2020年9月18日金曜日

 

滋賀県内の各市町の修学旅行への対応

© 京都新聞社 滋賀県内の各市町の修学旅行への対応

 長期休校など教育現場に前例のない対応を強いたコロナ禍は、秋の修学旅行にも暗い影を落としている。滋賀県内の多くの自治体で、学校現場は行き先変更や宿泊の中止など、従来とは異なる形での実施を求められている。感染症対策に加え、計画変更などによるキャンセル料の発生など、学校関係者はさまざまな課題に直面している。

 高島市と彦根市は、修学旅行の中止を決断した。高島市教育委員会学校教育課は「大変難しい決断だった。校長から『安心して任せてください、と言えるだけの材料がない』との声もあった」と明かす。「かけがえのない行事なので、代わりに思い出に残る行事はさせてあげたい」

 彦根市教委学校教育課も「学校行事の中でも一大イベント。ただ市内でも学校の規模に差があり、一律に3密を回避する旅行計画は難しかった。苦しい判断だった」と打ち明けた。

 一方、「行き先の県に国が緊急事態宣言を出したり、その県が独自の非常事態宣言を出したりしていない」(草津市)、「日帰りにする」(栗東市)などの条件付きで、修学旅行を原則実施する方針の自治体もある。

 日帰り旅行に変更した近江八幡市では、バスを利用する際、乗車率を6割程度に抑える。近隣県での2日連続の日帰り旅行を計画する竜王町も、例年よりも大型のバスを利用するなどして3密の状態を避ける。

 修学旅行の中止や計画変更で、キャンセル料が発生した場合の予算措置にも目を配る必要がある。

 高島市や愛荘町は市町が負担することに決めた。東近江市や彦根市、湖南市なども市町が負担する方針で、竜王町は一部補助の方針。日野町は保護者負担の最大50%を負担する予算措置を講じる考えで、守山市は計画変更で発生する料金を負担する方向で検討しているという。

 野洲市は、開会中の9月定例議会に、21日前までにかかるキャンセル料175万9千円を計上する補正予算案を提案。しかし「前日や当日に児童や生徒に感染者が出て100%キャンセル料が発生すれば、感染者への誹謗中傷が予想される」と頭を悩ませ、さらなる予算計上の検討を進めている。

 


忍耐&根性で乗り越えず、「しくみ」の見直しへ

ちびっ子の育児中は、とにかく余裕なし。思考停止の状態で、目の前に発生する「やらなきゃいけないこと」にひたすら挑む日々……続いてませんか?

ワンオペ育児ならなおさらです。知らないうちに体力と気力の限界をむかえ、ゲンナリして回復しない。じきに疲れていることにも気づかなくなるけど、去年の写真と比べると、確実に老けたと感じる……。

そんな育児を忍耐と根性で乗り切ってきた方、そろそろ無理ゲーから降りて、生活をまわす「しくみ」を考えてみませんか。

家事育児を「絶対、やらなきゃいけない」のか精査する

目的は、心身ともに健康な状態で子どもと一緒に生きていくため。言い換えれば、毎日のくらしを今より快適にするために、毎日のやるべきことを「自分(親)がやったほうがいいこと」と、「自分がやらなくてもOKなこと」にざっくり分けて考えてみます。

人によって違うでしょうが、正直、私の場合は以下でした。

▼自分(親)がやったほうがいいこと・子どもと話して、ふれあうこと(メンタルケア)

・仕事

▼自分がやらなくてもOK・朝晩の食事づくりと片付け……1日1.5時間程度

・掃除……1日換算15分

・洗濯……1日20分(乾燥機でシワになるものを干す、とりこむ、畳む等)

・子どもたちの送り迎え……1日1~1.5時間程度(スムーズに帰路につけないときは時間がかかる)

つまり私の場合、家事のほとんどは「私がやらなくてもOK!」と感じ、自分以外の人間がやれば、1日約3時間が浮くことが判明しました。

そこで、一番エネルギーを必要とする「食事づくり」は、家事代行の方に1週間まとめてつくってもらい、時間のかかる「子どもたちの送り迎え」+「子どもたちの夕食」は、週1回ファミリーサポート(※以下「ファミサポ」と省略)さんに外注してみました。

食事づくりの時間は毎日ゼロ、とまではいきませんが、メインディッシュと副菜があるから気持ちが軽い。余裕があるときは、お味噌汁やおひたしを添えればOK。おふくろの味は、たまにつくるカレーや煮物で伝えることにしました。

