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松屋の「プレミアム牛めし」、おいしいですよね~。私はご飯よりも具が多い牛めしが好きなため、店で食べる時は「ミニ盛り」(330円・税込み。以下同)を夫婦2人で1つずつ頼み、さらに「プレミアム牛皿」(300円)1つ、「生玉子」(70円)2つも追加します。「牛皿」を半分に分けてそれぞれミニ盛りの上に載せます。それぞれ生玉子も載せるのですが、私の妻は生玉子の黄身の部分だけ取ったら、残りの白身の部分を私に渡してきます。
「黄身だけ食べたいんだもん!」とのことですが、正直2個分の白身をもらうこちらとしては、ぐじゅぐじゅになり過ぎるのであまり有難くはありません。なので味噌汁に入れることにしているのですが、火を通すわけでもないのであまり固まらない。
本当においしい松屋のプレミアム牛めしではありますが、夫婦でもっとおいしく食べるにはどうするかと考えた時、家に「弁当」を持ち帰ればいいことに気付きました。もっとも分かりやすいのは、「並」の弁当を3つ購入し、そのうち1つのご飯を半分にし、3つ分の具を半分にして分け合うというやり方です。
個人的に「並」だとご飯が多すぎる。だから残った2つのご飯はラップにくるんで別の料理に使ってしまう。そうすると「380円×3」で合計1140円、これで3食分になります。当然2食分はおかずを自ら作る必要がありますが。松屋は弁当の場合、具とご飯を分ける容器を採用しているため、こうした技が可能になるのです。
「ご飯を少なく、具を多く」をどう実践するか?
私がいつも行く松屋では「牛皿」と「牛皿大盛」があります。私の好みに合わせて「ご飯を少なく、具を多く」を実践する場合、どの組み合わせがもっともコスパがいいのか――。それを検証してみます。この日は「プレミアム牛めし並」×3、「牛皿」、「牛皿大盛」の5つを買いました。その重さを量っていきますが、ご飯の入った紙の丼は22.0グラム、具の入ったプラスチックの容器は13.5グラムです。それを差し引いた重さが以下の通りです。・プレミアム牛めし【1】:具・107グラム、ご飯・218グラム→合計325グラム
・プレミアム牛めし【2】:具・120.5グラム、ご飯・223グラム→合計343.5グラム
・プレミアム牛めし【3】:具・127.5グラム、ご飯・222.5グラム→合計350グラム
若干の差が出る結果となりました。
・牛皿:95グラム
・牛皿大盛:156.5グラム
単純に「並」の価格である380円から、「並」相当の具の量と想定できる「牛皿」の価格である300円を引くと、その「ご飯」の価格は80円ということになります。この前提があったうえで、「いったい、どの具が一番お得なのか」を検証します。今回、【1】【2】【3】の「並盛」を買いましたが、これは肉の量を平均化したうえで、計算します。
・「牛めし並盛」の具の1グラムあたり単価:2.54円
・「牛皿」の1グラムあたり単価:3.16円
・「牛皿大盛」の1グラムあたり単価:2.68円
これを考えると、もっともコスパが悪いのは「牛皿」ということになります。「プレミアム牛めし」については、3つ頼んで具の量にバラつきがありました。当然「牛皿」「牛皿大盛」にもバラつきはあることでしょう。ただ、この検証結果から考えると、牛皿よりも牛めし並盛の具の方がコスパは良いようです。ということで私は今後、松屋の持ち帰りスタイルを以下のようにしようと決めました。
「牛めし並×3」、コレだ! 「牛めし並×2」+「牛皿」はもうしません。自宅でインスタント味噌汁を作り、そこにスーパーで買った玉子(1個16~20円ほど)の白身は1つ分入れて固める。こうすればグジュグジュの白身入り牛めしにならないし、肉の量も丁度いい。もしも一人で食べる場合だったら多分「あたま大盛」(480円)にして、ご飯を半分はラップに入れて保存することでしょう。以上、中川淳一郎的、松屋の弁当注文術でした!
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