立憲民主党など野党は8日、河井克行前法相夫妻(いずれも自民党離党)の起訴を受け、一斉に議員辞職を要求した。安倍晋三首相(同党総裁)の責任も厳しく批判した。
立憲の安住淳国対委員長は国会内で記者団に「首相が本人たちに説明責任を果たすよう促した気配はない。責任は重大だ」と指摘。福山哲郎幹事長は記者団に、首相の謝罪を求めた上で、自民から夫妻側への1億5000万円の資金提供について閉会中審査で追及する考えを示した。
これに先立つ4野党国対委員長会談では、夫妻に議員辞職を求める方針で一致した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「自民党が責任を持って辞職させるべきだ。逮捕された議員にボーナスを満額払うのか、と国民が疑問に思っている」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長は会見で、首相が河井氏を法相に起用したことに触れ「最大の責任は首相にある」と訴えた。
また、社民党の福島瑞穂党首は会見で「任命責任は首相を辞職しなければならないくらい重い」と語った。
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