今年は新型コロナウイルスの影響で神輿(みこし)渡御がなくなったため、代替の行事として初めて執り行われた。15日夜にあった宵宮祭で神霊は本殿から三つの神輿に遷されていて、この日は神輿庫の前で榊に神霊を遷した後、白馬の背に乗せた。
勅板(ちょくばん)や幸鉾(さいのほこ)といった神宝に先導された行列は午後6時に八坂神社南側の石鳥居を出発、四条通を西に進んだ。御旅所に到着後、御幣(ごへい)に神霊を遷す神事が行われた。終了後、森壽雄宮司は「祇園祭1150年の歴史の中で初めてのことが無事に執り行えてありがたい」とあいさつした。
この日朝には、祇園祭・前祭(さきまつり)を行う23の山鉾保存会代表者らが榊を手に四条烏丸から御旅所まで歩き、八坂神社を遙拝(ようはい)する行事も行われた。
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