2020年8月30日日曜日

広島対阪神 1回表阪神1死一、二塁、左中間に先制の3点本塁打を放つサンズ(撮影・加藤哉)© 日刊スポーツ新聞社 広島対阪神 1回表阪神1死一、二塁、左中間に先制の3点本塁打を放つサンズ(撮影・加藤哉) <広島3-5阪神>◇30日◇マツダスタジアム
9月も頼んまっせ! 阪神ジェリー・サンズ外野手(32)がリーグトップタイとなる月間6本目のアーチで、先制点をあげた。
先発遠藤の不安定な立ち上がりを攻めた。初回、近本の安打、糸井の四球で1死一、二塁。得点圏で、4番サンズが無双の勝負強さを発揮した。フルカウントから真ん中高め143キロ直球を振り抜いた。打球は左中間席に飛び込む12号3ラン。3試合ぶりの1発で、先制パンチに成功した。
「近本と糸井さんが出塁してくれたから、何とかホームまでかえしたいと思っていたよ。真っすぐを仕留めて、先制点を取ることができて良かったね」。月間6本塁打はDeNA佐野と並んでリーグトップ。月間21打点は、佐野に次ぐリーグ2位だ。今季の得点圏打率は41打数20安打で両リーグトップの4割8分8厘。同2位の広島松山が4割1分1厘で、サンズの数字が際だつ。走者なし時の打率は2割3分1厘も、打点の匂いをかぎつけると神経をさらに研ぎ澄ませる。相手バッテリーの配球を読み、待ちかまえたボールを一振りで仕留める。
60試合を終え、シーズンも折り返し。開幕2軍スタートだった新助っ人は、今や打線に欠かせぬ存在となっている。20日巨人戦(東京ドーム)からは4番を任され、10戦で10打点。昨季は韓国球界で打点王を獲得したが、実力面で日本球界とのレベルの差もささやかれた。しかし、その声も堂々の結果ではねのけている。
本塁打後にはベンチ前で手をブラブラさせたチームメートに出迎えられた。商品化もされている独特のエアーハイタッチ「ハッピーハンズ」で、ムードも盛り上げた。勝負の9月。シーズンも終盤にさしかかり、チームは13連戦や9連戦と正念場を迎える。8月好調の得点圏男が勢いそのまま、9月も打線をけん引していく。【奥田隼人】
<D・ヤ>先発・阪口の交代を告げるラミレス監督(撮影・島崎忠彦)© スポーツニッポン新聞社 <D・ヤ>先発・阪口の交代を告げるラミレス監督(撮影・島崎忠彦)  ◇セ・リーグ DeNA4―6ヤクルト(2020年8月30日 神宮)
 連勝が3でストップしたDeNAは、9月1日から首位・巨人との3連戦を迎える。
 2位とはいえゲーム差は5・5。ラミレス監督は「簡単な試合にはならない。1試合1試合、集中して戦っていきたい」と力を込めた。
 同時に13連戦もスタート。先発陣ではエース今永、平良と左右の両輪が戦線を離脱している。そんな中で先発投手の踏ん張りが大きなカギとなる。
加藤一二三九段© スポーツ報知/報知新聞社 加藤一二三九段  30日放送のフジテレビ系トーク番組「ボクらの時代」(日曜・前7時)に、史上最年少2冠・八段となった将棋の藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=による空前の将棋ブームを受け、藤井2冠の師匠・杉本昌隆八段(51)、元女流棋士でタレントの竹俣紅(22)、将棋の加藤一二三九段(80)が出演。将棋観や藤井2冠について語り合った。
 加藤九段はテレビ番組で「今、藤井2冠と対局したら勝てるか」とよく聞かれることを明かし「答えは互角に渡り合える」とコメント。「藤井さんが今まで経験していない将棋で、私が経験していない将棋があって」と理由を説明し「藤井さんは多分見たことないだろうと。これだったら聡太と戦っても、そう簡単には負けない」と笑いながら語った。
 また、天才とは何かと聞かれた加藤九段は「僕はね30歳を超えて強くなったの。30歳を超えてからの将棋は自信があります。だから、僕の天才の定義は30歳を過ぎてからも充実した将棋を指す人が天才だと思います」とコメント。「例えば藤井さんね、30歳を超えて少し何となくシャキッとしないなと思ったら、加藤一二三を見ろと言いたい」と語った。
 また記録についても「私のね、空前絶後の大記録はね、一つはA級から5回落ちてBの1からAに戻ったこと。対局数も1位なんだけど、対局数は抜かれると思っている。これは抜かれないと思っているのはA級からBに5回落ちてカムバックしたっていうのはね、これはそんな人はこれから出ませんよ、絶対に」と自信を語った。
安倍晋三首相と菅義偉官房長官(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)© JBpress 提供 安倍晋三首相と菅義偉官房長官(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
(ジャーナリスト:歳川 隆雄)
 安倍首相が辞意を表明した。
 もちろん体調が思わしくないという情報は以前からあった。最初の報道は8月4日発売の「FLASH」が伝えた、安倍首相の吐血説だ。内容は、7月6日に首相執務室で吐血した、というものだったが、この段階ではまだ確定的な情報とは言えなかった。
誰もが首相の異変を確信したのは、8月14日のテレビ東京の報道だろう。それは7月15日の首相の官邸入りの映像と、8月12日のそれとが比較されたものだった。8月12日の映像では、明らかに首相の足取りは重かった。囲み取材の受け答えにも疲労感がにじみ出ている。体調が悪化しているのは誰の目にも明らかだった。
 ちなみに内閣記者会の総理番記者は、首相が官邸正面から執務室に向かうエレベーター前まで何歩で歩いているかをカウントしている。8月12日は通常よりも4歩も多かった。それが足取りが重く見える原因だったのだ。
 こうして「安倍首相、早期辞任もあり得る」という見方は一気に永田町に広がっていった。

