風呂場だけ残して家は川に… 大分・由布、避難は間一髪
© 朝日新聞社 風呂場(右)を残して住宅が流された現場=2020年7月8日午前6時41分、大分県由布市挟間町挟間、寿柳聡撮影
大分県由布市挟間町挟間では8日未明、大分川の支流沿いの2階建て住宅1棟がタイル張りの風呂場の一角を残し、流された。そばにあった橋も流失した。
この住宅に住んでいた無職江上ミヨ子さん(91)と娘の山本絹代さん(65)、その夫の重成さん(64)は家が流される前に避難し、無事だった。
大雨が続き、川の水かさが増えてきたため、8日午前0時ごろ、車で家を出た。雨で動けなくなり、近くの駐車場に車をとめていたところ、近所の人からの電話で「家が流されている」と知らされた。家を出た40分後ぐらいだった。
絹代さんは「もう少し遅かったら、逃げられませんでした」と話した。(寿柳聡)
0 件のコメント:
コメントを投稿