新型コロナウイルスの感染拡大で、お盆期間の帰省を巡る政府や自治体の見解が分かれる中、福岡市博多区のJR博多駅には8日朝からお盆を古里や行楽地で過ごす帰省客が訪れた。
東京、大阪方面からの新幹線が博多駅に着くと、キャリーバッグやお土産など大きな荷物を手にした帰省客が降り立ったが、駅構内に例年のにぎわいはなかった。大阪から帰省したパート従業員、柳瀬絵里子さん(53)は「肺の持病があり迷ったが、高齢の両親といつ会えるか分からないので帰ってきた。人混みを避けて過ごしたい」と話した。
JR西日本によると、山陽新幹線の自由席乗車率は東京発広島・博多方面行き「のぞみ1号」が新大阪駅を発車する時点で前年比80ポイント減の50%。鹿児島中央行き「みずほ605号」が同110ポイント減の10%だった。九州新幹線は新大阪発鹿児島中央行き「さくら545号」が博多駅を通過する時点で47%だった。ピークは下りが8日、上りが16日と見込まれている。【田崎春菜】
0 件のコメント:
コメントを投稿