保秘が徹底された首相の辞意

だが8月17日に慶應大学病院で検査・治療を受けた後、元気を取り戻したような首相の様子が報じられると、「早期辞任説」も若干トーンダウンしていく。実を言えば私も、早期辞任があるとしても9月に入ってからではないかと見ていた。8月24日に大叔父である佐藤栄作元首相の連続在任日数を上回り、通算でも連続でも、首相在任の歴代最長記録をつくる。その直後に辞任するのはあまりに露骨と批判を浴びる可能性がある。だから少なくとも8月中にはないだろうと考えていたのだ。そのため8月28日の辞意表明は全く予想していなかった。
 安倍首相は、辞意を固めたことについて保秘を徹底していた。盟友の麻生太郎・副総理兼財務相にも、女房役である菅義偉・官房長官にも、意中の人とされた岸田文雄政調会長にも、そして二階俊博・自民党幹事長にも辞意表明の28日以前には伝えていない。知っていたのはおそらく、官邸の今井尚哉首相補佐官兼政務担当秘書官や事務担当秘書官である佐伯耕三秘書官らごく数名だろう。その他で、首相から伝えられていた可能性があるのは、母親の洋子さんと昭恵夫人くらいだ。
 首相の辞任説が流れはじめたころから、麻生副総理・財務相が首相臨時代理に指名され、同氏のイニシアティブの下で、なるべく早く総裁選を行い、新体制が発足するというシナリオも想定されていた。
 しかし、「麻生首相臨時代理」は実現しなかった。28日午前10時22分、まだ安倍首相の辞任の意向が報じられる前の時間帯に、首相は麻生氏、財務省の太田充事務次官、矢野康治主計局長と官邸で会っている。これはその日の午後に新型コロナウイルス感染症対策本部がまとめ、夕方4時には閣議決定する予定になっているコロナ対策の財源について調整するためだ。
 だがその後、太田次官と矢野主計局長は退出、10時36分からは安倍首相と麻生副総理が30分間余りサシで会っていた。ここで安倍首相から辞意と同時に、おそらく首相臨時代理を置かない方針を伝えられたのではないか。自らの登板に意欲があったとされる麻生氏だが、首相が辞意表明をした後、同日夜に次期総裁選には出馬しないことを明らかにしたのには、こんな伏線があったものと思われる。

