2020年8月8日土曜日

 


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長崎は9日に原爆投下から75年を迎える。長崎市松山町の平和公園では7日、「原爆の日」当日に行う平和祈念式典のリハーサルがあった。

今年は新型コロナウイルスの感染防止のため一般参列はできず、会場の座席数は例年の10分の1程度の500席に絞って間隔を確保。多くの在校生が原爆の犠牲になった山里小(長崎市)による合唱も縮小し、リハーサルでは例年の半数の児童が平和への思いを込めて歌声を響かせた。

式典で被爆者代表として原爆死没者名簿を納める長崎市の川副忠子さん(76)は「コロナ禍でも核廃絶への取り組みを止めてはいけない。参加者が限られる中、背負う役割は大きい」と語った。

式典には、被爆者や遺族、安倍晋三首相らが参列。海外は初めての5カ国を含む74カ国(7月27日時点)が駐日大使などの出席を予定している。 (岡部由佳里)

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