2020年8月8日土曜日

 

お盆休み初日の8日。

例年ならば帰省ラッシュのピークだが、交通機関や道路は激しい混雑は見られず、いつもとは違った特別な夏となっている。

各地の様子をまとめた。

JR東京駅の新幹線のホームで駅員が乗客に配っていたのは、新型コロナウイルス感染対策のウエットティッシュ。

お盆休み初日の8日は、例年なら帰省ラッシュのピークとなるはずなのだが...。

お盆初日を迎えた東京駅では、列車に乗り込む人は少なく、車内も空席が目立っていた。

下りの新幹線で自由席の乗車率が5%にとどまる列車もあったという。

青森に帰る人は、「全然すいている。マスク1週間分持ってきて、手洗いはまめにしようと思う」と話した。

宮城県のJR仙台駅では、例年であれば、帰省客やそれを出迎える人で混雑するが、2020年は人の姿がまばらとなっていた。

乗客は、「『密』になってないから、結果的にはいいのかなと」と話した。

一方、感染拡大が続いている沖縄県の那覇空港に8日、到着した観光客は...。

埼玉から訪れた人は、「大失敗でした。安い飛行機を使っていて、キャンセル料がかかってしまうので決行してしまった。なるべく人がいないところばかりを訪問しようと思う」と話した。

横浜から訪れた人は、「沖縄県でも感染者が増えているというニュースを見て、楽しみの半面、不安もすごく大きかった。航空券も取ってしまっているということで、予防はしっかり徹底して楽しみたい」と話した。

岐阜・高山市の観光地、古い町並み。

お盆休みは毎年、多くの観光客でにぎわうが...。

女性は、「(ことしは)激減。10分の1もみえる(来る)か、みえないくらい...」と話した。

高知市の商店街では、ブラシで掃除をする人たちが。

実はこの商店街、本来なら、夏の風物詩「よさこい祭り」が行われるはずだった。

しかし2020年は、新型コロナの影響で中止に。

女性は、「ことしは踊れないけど、恩返しをしたくて応募した。また来年、よさこい祭りが開催されたときには、もっとたくさんの人に見に来てもらいたい」と話した。

踊り子たちは、2021年への思いを込めて汗を流していた。

そんな、お盆休み初日。

たくさんの親子連れが訪れていたのは、東京タワーに設けられた遊び場。

2020年は、新たにウォータースライダーも作られ、水遊びができるようになった。

訪れた人たちは「たのしかった」、「こういう場を提供してくれるのは助かる。帰省することがかなわず、夏休みも都内のホテルのプールで宿泊して遊ぼうかと」などと話した。

東京タワーでは、外階段を開放し、エレベーターを使わなくても展望台にのぼれるようにしている。

神奈川県の湘南の海には、8日も多くのサーファーが詰めかけた一方、海水浴場はすいていた。

訪れた人たちは「(ことしの夏を一言で表すと?)静か!」、「静かな夏...」などと話した。

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