派閥力学の中で存在感示す「菅グループ」

では、辞任する安倍首相の後継は誰になるのか。
 次期総裁選出の方式については、党総裁である安倍首相から二階幹事長に一任された。正式には9月1日の党の最高意思決定機関である総務会で決定される。
 総裁選の方法には、国会議員394票と地方党員394票とによる通常の総裁選方式と、任期途中に総裁が退任した緊急時に限り国会議員394票と都道府県代表141票によって両院議員総会で後任を選ぶ方式とがある。現時点では、後者の両院議員総会での選挙による方式になりそうだ。「緊急事態なので両院議員総会で」というのがその理由ともっともらしく説明されているが、それは建前に過ぎない。実際には、地方党員からの人気が高い石破茂元幹事長だけは後継者にしたくないという安倍首相の強い思いを忖度している。
 ただ、党員投票をしない総裁選については若手を中心に異論もある。最終的にはどうなるか断定はできないのだが、ここでは両院議員総会で後継総裁が選出される前提で話を進めたいと思う。
 両院議員総会方式だと、国会議員票の重みが格段に増す。そこでものを言うのが各派閥が抱える議員数だ。
 現在自民党の衆参院議員は394人だ。無派閥の約50人を除けば、みな派閥に属している。
 最大派閥は細田派だ。国会便覧などには97人と書かれているが、98人である。同じく第二派閥の麻生派は55人、二階派は48人だ。その他は竹下派が54人、岸田派が47人、石破派19人、谷垣グループ16人、石原派11人と続く。
 さらにウォッチしなければならないのは、菅官房長官に近い議員の集団だ。新聞社によっては社内資料の中で、そのうち9人を「菅派」と記述しているところもある。
 そしてなにより、無派閥の50人の中に、「菅グループ」と呼ぶべき議員が40人近くもいるのだ。他派閥所属の議員にしても、河野太郎防衛相(麻生派)は実質、菅グループであり、同じ麻生派の甘利明・党税調会長も、片足は菅グループに突っ込んでいるとされる。無派閥の小泉進次郎・環境相はもちろん菅グループだ。
 現在、次期総裁候補として、岸田政調会長、石破元幹事長らと並んで、菅官房長官の名前も取りざたされているが、こうした「派閥の力学」に加えて、総裁選を取り仕切る二階氏が菅氏に肩入れしている事実からも、名目的には無派閥の菅氏が有力視されているのが分かるはずだ。