また子どもたちのお迎えは、私よりもファミサポさんのほうが、すんなり帰路についてとてもスムーズ。なかなか帰ろうとしない子どもにイライラすることもありません。

さて、上記を試して約1カ月。

家事代行を利用してから、子どもへ怒ることが減り、私が休日に作り置きするエネルギーも生まれました。子どもたちはファミサポさんが大好きになり、つくっていただくごはんもよく食べています(ファミサポさんはお料理上手!)。

夕方に時間ができた私はといえば、最初は慣れずにソワソワしたこともありましたが、カフェに駆け込み、滞っていた仕事を進めたり、ボーっとして贅沢な時間を過ごすことができました。このありがたみ……深すぎます。

「母親たるもの~するべき」からの解放

家事育児の一部を外注して気が付いたのは、「母親たるもの~するべき」という固定観念から自分を解き放つ作業でもあったということでした。

・母親たるもの、できたての手作り料理を食べさせるべき

・母親たるもの、家庭の家事はやるべき

などなど、ないようでほんの少しはあった固定観念を「やりたくても心身共に無理」と納得し、「ウチはウチ、ヨソさまはヨソさま」と割り切る。そうなると、人間とってもラクになります。

外注にかかるお金についても追い風が吹いています。2019年10月から保育料が無償化となり、条件によってはベビーシッターやファミリーサポートの援助も受けられることになります。

我が家の場合、ファミサポは援助外ですが、保育料を差し引くと、月約1万円の出費で上記のサービスが利用できる見込みです。

日常の家事や育児にこだわりがあるならば、自分や夫婦で生活をまわせばよし。労力不足であれば、プロに頼んでもよし。親がつぶれないようにいったん立ち止まり、あなたには何が必要なのか、納得できる答えがみつかるといいですね。

 

最盛期を迎えた来年の干支「丑」の置物作り(三重県四日市市で)=橘薫撮影© 読売新聞 最盛期を迎えた来年の干支「丑」の置物作り(三重県四日市市で)=橘薫撮影

 来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなんだ置物作りが、萬古焼(ばんこやき)の産地・三重県四日市市の「丸英陶器」で最盛期を迎え、従業員らが朝から絵付け作業に追われている。

 全体的に丸みを帯び、のんびりとした表情が特徴。色は紅白と金銀があり、親牛(高さ9・5センチ)や子牛(同6・5センチ)、親子のセットなど33種類を製造している。

 例年は約14万個作るが、今年は新型コロナウイルスの影響で土産物としての需要が見込めず、現状では半数ほどの生産に抑えているという。社長の水谷良行さん(61)は「皆さんの健康を祈りながら作っています」と話していた。

 

 「1948(昭和23)年12月6日生まれ」

 こう書いたら、誰の誕生日か、すぐお分かりになった方が多いはず。

 そう、新首相になった菅義偉(すが・よしひで)氏である。

 菅さんの生まれた、この1948年12月には、どんなことがあったのだろうと歴史年表にあたってみたら、案の定というべきか、敗戦からまだ3年しかたっていないから世情はまったく落ち着いていない。こんなことが起きていた。

 「電気を盗んでいることがバレた僧侶が、配電会社職員を刺殺」「火を貸してくれたお礼にと差し出された、たばこ。吸ったところ、このたばこにはヘロインが入っていて昏(こん)倒(とう)。その隙に時計、カバンを奪われた」「国会で蔵相が泥酔し、女性議員に次々とキス。辞任」

 では、競馬の世界ではどんなことがあったのだろうと、「日本近代競馬総合年表」(中央競馬振興会)を調べたら、菅さんが生まれる2日前の出来事が書いてあった。

〈1948年12月4日=東京銀座のプレイガイドの建物を1年契約で借り上げ、銀座場外発売所が開設された。発売は午前9時からだったが、その1時間前ほどからファンの延々長蛇の列ができ、大騒ぎとなった〉

 この日、馬券を売ったのは3時間ちょっとだったのに、売り上げが110万円ほどもあった。これは戦前のローカル開催ひと開催分。当時、いかに競馬ファンがレースと馬券を待ち望んでいたか分かる。

 そして、生まれて間もない菅さんが、オギャーッと泣いていた頃であろう1948年12月19日には、重賞の目黒記念が行われて、セフテスという牝馬が完勝。この馬は、翌年6月の目黒記念も勝っており、目黒記念(1932年創設)を連続して勝った史上初の馬になっている。

