2020年8月29日土曜日

(写真:読売新聞)© 読売新聞 (写真:読売新聞)  安倍首相(自民党総裁)の辞任表明から一夜明けた29日、自民党内では「ポスト安倍」を選ぶ総裁選に向けた動きが活発化している。菅官房長官、岸田政調会長、石破茂・元幹事長が有力候補に挙がっている。自民党は、9月中旬に開催を調整している党大会に代わる両院議員総会で新総裁を選出する方向だ。
 菅氏はこの週末、側近議員らと総裁選に向けて意見交換するとみられる。菅氏自身は総裁選出馬について、「全く考えていない」と繰り返しており、首相の辞任表明後も表だった動きは控えている。菅氏周辺は「状況を見極めながら、タイミングを探っている」と話す。
 菅氏は2012年12月の第2次安倍内閣発足時から官房長官として一貫して首相を支えてきた経緯があり、党ベテランは「退陣直後に色気を見せれば、反発を招くという判断があるのだろう」との見方を示す。
 首相を支持してきた議員の間では、新型コロナウイルスへの対応も念頭に、「継続性が最も保てる候補だ」と推す動きが強まっている。一方で「新味に欠ける」との指摘もある。

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