最有力はやはり菅官房長官か

では、現実には誰が次期総裁になるのか。私はやはり菅官房長官が最有力だと思う。
 次期総裁の任期は安倍総裁の残余任期で、1年余しかない。つまり誰がなっても、次期総理・総裁は暫定政権的な性格を帯びることになる。
 これを本格的な政権にするためには、選挙の洗礼を受けるのが近道だ。そこで浮上してくるのが早期の「衆院解散・総選挙」だ。これを手掛けられるのは誰か。経験則と知見、そして力量を持っているのは、いま挙がっている中では菅氏である。
そして菅総裁・総理のもとでの解散総選挙であれば、自民党が勝利する可能性も見えてくる。
 従来、次の衆院選で自民党は議席を減らすと見られてきた。有権者には「モリカケ」の印象が残っている。さらに2017年衆院選が勝ち過ぎたので、次は確実に議席減(現有284)という見方だ。そこで、自民・公明を合わせて安定多数をとれれば「負け」とはならないという見方が政治の玄人の中でもなされてきた。
 しかし、誕生して間髪おかずに解散総選挙をしたら、自民・公明両党で絶対安定多数(261議席)が取れる可能性ある。
 私がそう考える理由を説明しよう。まず日本的慣習だが、新政権には支持率の「ご祝儀相場」がある。新内閣が立ち上がった時に、支持率が低かったのは、近年では唯一、小渕恵三内閣だけだ。それ以外は、前政権末期の支持率より上昇しているのだ。つまり、まず首相の顔が安倍氏から菅氏に変わるだけで内閣支持率が上昇することが考えられる。
 そして暫定政権的性格があるとはいえ、新内閣は菅氏が自身の手で組閣できる。内閣と党執行部のラインナップが世間から好感されるようなものであれば、支持率はより高くなるだろう。菅官房長官との関係から予測するなら、菅内閣の官房長官は河野太郎防衛相の抜擢ではないか。さらに官房副長官は小泉進次郎環境相だ。進次郎氏にとって、形の上では閣僚から準閣僚級への降格になるが、将来を考えて官邸入りすることのメリットは大きい。官房長官と副官房長官に河野太郎、小泉進次郎という自民党切っての人気者を持ってくる。このコンビは地味で発信力が弱い菅氏を十分カバーしてくれることになるだろう。
 ちなみに発信力が弱いとされる菅官房長官も、いま変貌を遂げようとしている。最近は「文春オンライン」のインタビューを受け、なぜGoToトラベルを断行したのかについて語っている。批判が少なくないGoToトラベルの意義について、自分が前面に出て説明しているのだ。自らリスクをとっている。そのこと自体がやる気の表れと言えよう。これまで言葉の上では自らが安倍首相の後継者になることを否定してきたが、もちろんそれは本心ではないのだ。

10月25日投開票で総選挙か

さて菅内閣の顔ぶれだが、主要閣僚には名の通った女性セレブ議員も起用されるだろう。野田聖子氏、稲田朋美氏、小渕優子氏らだ。このうち2人は入閣するのではないか。
 新政権は遅くとも9月中旬には発足すると思うが、こうした陣容が組めれば、最初の世論調査でかなりの内閣支持率が見込める。おそらく自民党政権に厳しい朝日新聞でも確実に50%は超えるだろう。読売だったら60%にいくレベルだ。
 そうなれば後は本格政権化を目指して、早期の衆議院解散に踏み切るだけだ。10月の総選挙が濃厚だ。10月13日公示・25日投開票の可能性が高い。
 なぜこうしたスケジュールになるかというと、野党の立憲民主党と国民民主党の合流である。9月16日に立憲民主党と国民民主党、その他無所属グループが大団円して新・立憲民主党が誕生する。新総裁体制発足はその直前にするのが一番効果的だ。
 また新党は、合流後しばらくは人とカネの問題でもめるだろう。国民民主党にはこれまでの政党助成金が50億円ほど残っているが、立憲民主党のほうには10億円前後しかない。その残余金を巡って、現在も双方で激しい綱引きが行われている。
 また各所属議員の選挙区の候補者調整もまだ終わっていない。旧立民と旧国民は前回の参院選挙で戦ったのである。この調整はそう簡単には決着しない。
 つまり大きな野党は出来ても、選挙準備は十分整えられない状況にある。自民党としてはそのタイミングで解散・総選挙に持っていくのが常道だ。
 そこまでの仕事を一気呵成にやってのけられるのは、やはり「腕力」がある菅官房長官だけだろう。自らの後継者については何も語らなかった安倍首相も、そのことは百も承知のはずだ。9月の声とともに、永田町は「菅首相」の誕生を軸に動いていくものと思われる。
台風9号の5日先予想進路(30日18時現在)© KYODONEWS 台風9号の5日先予想進路(30日18時現在)  強い台風9号は30日、フィリピンの東を北寄りに進んだ。31日には「非常に強い」勢力に発達し、9月1日にかけて沖縄に最接近する見通し。一部の住宅を倒壊させるような暴風、うねりを伴う高波、高潮に厳重な警戒が必要になる。猛烈な雨による土砂災害や浸水の恐れもある。
 気象庁によると、台風の勢いは沖縄接近時に中心気圧935ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートル(時速252キロ)に増すと予想されている。旧盆の帰省時期だが、空のダイヤは大幅に乱れそうだ。沖縄を通過した後は2~3日にかけて九州に接近する見通し。
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  •           8月30日 編集手帳