 その40年以上あと、セフテスの孫の孫にあたるプリティハットが、1991年のマイラーズCで2着に突っ込んできた。

 ところで菅さんは、競馬場にいらしたことがあるだろうか。レイワフリューゲル、レイワミノルなんて名前の馬もいますよ。コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ。

(競馬コラムニスト)

 

   捜査関係者などによると、10日午後4時ごろ、2人組の男が防火設備の点検と称して女性宅を訪問。家に上がり込むと「金を出せ」と女性を脅し、現金約2万円や通帳、キャッシュカードなどを奪った上、女性の手足を粘着テープで縛って逃走した。

 男らは女性から暗証番号を聞き出しており、口座からは数百万円が引き出されていた。女性は長男(51)と2人暮らしだが、事件当時は長男は不在。女性は自力でテープをほどき、大きなけがなどはなかった。府警が2人組の行方を追っていたところ、堺市の男が逃走先の沖縄の警察に出頭し、逮捕された。男は府警の調べに「SNSの闇バイトに応募した。指示された民家を狙った」との趣旨の話をしているという。女性宅には以前、振り込め詐欺の電話がかかってきたことがあり、府警は特殊詐欺に関与するような犯罪集団が背後にいる可能性があるとみて捜査するとともに、逃げたもう1人の男の行方を追っている。

■「ガスの元栓見せて」上がり込む

 「ガスの元栓を見せてください。防火設備の点検です」。大阪府藤井寺市の女性(85)が被害に遭った強盗事件で、男らはこう言って強引に家に上がり込んだ。最近、同様の手口の事件が各地で発生。犯罪集団がマニュアルを用意し、SNSで募った若者らに実行させている疑いがあり、警察当局は警戒を強めている。

 女性宅のインターホンが鳴ったのは10日夕。近所の人か友人だと思い外に出ると、顔写真入りのネームプレートを首からさげた若い男2人が立っており、「ガスの元栓を見せてほしい」と言ってきた。

 女性宅では最近、ガスの工事をしていたため「終わっている」と伝えると、男らは「ガスではなく、防火設備の点検なんです」「ガスの元栓を見せてください」と言い、気づけば家に上がり込んでいたという。

 自ら玄関の扉を閉めた男らは、態度を急変させた。「殺すぞ」「金出せ」「通帳とカードは」と脅迫。現金やキャッシュカードなどを奪い、暗証番号を聞き出すと、粘着テープで女性を縛って逃走した。

 女性宅には以前、振り込め詐欺の電話が何度かかかってきたことがあった。そのとき被害はなかったが、同居する長男(51)の在宅状況などを把握されていた可能性もある。

 同様の手口の強盗事件は関東を中心に相次いでいる。東京都新宿区では今年8月、男が消防の点検を装って男性(90)宅に押し入り、男性を縛って現金を強奪。この男は警視庁に逮捕され、SNSで闇バイトに応募し、指示を受けていたことが判明した。神奈川や千葉でも同月以降、複数の事件が起きている。

 事前に資産状況を尋ねる「アポ電」がかかっていたケースも。特殊詐欺を繰り返すような犯罪集団が高齢者の名簿などを基に対象を物色し、SNSなどで募った若者らに実行させているとの見方もある。

 こうした手法が広がっているためか、強盗事件で逮捕される若者は増加。警察庁によると、今年1~8月に強盗事件で検挙された19歳以下は218人で、前年同期から5割以上増え、全体の約20%を占めている。

 

© KYODONEWS 事務次官連絡会議であいさつする菅首相(中央)=18日午前、首相官邸

 菅義偉首相は18日の事務次官連絡会議で、看板に掲げた規制改革などの推進に向け、政府一丸となって取り組むよう指示した。「政策立案に当たり、積極的、果敢に行動してほしい」と述べた。「現場の声に耳を傾け、何が足りないかもう一度見極めてほしい」とも語った。

 同会議開催は菅内閣発足後初めて。首相は、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題に位置付けた。経済が落ち込んでいる状況に触れ「わが国の危機的状況に対し、全身全力で取り組んでほしい」と訴えた。

 18日中に閣議を開き、各府省の副大臣・政務官人事を決定。その後、加藤勝信官房長官が記者会見で発表する見通しだ。

 

