病院建設は、新型コロナウイルスが世界的に拡大する中、金氏が3月の着工式に出席するなど、金氏の肝いりで進められてきた。だが、国際社会による制裁や防疫のための国境封鎖で資材も思うように確保できない状況に、いらだちを爆発させたといえそうだ。
特に金氏は、きちんと予算を立てないまま各種の「支援事業」を奨励することで「人民にむしろ負担を覆いかぶせている」と指摘した。「人民のためという党の崇高な構想が歪曲(わいきょく)され、党のイメージに泥を塗りかねない」とも厳しく批判した。
報道には、コロナ対策の長期化で住民の不満が高まる中、自らは「住民のことを第一に考える慈愛あふれる指導者」だと演出する狙いもあるとみられる。
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