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     終戦直後、75年前の本紙を見直し、意外に思うことがある。映画・演劇の広告が載っている。激動する時代を報じた一隅にちらほら出続け、例えば8月31日は伴淳三郎一座の広告が見いだせる◆バンジュンとて玉音放送には衝撃を受けた。ドサ回り以来の友人で、一緒に慰問公演もした歌謡漫談の川田晴久とともに聴いた。『伴淳放浪記』によると、ラジオの前で号泣し、とにかく皇居を遥拝ようはいしようと町に出た◆本紙への寄稿にも同じ回想がある(1953年5月11日付)。川田は〈停留所のド真ん中で土下座し〉、通行人に〈『すみませんでした』と敗戦が自分一人の責任かのように〉謝り続けたという。その姿に思わず手を合わせて、伴もまた泣き崩れた◆その半月後、舞台に立ったことになる。演目は「軽喜劇 見合ひの日」等。たくましい。ほどなく伴は「アジャパー」で人気を博す。川田が美空ひばりを見いだし、大スターに育てたことを知る人も少なくないだろう◆いままた興行界は苦難のさなかにある。休演、客席減と長引くコロナ禍に悩まされているが、確かなことが一つある。復興の日は必ず来る。

           8月29日 よみうり寸評

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 「サプライズ」という英語は今、当たり前のように日本の新聞に登場する。そう昔からのことではない◆2000年代に入り、小泉純一郎元首相が閣僚や自民党役員の人事で盛んにそれを演出した。「驚き」の日本語訳がなくても通じるカタカナ語として定着したのが、この頃だったかと思う◆小泉サプライズ劇場のハイライトに、当時49歳、衆院当選3回の安倍晋三官房副長官を党幹事長に抜擢ばってきした17年前の人事がある。時代は移って昨年秋、今度は安倍氏が自分の内閣の一員に元首相の次男の進次郎氏を加えた。このときの紙面にも「サプライズ」の5文字が躍る◆その首相が自ら政権の幕を下ろすと表明した。国民に広がった驚きは在任中のどのサプライズも遠く及ぶまい。病状が心配されていたとはいえこれほど急な決断を何人が予想しただろう◆思えば東日本大震災後の国難のなかで誕生したのが第2次安倍内閣だった。コロナ禍という新たな国難の出口を見いだせないまま、歴史的な長期政権が後継にバトンを託す。
© photos by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

軽い負荷でじんわり刺激し衰えがちな筋肉を強化

「50歳を過ぎると筋肉量の減少が加速するとともに、女性の場合は閉経などによるホルモンバランスの変化によって筋力が衰えやすくなります」と近藤真由美先生。
日常生活を快活に送るためにもヨガを楽しむためにも、筋肉はできるだけキープしておきたいもの。「そこでおすすめは自重筋トレ。これはアイソメトリック(等尺性筋収縮)と呼ばれるもので筋肉の長さを変えずに行うトレーニング法。具体的には手と手、足と床などに6〜7割程度の軽い負荷をかけて刺激し合い筋肉にじんわり効かせます。反動を使わずにゆっくり動いてキープし、繰り返すことがポイント。これを大きい筋肉がある下肢、体幹、呼吸機能に関わる胸部をターゲットに行うことで、何歳になってもよろけず、パッと走り出せる筋力がつきます!」

自重筋トレのポイントは、ゆっくり行う・キープして繰り返す

体の動きを確認しながらゆっくり動き、自分の重みを負荷にしてキープ。インターバルをおき、呼吸を整えてから再び繰り返します。

まずは、自重筋トレの前にヨガの準備体操:スークシュマ・ヴィヤヤーマで体のこわばりをほぐそう

インドではアーサナの前にスークシュマ・ヴィヤヤーマを行い、体を十分にほぐしてからポーズに入ります。この全身をストレッチするヨガの準備体操を取り入れ、筋トレ前に硬い筋肉を柔らかくほぐし、体を温めてから行いましょう。

