2020年8月8日土曜日


コロナ検査、1日最大5万6000件必要…厚労省が体制拡充へ

 新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、厚生労働省は7日、ピーク時には全国で1日あたり最大約5万6000件の検査が必要になるとの見込みを発表した。厚労省の示した流行予測に基づいて各都道府県が感染者数の推計や検査の陽性率などをもとに試算し、ピーク時に必要な件数をまとめた。現在、1日あたりの検査実績はPCR検査だけで約2万件だが、秋から冬にかけてインフルエンザが同時に流行すれば、検査がさらに必要となる可能性もあるため、厚労省は一層の拡充を目指す。

 試算によると、豪雨災害の影響で確定していない熊本を除いた件数は46都道府県全体で計5万5933件。最多は東京の1万971件で、神奈川(3710件)、埼玉(3343件)、千葉(2794件)、大阪(2669件)、北海道(2620件)、福岡(2000件)と続いた。熊本は今後、精査し報告するという。

 厚労省は、現在、1日あたり最大約8万6000件の検査能力があるとしている。内訳は、PCR検査が約5万2000件、2種類の抗原検査が約3万4000件という

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