2020年7月7日火曜日



朝乃山
© デイリースポーツ 朝乃山  「大相撲7月場所」(19日初日、両国国技館)
 新大関朝乃山(26)=高砂=が7日、七夕の願いとして「優勝」、「コロナに負けない」と語った。7月場所へ向け、稽古も本格化させ、若い衆相手に相撲も13番取って、調整した。
 稽古後、電話での代表取材に応じ、「(初日まで)2週間は大事。6月の稽古よりも一段階、気合が入る。夏場所が中止になったけどいつもと同じ気持ち」と、力を込めた。
 新型コロナウイルスの影響で出稽古が禁止。部屋の幕下力士と番数を重ねることで、自身の調整に加え、若い衆の力も引き出す。「幕下のホープが何人かいるので、関取に上げるのも自分の役目。そういうふうに稽古をしていく」と、責任感をあふれさせた。
 新大関の化粧まわしは新たに2本。東京の個人後援会から贈られたのは白地に「昇り龍」が描かれた。「すごくいいデザイン。7月場所にできあがったので着ける」と話した。
 前日、リモート会見でも話したが、大関の実感は複雑。「きのうの記者会見でも、関取と言われてきたのが、今は大関と言われるのでそういうところで実感する」。一方で「やっぱりこの状況なので外にも出られないし、まだないですね」と、話した。
 それでも、月給が大幅アップしていたのは、びっくり。「やったーという感じ。子供みたいな反応でしたね」と笑わせた。
 大幅昇給で自身への“ご褒美”として「ヨギボー」を購入した。中にビーズが入ったソファーで最高のリラックス。ダブルでお値段は3万円。「人を駄目にするソファーですね。人を駄目にするクッションですね。買ったときは布団にダイビングするんじゃなくてヨギボーにダイビングしてました。このヨギボーはいろんなタイプあるが、子どもたちには大人気ですね。家にあったら。買っている家があれば犬もヨギボーにたぶん座っていると思います」と、自室ではもう手放せない相棒だ。

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