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県内は28日、梅雨前線などの影響で北部を中心に大雨となった。国見町山崎の東北道では道路脇の斜面が約15メートルにわたって崩落。トラックが巻き込まれた。29日午後6時までに予想される24時間降水量は会津100ミリ、中通り、浜通り80ミリで、福島地方気象台は土砂災害や河川の増水への注意を呼びかけている。
斜面が崩れたのは、国見インターチェンジ(IC)から宮城県側に約1・5キロの地点。土砂が下り線の2車線を塞ぎ、走行車線を走行中の大型トラックが中央分離帯まで押し流された。運転していた宮城県の60歳代男性にけがはなかった。白石―国見IC間上下線と、国見―福島飯坂IC間下り線が通行止めとなった。
同気象台によると、28日午後6時までの24時間降水量は福島市土湯温泉町152・5ミリ、北塩原村檜原141・5ミリなど。同市など7市町村に土砂災害警戒情報が出た。県災害対策課によると、伊達市など3市町計9万4548世帯に避難準備・高齢者等避難開始が発令され、県全体で73人(午後5時半時点)が避難した。
JR東日本によると、山形新幹線は福島―新庄間で上下計22本が運休。東北線や常磐線、磐越西線でも運休や遅れが相次いだ。JRは同新幹線について、29日午前の再開を目指す。
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