文科省によると、全国の学校で集団感染が相次ぎ、感染者らへのいじめや学校への誹謗(ひぼう)中傷が起きていることから、多くの学校で2学期が始まるこの時期にメッセージを出した。
児童や生徒、学生には「感染した人が悪いのではありません。早く治るよう励まし、治って戻ってきたときには温かく迎えて欲しい」と呼びかけた。教職員らには子どもを指導する際、感染者や家族を差別しないことに加え、「医療従事者や社会活動を支える人たちへの敬意や感謝も伝えて欲しい」と求めた。保護者らには「自分が差別を行わないだけでなく、身の回りに差別につながる発言や行動があったときは同調せず、『そんなことをやめよう』と声をあげて」と促している。
文科省は、いじめなどの相談窓口として設置している「24時間子どもSOSダイヤル」(0120・0・78310)で、新型コロナに関する相談も受け付けている。(伊藤和行)
■新型コロナウイルス感染に関する子どもの悩み相談窓口
●24時間子どもSOSダイヤル 0120・0・78310
●子どもの人権110番 0120・007・110
●いのちの電話 0120・783・556
●チャイルドライン 0120・99・7777
●新型コロナこころの健康相談電話 050・3628・5672
(文部科学省の発表から)
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