1.ターラーサナ

脚を腰幅に開いて立ち、両手を上げ、手のひらを外に。腕をクロスして両手のひらを合わせる。両足で床を押し、上下に伸びる→上半身を左右に倒す→ツイストを各5~10秒キープ×5回。

2.ウトゥカターサナのアレンジ

背中・胸・腕をストレッチ。壁の前に立ち、手を上げて手のひらとつま先を壁につける。そのまま腰を下ろして5~10秒キープ×5回。
つま先はつける photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)© つま先はつける photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) つま先はつける photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) 手をはなさず腰を下ろす photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)© 手をはなさず腰を下ろす photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) 手をはなさず腰を下ろす photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION) 教えてくれたのは...近藤真由美先生
ヨーガ講師。全米ヨガアライアンスE-RYT500、インド政府公認プロフェッショナルヨーガレベル2取得。アシュタンガヨガの練習とともに、学術的リソースによる伝統的ヨーガを包括的に学び、実践、指導している。監修書籍『やさしいヨガプログラム』(朝日新聞出版)等。
モデル…長谷川ミキさん
モデル。18歳の時に雑誌『non-no』(集英社)でモデルデビュー。現在も女性ファッション誌を中心に、雑誌や広告等で幅広く活躍中。また、全米ヨガアライアンスRYT200を取得。
 強い台風9号は30日、フィリピンの東を時速約10キロで北北東へ進んだ。今後発達しながら北上し、31日から9月1日にかけて非常に強い台風に変わって沖縄に迫る見通し。気象庁は、沖縄では大荒れの天気となる恐れがあるとして、暴風や高波への警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、台風は30日正午現在、中心気圧965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。中心から半径95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。
 沖縄で31日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は35メートル(50メートル)、波の高さは12メートル。

安倍首相の電撃辞任を受けた
金融市場関係者の「意外な見方」

安倍晋三首相は、8月28日17時からの記者会見で、辞任する意向を正式に表明した。首相の自民党総裁としての任期は、2021年9月末。首相の後継を選ぶ党総裁選の時期や形式は二階俊博幹事長に一任されたが、総裁選は9月に実施される見込みだ。

安部首相が辞任を表明する前の同日午後、「安部首相が辞任する意向を示した」との報道が金融市場に伝わった。日本の株式市場は、この報道に対し売りで反応。日経平均株価は一時2万22594円と、この日の高値(2万3376円)から800円近く下げた。
 為替市場では、辞任報道を受けて円買いの動きが強まった。ドル円は106円台後半から106円ちょうど近くまで下落。ユーロ円は126円台後半から126円ちょうど近辺まで下げた。株式市場にせよ為替市場にせよ、安部首相辞任報道で株高・円安というアベノミクス相場が終わったとの連想が働いたのだろう。
 興味深いのは、各種メディアに掲載された安倍首相の辞任報道に対する金融市場関係者のコメントだ。金融市場がアベノミクス相場の終焉を連想したにもかかわらず、彼らの多くは、「安部首相が辞任したとしても、日本株相場や円相場に大きな変化が生ずることはない」との見方を示した。一部からは、「辞任報道を受けた市場の反応は、新たなポジション構築のいい機会だった」との見方すら示された。
 安倍首相が辞任する意向を示したとはいえ、自民党総裁選の時期や形式すら決まっておらず、次期首相を確実に見通すことは誰にもできない。それにもかかわらず、日本株や円に大きな変化がないとの見方が多いのは、「次期首相による各種政策は、安倍政権下と大きく違うことはない」との期待感が強いからだろう。
 次期首相は当面、新型コロナウイルスや景気悪化に対応せざるを得ず、結果として次期首相は(誰であっても)独自色の強い政策を打ち出しにくい、との見方はもっともらしい。政策の継続性が保たれるのであれば、日本株相場・円相場ともに大きな変化は生じない、というロジックは合理性があるようにみえる。

