将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に挑戦している第91期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第3局が9日午前、東京都千代田区の都市センターホテルで始まった。ここまで2連勝している藤井七段が勝って初タイトル獲得を決めるか、カド番の渡辺棋聖が1勝を返して逆転防衛に望みをつなぐか、注目の一番だ。
藤井七段は、勝てば17歳11カ月で初タイトルを獲得することになり、1990年に屋敷伸之九段(48)が作った18歳6カ月のタイトル獲得最年少記録を更新することになる。木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦七番勝負も並行して戦っており、一気に二冠になる可能性もある。
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