ジャパンライフ元会長逮捕 「桜を見る会」招待再調査に否定的 加藤長官© 産経新聞社 ジャパンライフ元会長逮捕 「桜を見る会」招待再調査に否定的 加藤長官

 加藤勝信官房長官は18日の記者会見で、磁気ネックレスなどの預託商法を展開していたジャパンライフの元会長らの逮捕について「警察の捜査を見ていく」と語った。同社に関しては「消費者庁が悪質商法に対する厳正な対処を行っていた」と述べた。

 元会長を安倍晋三前首相の推薦枠で「桜を見る会」に招待した疑惑をめぐり、野党が再調査を求めていることに関しては、「過去の会合では名簿が保存されておらず、招待者推薦は個人情報であることから回答を控えている」と指摘。個々の招待者について今から改めて調べても、確たることは申し上げることができない」とも述べ、再調査に否定的な考えを示した。

 

朝日新聞社
記者の質問に答える武田良太総務相=2020年9月18日午前10時57分、首相官邸、恵原弘太郎撮影© 朝日新聞社 記者の質問に答える武田良太総務相=2020年9月18日午前10時57分、首相官邸、恵原弘太郎撮影

 武田良太総務相は18日、携帯電話料金の値下げについて「1割程度では改革にならない」と述べ、大幅な引き下げに意欲を示した。具体的な手法や時期は明言を避け、「ユーザーと事業者、双方から意見を聞きながら正しい折衷点を見いだしていきたい」と話した。

 同日午前、首相官邸で菅義偉首相と面会後、記者団に語った。首相から「力強く推し進めるように」と指示を受けたという。

 首相は「公共の電波を使って20%もの営業利益を上げている」などと携帯会社を批判してきた。武田氏は「健全な経営が果たせるよう担保しないといけない」としつつ、「国民への還元という問題で、(携帯会社に)協力してもらいたい」と述べた。

2020年9月17日木曜日

 

© スポーツニッポン新聞社 <巨・神>2回2死、サンズの適時打で生還するも、腰をおさえて苦しげな表情を浮かべる梅野(撮影・坂田 高浩)

 ◇セ・リーグ 巨人0―11阪神(2020年9月17日 東京ドーム)

 阪神の梅野隆太郎捕手(29)が2回の守備からベンチに退いた。試合後、球団広報は「右脇腹の張り」と発表。都内の病院で受診したといい、明日の試合出場については未定。ここまで71試合に出場し、正捕手として攻守でチームに貢献してきただけに、状態が心配される。

 梅野は2回の第2打席で四球を選んで出塁すると、その後二塁まで進んでサンズの中前適時打で本塁に生還。ベンチへ戻った後に異変を訴えた模様でテレビ画面では藤井バッテリーコーチが脇腹をさするシーンも映された。

 

<ヤ・D>7回2死、空振り三振に倒れたオースティン(撮影・島崎忠彦)© スポーツニッポン新聞社 <ヤ・D>7回2死、空振り三振に倒れたオースティン(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ ヤクルト9―0DeNA(2020年9月17日 神宮)

 投打に良いところがなく、今季5度目の零敗。2カード連続のカード負け越しで、貯金がなくなった。

 18日からは首位の巨人との3連戦。ラミレス監督は「明日からホームで、明日からのシリーズが重要になる。しっかり勝って、また5割以上になれるようにしたい」と前を向いた。

 この日は5安打で本塁が遠かった。中でもオースティンが脳振とうから復帰した12日中日戦の第1打席で本塁打を放って以来、20打席ノーヒットと深刻。この日はいずれも落ちる球にバットが空を切り3三振を喫した。指揮官は「休んでいた時期が長いとスランプになりがちで、今そうなっている。三振も多いし、明日から打順を替えて、それで様子を見る」と4試合座った2番からの「降格」を示唆した。

 


<巨人0-11阪神>◇17日◇東京ドーム

巨人が06年6月30日(東京ドーム)以来の0-11で大敗し、連勝が9で止まった。

東京ドームでの黒星は8月28日以来となり、同球場での連勝も10でストップ。坂本、岡本が2試合連続で欠場した打線は、無得点に終わり、阪神西勇の前に完封負け。今季ワーストの3失策と歯車がかみ合わなかった。9回の守備では三塁手・田中俊が、連続で失策を犯し、失点のきっかけをつくった。その後、イニング途中ながら途中交代でベンチに退いた。試合後、原辰徳監督(62)は「こういうゲームは2度とやってはいけないゲームだね。やりたくないゲームだね。(田中俊の途中交代については)最善の手でしょうね」と厳しかった。

 

2試合連続の完封勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる阪神・西勇© 中日スポーツ 提供 2試合連続の完封勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる阪神・西勇

