日経平均 23,110.61 円 △ 59.53 円
≪東証一部≫
売買高 9億1,533万株
値上り銘柄数 1,115 銘柄
値下り銘柄数 954 銘柄
騰落レシオ(25日) 108.53 % △ 7.58 %
為替 1ドル=105.51 円
☆ 市況概況 ☆
売り先行となるも買い戻しが入り堅調
米国株は相変わらず二極化の動きで方向感は見られず、円高が進んだことから売り先行となった。寄り付きの買い戻しが一巡となるといったん下値を試す動きになったが、23,000円を割り込むと買い戻しも入り堅調となったが特に買い上がる材料もなく逆に高くなると手仕舞い売りも出てくるという感じだった。
昼の時間帯も特に材料もなかったが、後場に入ると買い戻しを急ぐ動きもあって高値を更新となった。ただ、一気に買い上がるということでもなく上値の重さを確認しては売られ、前日の終値などを意識すると買い戻しが入るという展開で、結局最後まで買い気に乏しい展開ながらも値持ちの良い動きとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われる銘柄もみられたが、まちまちとなった。東証マザーズ指数は大幅高となったが日経ジャスダック平均は堅調というにとどまり、二部株指数は軟調となった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ特に指数を押し上げる場面が何度か見られたが最後まで買い切れず、方向感を出すまでには至らなかった。
買われ過ぎ銘柄の中には大きく売られるものも見られたが指数は堅調となった。空売りの買い戻しが一巡となったものも見られることからこれまでの流れに変化が見られたと見てもいいのだろう。指数に影響の大きな銘柄も本日の上昇で空売りが増えたのかどうかが注目される。さらに空売りが積み上がっているようであれば、堅調な地合いが続くのだろうが、空売りが減少すれば、ちょっとした売りに押されることになるのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
明日も陽線となるようであればいいが、本日の安値を試す割り込むと一気に調整となるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
値持ちの良い展開が続いているが、まさに1月2月の保ち合いと同じ様な展開になってきた。3月に入ってから急落となったが、9月に入ってから決算への不安などから売られることになるのか、3月の空売りの期日の買い戻しが入るのかどうかということなのだろう。
本日は機械受注のせいもあるが、ダイキン(6367)が比較的大きな下げとなった。調整しながらでも堅調な地合いが続いていた銘柄ではあるが、ここから25日移動平均線や基準線でサポートされるかどうかということになりそうだ。
このように下値のサポートを試す動きとなるものが多いが、ダイキンと同様にここまでの指数上昇をけん引した東京エレクトロン(8035)なども上値は重く、いったん下値を試す銘柄も多くなりそうだ。
逆に三菱UFJ(8306)などのように売られ過ぎ銘柄には底堅さも見られる。ただ、そうは言っても指数に影響の大きな銘柄がどのように動くかだけなので、日経レバレッジ(1570)なども含めて、空売り状況には引き続き注意が必要だろう。
著者:清水 洋介
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