はめ込んだら、1センチほど長めに残して切り=同《2》=、押し込む。ゴムは徐々に縮むので、余分に押し込んでおけば、隙間が生じにくいという。
《3》
《3》
 はみ出したネットは、四隅にハサミで切り込みを入れ、網戸用カッターで切り落とす=同《3》=。文具のカッターでも代用できるが、その場合はけがに注意する。最後にサッシを窓に取り付ければ完了だ。
 関戸さんは「道具を一式そろえても、1000円ちょっと。気軽に挑戦してみては」と話している。

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