◇17日 巨人0-11阪神(東京ドーム)

 投げては西勇が2試合連続完封勝利を飾り、打線も3発を含む14安打11得点と爆発。阪神が今季8戦全敗だった“鬼門”東京ドームで、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らす快勝だ。

 試合後の矢野監督も安堵(あんど)の表情を浮かべ、「先制できたし、西も良い形で投げてくれた」。敵地での伝統の一戦では今季9戦目での初勝利。「追う立場の僕たちは点を取ることが大事。ここで勝っていないのは分かっていた。すごい悔しかった」と振り返りながらも、「まだ一矢を報いただけ」と首位巨人を追い続ける決意を示した。

 

忍耐&根性で乗り越えず、「しくみ」の見直しへ

ちびっ子の育児中は、とにかく余裕なし。思考停止の状態で、目の前に発生する「やらなきゃいけないこと」にひたすら挑む日々……続いてませんか?

ワンオペ育児ならなおさらです。知らないうちに体力と気力の限界をむかえ、ゲンナリして回復しない。じきに疲れていることにも気づかなくなるけど、去年の写真と比べると、確実に老けたと感じる……。

そんな育児を忍耐と根性で乗り切ってきた方、そろそろ無理ゲーから降りて、生活をまわす「しくみ」を考えてみませんか。

家事育児を「絶対、やらなきゃいけない」のか精査する

目的は、心身ともに健康な状態で子どもと一緒に生きていくため。言い換えれば、毎日のくらしを今より快適にするために、毎日のやるべきことを「自分(親)がやったほうがいいこと」と、「自分がやらなくてもOKなこと」にざっくり分けて考えてみます。

人によって違うでしょうが、正直、私の場合は以下でした。

▼自分(親)がやったほうがいいこと・子どもと話して、ふれあうこと(メンタルケア)

・仕事

▼自分がやらなくてもOK・朝晩の食事づくりと片付け……1日1.5時間程度

・掃除……1日換算15分

・洗濯……1日20分(乾燥機でシワになるものを干す、とりこむ、畳む等)

・子どもたちの送り迎え……1日1~1.5時間程度(スムーズに帰路につけないときは時間がかかる)

つまり私の場合、家事のほとんどは「私がやらなくてもOK!」と感じ、自分以外の人間がやれば、1日約3時間が浮くことが判明しました。

そこで、一番エネルギーを必要とする「食事づくり」は、家事代行の方に1週間まとめてつくってもらい、時間のかかる「子どもたちの送り迎え」+「子どもたちの夕食」は、週1回ファミリーサポート(※以下「ファミサポ」と省略)さんに外注してみました。

食事づくりの時間は毎日ゼロ、とまではいきませんが、メインディッシュと副菜があるから気持ちが軽い。余裕があるときは、お味噌汁やおひたしを添えればOK。おふくろの味は、たまにつくるカレーや煮物で伝えることにしました。

また子どもたちのお迎えは、私よりもファミサポさんのほうが、すんなり帰路についてとてもスムーズ。なかなか帰ろうとしない子どもにイライラすることもありません。

さて、上記を試して約1カ月。

家事代行を利用してから、子どもへ怒ることが減り、私が休日に作り置きするエネルギーも生まれました。子どもたちはファミサポさんが大好きになり、つくっていただくごはんもよく食べています(ファミサポさんはお料理上手!)。

夕方に時間ができた私はといえば、最初は慣れずにソワソワしたこともありましたが、カフェに駆け込み、滞っていた仕事を進めたり、ボーっとして贅沢な時間を過ごすことができました。このありがたみ……深すぎます。

「母親たるもの~するべき」からの解放

家事育児の一部を外注して気が付いたのは、「母親たるもの~するべき」という固定観念から自分を解き放つ作業でもあったということでした。

・母親たるもの、できたての手作り料理を食べさせるべき

・母親たるもの、家庭の家事はやるべき

などなど、ないようでほんの少しはあった固定観念を「やりたくても心身共に無理」と納得し、「ウチはウチ、ヨソさまはヨソさま」と割り切る。そうなると、人間とってもラクになります。

外注にかかるお金についても追い風が吹いています。2019年10月から保育料が無償化となり、条件によってはベビーシッターやファミリーサポートの援助も受けられることになります。

