2020年8月26日水曜日

© 西日本新聞社 安倍晋三首相は28日、首相官邸で記者会見を開く。自民党の森山裕国対委員長が26日、立憲民主党の安住淳国対委員長に伝えた。会見で首相は新型コロナウイルス対応を説明するとともに、自身の健康状態にも言及するとみられる。首相を巡っては、体調悪化が深刻化しているとの見方が広がっており、健康不安を払ふっ拭しょくできるかが注目される。
官邸での記者会見は、通常国会閉会翌日の6月18日以来となる。
首相は今月17日に約7時間半、24日には4時間近く東京都内の病院に滞在し、健康不安説が広がっていた。記者団の取材に、19日は「体調管理に万全を期すため検査を受けた」と説明。24日は「追加的検査」と述べる一方、検査内容や結果について「またお話をさせていただきたい」と語り、自ら国民に説明する考えを示していた。
首相は国会閉会後の6月20日まで147日間連続で執務するなど、新型コロナウイルス対応で休日返上が続いた。ただ、野党の国会開会や閉会中審査への出席要求に応じず、記者会見も途絶えたことから「疲労が蓄積している」「持病の悪化で長時間の質疑応答に耐えられなくなっている」といった臆測が浮上。麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官らが休養を勧めていた。
8月16~18日に夏休みを取り、19日に公務を再開。側近の萩生田光一文部科学相らがもっと休むよう進言しても、首相は「大丈夫だ。責任を持ってしっかり陣頭指揮を執りたい」と応じなかったという。

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