期待に支えられた円高・株安
9月以降の相場は波乱含みに

しかし、9月以降の日本の金融市場は、コメントを寄せた金融市場関係者の期待とは裏腹に、非常に不安定なものになるだろう。
 安倍政権下での日本の金融市場(いわゆるアベノミクス相場)は、政策に裏打ちされたものではなく、市場関係者の「期待」という脆いものに支えられてきたからだ。有名なことわざである「幽霊の正体見たり枯れ尾花」を例にとれば、枯れ尾花(アベノミクス)がなくなれば、幽霊と思っていたもの(日本株高・円安)も感じられなくなる。
 安倍首相がアベノミクスを標榜したことをきっかけに、日本株は安倍政権下で3倍近くに上昇し、民主党政権時のように円高が続くこともなくなったのは事実である。そのためか、安倍政権が始まった2012年12月から2014年半ばくらいまで、アベノミクスが日本経済の改善を導き、日本株高や円安はアベノミクスの成果であるという見方は根強くあった。
 しかし、2014年半ば以降の日本経済は、アベノミクスを好意的に見る見方を裏切り、伸び悩むことになる。今となっては、数多くのエコノミストが指摘するように、金融・財政・成長戦略の3本柱で構成された(とされる)アベノミクスは、日本の実体経済を底上げする結果につながらなかったと総括されている。
 アベノミクスが日本の実体経済に貢献できなかったにもかかわらず、日本株の上昇や円高回避が続いた理由は様々だろう。筆者は、米国株の上昇という外部環境から生まれた追い風と、安倍首相を中心とする政権主要メンバーの株高・円安志向の強さへの期待が、日本株上昇と円高回避の主因と見ている。
 米国株上昇という追い風は、安部政権が終了してもしばらく続くだろう。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は27日、期間平均で2%のインフレ率を目指すと表明。インフレの下振れが続いた後には、物価圧力がオーバーシュートする期間を容認する可能性を示唆した。雇用の最大化に関しても姿勢を変更し、労働市場が上向く範囲の拡大を容認することになる。
 つまりパウエル議長は、従来容認していたよりも速いペースでの物価上昇と雇用の拡大を許容することを表明したわけで、その手段であるゼロ金利政策などの金融緩和策は、強化されることはあっても、縮小に転ずるのは相当先となる。FRBによる金融緩和の長期にわたる継続は、米国株相場を強力に下支えする。
 ただ安倍政権が終わったことで、アベノミクスも自動的に終了となる。たとえ政策に変わりはなくても、アベノミクスのシンボルである安倍首相が退陣する以上、アベノミクス期待が続くと見るのは無理がある。

