キャンペーンを巡っては、全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、自治体などから「トラベル」事業が22日から始まるのを疑問視する声も上がっている。京都市内でもパーティーや飲み会を契機としたクラスター(感染者集団)が発生しており、7月初旬以降の感染者数は緊急事態宣言が発令された4月と同水準にある。
門川氏は今回のクラスターについて「感染拡大は2次会、3次会と、遅くまで飲んでいること(が原因)で『旅行者が来て』というのはあまりない」と指摘。感染が拡大していた4月には、観光客に向けて「今は京都に来ないで」と訴えかけた経緯もあるが、現状について門川氏は「『府県域を越えて来ないで』という段階ではない」との認識を示した。
コロナ禍で、京都の観光業は厳しい環境に置かれている。門川氏は「(観光する人も)徹底して健康観察し、受け入れ側も感染拡大防止策を徹底すべきだ。(自粛などを)ゼロか100で判断しては、長いウイルスとの闘いはやっていけない」と強調した。【小田中大】
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