2020年8月31日月曜日

松屋の「プレミアム牛めし(並)」をテイクアウト© マネーポストWEB 提供 松屋の「プレミアム牛めし(並)」をテイクアウト  牛丼は今や日本の国民食の一つになったと言っていいかもしれない。牛丼チェーンは全国至るところに展開し、好きなときにお店で食べることができるが、「牛丼は自宅で食べるとより満足度が高まりコスパが良くなる!」と力説するのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏。持ち帰り料理のアレンジが大好きで、新刊『意識の低い自炊のすすめ』(星海社)も話題の中川氏が、松屋の「プレミアム牛めし」をテイクアウトして高コスパで味わう方法を模索した。
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 松屋の「プレミアム牛めし」、おいしいですよね~。私はご飯よりも具が多い牛めしが好きなため、店で食べる時は「ミニ盛り」(330円・税込み。以下同)を夫婦2人で1つずつ頼み、さらに「プレミアム牛皿」(300円)1つ、「生玉子」(70円)2つも追加します。「牛皿」を半分に分けてそれぞれミニ盛りの上に載せます。それぞれ生玉子も載せるのですが、私の妻は生玉子の黄身の部分だけ取ったら、残りの白身の部分を私に渡してきます。
「黄身だけ食べたいんだもん!」とのことですが、正直2個分の白身をもらうこちらとしては、ぐじゅぐじゅになり過ぎるのであまり有難くはありません。なので味噌汁に入れることにしているのですが、火を通すわけでもないのであまり固まらない。
 本当においしい松屋のプレミアム牛めしではありますが、夫婦でもっとおいしく食べるにはどうするかと考えた時、家に「弁当」を持ち帰ればいいことに気付きました。もっとも分かりやすいのは、「並」の弁当を3つ購入し、そのうち1つのご飯を半分にし、3つ分の具を半分にして分け合うというやり方です。
 個人的に「並」だとご飯が多すぎる。だから残った2つのご飯はラップにくるんで別の料理に使ってしまう。そうすると「380円×3」で合計1140円、これで3食分になります。当然2食分はおかずを自ら作る必要がありますが。松屋は弁当の場合、具とご飯を分ける容器を採用しているため、こうした技が可能になるのです。

「ご飯を少なく、具を多く」をどう実践するか?

私がいつも行く松屋では「牛皿」と「牛皿大盛」があります。私の好みに合わせて「ご飯を少なく、具を多く」を実践する場合、どの組み合わせがもっともコスパがいいのか――。それを検証してみます。この日は「プレミアム牛めし並」×3、「牛皿」、「牛皿大盛」の5つを買いました。その重さを量っていきますが、ご飯の入った紙の丼は22.0グラム、具の入ったプラスチックの容器は13.5グラムです。それを差し引いた重さが以下の通りです。
・プレミアム牛めし【1】:具・107グラム、ご飯・218グラム→合計325グラム
・プレミアム牛めし【2】:具・120.5グラム、ご飯・223グラム→合計343.5グラム
・プレミアム牛めし【3】:具・127.5グラム、ご飯・222.5グラム→合計350グラム
 若干の差が出る結果となりました。
・牛皿:95グラム
・牛皿大盛:156.5グラム
 単純に「並」の価格である380円から、「並」相当の具の量と想定できる「牛皿」の価格である300円を引くと、その「ご飯」の価格は80円ということになります。この前提があったうえで、「いったい、どの具が一番お得なのか」を検証します。今回、【1】【2】【3】の「並盛」を買いましたが、これは肉の量を平均化したうえで、計算します。
・「牛めし並盛」の具の1グラムあたり単価:2.54円
・「牛皿」の1グラムあたり単価:3.16円
・「牛皿大盛」の1グラムあたり単価:2.68円
 これを考えると、もっともコスパが悪いのは「牛皿」ということになります。「プレミアム牛めし」については、3つ頼んで具の量にバラつきがありました。当然「牛皿」「牛皿大盛」にもバラつきはあることでしょう。ただ、この検証結果から考えると、牛皿よりも牛めし並盛の具の方がコスパは良いようです。ということで私は今後、松屋の持ち帰りスタイルを以下のようにしようと決めました。
「牛めし並×3」、コレだ! 「牛めし並×2」+「牛皿」はもうしません。自宅でインスタント味噌汁を作り、そこにスーパーで買った玉子(1個16~20円ほど)の白身は1つ分入れて固める。こうすればグジュグジュの白身入り牛めしにならないし、肉の量も丁度いい。もしも一人で食べる場合だったら多分「あたま大盛」(480円)にして、ご飯を半分はラップに入れて保存することでしょう。以上、中川淳一郎的、松屋の弁当注文術でした!

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