2020年8月6日木曜日

記者会見する安倍晋三首相=6日午前、広島市中区(代表撮影)© 時事通信 提供 記者会見する安倍晋三首相=6日午前、広島市中区(代表撮影)

 安倍晋三首相は6日、広島市で記者会見し、新型コロナウイルスの感染者が全国で急増していることについて「直ちに緊急事態宣言を出すような状況ではない」との見解を示した。その上で、お盆シーズンを前に「帰省の際は『3密』を避ける、大声で話さないといった基本的な感染防止策を徹底するようお願いしたい」と呼び掛けた。

 首相が会見に臨んだのは、通常国会閉幕直後の6月18日以来。首相は帰省に関し「特に大人数の会食など感染リスクが高い状況は控え、高齢者への感染につながらないよう十分注意していただきたい」と強調。「大変難しいかじ取りだが、再び宣言を出す事態とならないよう必要な対応を速やかに講じていく」と語った。

 政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンにも触れ、「観光事業者と旅行者の双方に感染拡大防止策を実施していただきながら、ウィズコロナの時代の安全で安心な新しい旅のスタイルを普及・定着させていきたい」として、引き続き実施する方針を示した。

 広島県選出の河井克行前法相夫妻(自民離党)が公職選挙法違反(買収)の罪で起訴され、地元政界にも混乱をもたらした事件に関し、首相は「誠に残念だ。かつて法相に任命した者として責任を痛感している」と従来の発言を繰り返した。

 原告全員を被爆者と認めた「黒い雨」訴訟の広島地裁判決への対応については「関係省庁と広島県、広島市で協議を行っており、これを踏まえて対応を検討していく」と述べるにとどめた。

 9月末までに見込まれる内閣改造・自民党役員人事に関し「現在、政府を挙げてコロナ対策に全力で取り組んでいる。人事の話はまだ先だ」と踏み込まなかった。

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