我が家の場合、ファミサポは援助外ですが、保育料を差し引くと、月約1万円の出費で上記のサービスが利用できる見込みです。

日常の家事や育児にこだわりがあるならば、自分や夫婦で生活をまわせばよし。労力不足であれば、プロに頼んでもよし。親がつぶれないようにいったん立ち止まり、あなたには何が必要なのか、納得できる答えがみつかるといいですね。

 

© マネーポストWEB 提供 「無趣味な夫に趣味ができた」と喜んだのも束の間…(イメージ)

 ウィズコロナ時代の新しい旅行のかたちとして普及し始めたオンラインツアー。自宅にいながらにして各地の景色や観光施設などを擬似的に楽しめるサービスだが、利用の仕方によっては家族と溝が生じることもあるようだ。オンラインツアーにハマった夫に憤る60代主婦に、フリーライターの吉田みく氏が聞いた。

 * * *

「主人がオンラインツアーにハマって困っています」──そうため息交じりで話してくれたのは、千葉県在住の専業主婦・野辺まりなさん(仮名・63歳)。最近の夫の行動に困っているという。

 オンラインツアーとは、インターネット環境が整っているところからであれば気軽に参加することができる疑似旅行である。国内・海外ともに、各旅行会社などからサービスが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大防止による自粛生活をきっかけに、人気が高まりはじめた。今では、新しい旅行の形としても浸透しつつある。

 1時間程度のカジュアルなもの、ライブ配信を使ったリアルなものまで幅広く展開されている。中には、事前に現地の食事やワークショップの材料を自宅に届け、オンラインツアー中に楽しめるという工夫がされているものもあるようだ。無料〜3000円以下の参加料で楽しめるツアーが多くあり、注目が集まっている。

「無趣味な夫に趣味ができたと思って嬉しかったのですが、『そろそろオンラインツアーの時間だ』といって食事を中断したり、安いからといって料金を考えずに参加したりするんです。定年を迎えていますので、出費がかさむのが心配です」(野辺さん、以下同)

 先月の利用料金は1万5000円。参加回数は無料のものを合わせると、20回近いのではないかという。気に入ったツアーには複数回参加しているそうだ。夫のお小遣いは月1万円なので5000円オーバー。足りない分を補うため、コレクションしていたDVDをリサイクルショップへ持って行ったが、ほとんど値が付かなかったらしい。現在、お小遣いの前借り中とのこと。

 最近では、長年関係が続いている友人たちと一緒にオンラインツアーに参加しているようで、賑やかな声がリビング中に響き渡っているそうだ。

「『旅行気分を味わいたい』といって、昼間からビールを飲む姿にも呆れます」

 オンラインツアーが終わればリビングでいびきをかいて昼寝。野辺さんの趣味である韓国ドラマ鑑賞が邪魔されていることもあり、イライラが募っているという。野辺さんはオンラインツアーに参加しないのだろうか。

夫を旅行に誘ったが…

「オンラインツアーもいいですが、私は実際に旅行へ行きたいタイプです。現地の食事を楽しむ、気候を感じる、そして旅の思い出にお土産を買ってご近所さんに配りたいんです。喜びをシェアするまでが私の旅行といえるかもしれません」

 そのため、オンラインツアーでは少し物足りなさが残ってしまうそうだ。新型コロナがなければ、娘と旅行を計画していたらしい。

「私も旅行は大好きですから、夫の趣味を否定するつもりはありません。でも、参加する頻度と態度が気に入らないんです。タスクを処理するかのようにポンポン参加して、ちゃんと思い出になっているのか……。それよりも私はGo Toキャンペーンを利用して、本当の旅行へ行きたいです」

 野辺さんは夫に旅行の提案したのだが、夫からは「もう少し感染者数が落ち着いてからにしよう」と言われてしまったそうだ。しかしまだ諦めてはおらず、現在も旅行の提案をし続けているんだとか。

 リーズナブルな価格で気軽に参加できるオンラインツアー。旅行会社のホームページを見てみると、魅力的なツアーがずらりと並んでおり、野辺さんのご主人がハマってしまうのも納得できる内容ばかりだった。コロナ禍の今、オンラインツアーか、現地に足を運ぶ旅行か、という二者択一を迫られたら判断は難しいところである。

 野辺さんの一番の不満は、オンラインツアーに参加しまくる夫への態度のようだった。気軽だからこそ陥りやすい問題なのかもしれない。新しいスタイルとして注目を集めつつあるオンラインツアー。夫婦仲が険悪にならないよう、利用のルールなどを決めて旅行を楽しむべきなのかもしれない。