2020年7月26日日曜日


竜王戦本戦3回戦、藤井棋聖は丸山九段に敗れる…「しっかり反省して来年頑張りたい」


丸山忠久九段(左)に敗れた藤井聡太棋聖(24日午後11時37分、東京都渋谷区で)=伊藤紘二撮影
丸山忠久九段(左)に敗れた藤井聡太棋聖(24日午後11時37分、東京都渋谷区で)=伊藤紘二撮影
 将棋の第33期竜王戦(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の本戦3回戦が24日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、藤井聡太棋聖(18)が丸山忠久九段(49)に千日手指し直しの激戦の末、116手で敗れた。タイトル獲得後初の敗戦。藤井棋聖の今期の竜王挑戦はなくなった。
 丸山九段はタイトル獲得通算3期で、竜王戦でも過去3回挑戦者になっている強豪。藤井棋聖とは初対局だった。角換わりの戦型となったこの日の対局は、中盤で千日手が成立。同日夕から指し直し局が行われ、得意の「一手損角換わり」を採用した丸山九段が、終盤きわどく競り勝った。
 対局後、丸山九段は「ずっと難しい勝負だと思っていたが、ギリギリ残っていた」、藤井棋聖は「早い段階で形勢を損ねて、苦しい戦いが続いた。しっかり反省して来年頑張りたい」と話した。丸山九段は31日の準々決勝で、ランキング戦1組2位の佐藤和俊七段(42)と対戦する。

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