政策の継続は希望でしかない
総選挙観測で潮目は変わる

政策の継続性が維持されるとの見方は、市場関係者による希望でしかないと、筆者は見ている。次期首相が誰になっても、安倍首相とは違う人物である以上、安倍首相と全く同じであると期待するのは無理がある。
 ましてや次期首相が、財政悪化や異次元金融緩和を過去に否定したことがある人物であれば、たとえ実際の政策が安倍政権下のものと完全に同一であっても、「増税や異次元緩和の修正をいずれ試みる」といった期待が生まれやすい。
 安部首相の退陣によって、衆議院の解散・総選挙の可能性が高まったことも、日本株相場・円相場の不安定材料となる。衆議院の任期満了は来年(2021年)10月と、1年1カ月しか残されていない。衆院解散は次期首相の判断によるものの、自民党とすれば、景気悪化が続く中、任期満了という追い込まれる形ではなく、新しい首相をかついで主導権を持つ形で総選挙を迎えたいと考えても不思議ではない。
 総選挙が近いとの見方が強まれば、アベノミクス相場が終了したことを外国人投資家にも印象付けることになるだろう。
米ウィスコンシン州で起きた黒人銃撃事件に抗議し、デモ行進する人々=ウィスコンシン州ケノーシャで2020年8月26日、AP© 毎日新聞 提供 米ウィスコンシン州で起きた黒人銃撃事件に抗議し、デモ行進する人々=ウィスコンシン州ケノーシャで2020年8月26日、AP  米ホワイトハウスは29日、ドナルド・トランプ大統領(74)が来月1日、黒人男性が警察官に銃撃された事件を発端に激しい抗議行動が続く中西部ウィスコンシン州ケノーシャを訪問すると明らかにした。抗議デモで被害を受けた市街地を視察し、地元警察当局から報告を受ける。
 同州は、11月大統領選の勝敗に大きく影響する接戦州の一つ。民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)が、黒人差別・警察暴力への抗議行動ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)への連帯を示すのに対し、トランプ氏は暴動や略奪に焦点を当て「法と秩序が必要だ」と訴えている。ケノーシャ訪問で、治安維持にあたる警察当局を支持する姿勢を明確にする考えだ。
 ケノーシャでは今月23日、黒人男性が警察官に銃撃され下半身まひの重傷を負った。直後から起きた抗議デモの一部が暴徒化。建物の放火などを受け、現地に他州所属を含む州兵が派遣されて夜間外出禁止令が出されるなど緊張が続く。25日には抗議デモ参加者が銃撃されて3人が死傷。17歳の白人少年が殺人容疑でその後逮捕された。
 トランプ氏は29日、南部テキサス州で記者団にケノーシャ訪問の意向を表明。「州兵が派遣されてから現地の状況は劇的に改善した」などと語った。【ワシントン高本耕太】

2020年8月29日土曜日

         8月29日 よみうり寸評

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 「サプライズ」という英語は今、当たり前のように日本の新聞に登場する。そう昔からのことではない◆2000年代に入り、小泉純一郎元首相が閣僚や自民党役員の人事で盛んにそれを演出した。「驚き」の日本語訳がなくても通じるカタカナ語として定着したのが、この頃だったかと思う◆小泉サプライズ劇場のハイライトに、当時49歳、衆院当選3回の安倍晋三官房副長官を党幹事長に抜擢ばってきした17年前の人事がある。時代は移って昨年秋、今度は安倍氏が自分の内閣の一員に元首相の次男の進次郎氏を加えた。このときの紙面にも「サプライズ」の5文字が躍る◆その首相が自ら政権の幕を下ろすと表明した。国民に広がった驚きは在任中のどのサプライズも遠く及ぶまい。病状が心配されていたとはいえこれほど急な決断を何人が予想しただろう◆思えば東日本大震災後の国難のなかで誕生したのが第2次安倍内閣だった。コロナ禍という新たな国難の出口を見いだせないまま、歴史的な長期政権が後継にバトンを託す。

             8月29日 編集手帳

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 人間は食べて出すだけの一本の管である。だが悩める管である――とは、作家カフカの研究者として知られる頭木弘樹さんが“文学者と患者”両方の立場で発する言葉である◆頭木さんは大学生のときに突然、潰瘍性大腸炎を発症した。激しい痛みに襲われ、食事と排泄はいせつという当たり前が、当たり前ではなくなる。朝起きて痛みがなければ、もうそれだけで幸福感に包まれた日々を近著『食べることと出すこと』(医学書院)につづっている◆“国の指導者と患者”その両方の立場から言葉が発せられたのが、安倍首相の退陣表明だろう◆持病である潰瘍性大腸炎が再発したためだという。万全の体調を維持できなければ、なぜ首相として政治判断を誤る恐れがあるのか。辞任理由がいま一つわかりにくいのは、どんなに痛いか、どれほど苦しい病であるかを語らないためかもしれない◆冒頭の頭木さんの言葉をかさねつつ、テレビ中継の記者会見をながめた。当欄では功罪をあれこれ述べる前に、まずはご苦労さまと申し上げておきたい。8年に近い歴代最長政権が唐突に幕を閉じ、政局があわただしく動き出した。