●今週末にかけて特別警報級の台風接近 今やるべき備えは?
台風10号は特別警報級の勢力で沖縄や奄美、九州に接近することが想定され、暴風や大雨、高波、高潮のいずれに対しても最大級の警戒が必要となります。
台風が接近する前から、しっかりと対策することが求められています。
●建物の状態の確認や対策をする
家などの建物の点検は、念入りに行うことが重要です。
●屋根、塀、壁の点検
屋根、塀、壁を再度点検し、不安なところは補強作業を行いましょう。庭木に支柱を立てることも対策の1つです。作業が間に合わない場合も、建物の弱い所を把握することで、避難等の判断をする材料の1つになります。台風が来る前の早い段階で点検をしましょう。
●側溝や排水溝を確認
側溝や排水溝の掃除をし、水はけをよくしておきましょう。普段あまり気にかけることが少ない側溝や排水溝には、落ち葉や石などが詰まっていることもあります。台風に伴う雨雲は、想像できないほどの大雨を降らせます。早めに掃除をしておきましょう。
●建物の周りに置いてあるものを補強・室内にしまう
家の周りにあるもので強風などによって飛ばされる可能性のあるものは、室内にしまうか、しまうことが出来ない場合は飛ばされないようにしっかり固定しましょう。
●窓や雨戸を補強する
ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓にテープを貼るなどして補強しましょう。
●屋内での対策やもしものための備えを確認
屋内の建物の点検も、念入りに行うようにしましょう。万が一に備えて、避難時の行動など家族で対策を話し合い、確認することも大切です。
●床上の浸水対策をする
家財や家電などは浸水の被害を受けないように、高所や2階以上に移動させましょう。 電気のコンセントは漏電、ショート、感電などが発生する可能性があります。コンセントは抜き、低い位置にあるものは高所へ移動させましょう。
●ライフライン断絶に備える
断水に備えて飲料水を確保しましょう。浴槽に水を張るなどしてトイレなどの生活用水を確保しましょう。避難に備え、非常持ち出し品を準備しましょう。
●緊急時の行動を確認
家族で緊急連絡手段とその方法を話し合いましょう。台風通過時に家族が同じ場所にいない場合は、落ち合う場所などを決めておくといいでしょう。
●ハザードマップを入手する
家の近くに洪水のおそれのある河川があったり、低地、急傾斜地で水害や土砂災害のおそれがある場合は事前にハザードマップなどを入手しておきましょう。 ハザードマップは各市役所や区役所、役場などで入手することができます。現在はネットからも確認することができます。
●近隣の建物や道路を知る
避難時に備え、近隣の建物や道路を再確認し、避難場所やそこまでのルートも把握しましょう。可能であれば、用水路やマンホールの場所も確認すると良いです。道路が冠水したり浸水が始まったりしている場所では、用水路やマンホールのふたが外れていても、濁った水で見えなくなっているため、足を取られる危険性があります。
●近所の方とコミュニケーションを取る
ご近所付き合いは、救助や避難所暮らしの際に大きな力となります。特に隣近所にお年寄りがいる場合は、いざというときに支援できるようにコミュニケーションを取りあって、助け合いましょう。
●最新の台風情報の確認をする
最新の情報を常に確認するようにしましょう。tenki.jpなどの天気予報専門のウェブサイトでは台風の進路予想が定期的に更新されますので、最新の台風情報が入手できます。また、大雨や暴風などの警報・注意報や、天気予報、雨雲の動きなども掲載されています。こまめに気象情報を確認してください。
●非常用品の確認も忘れずに
台風の接近を前に、いざという時のために、非常用持ち出し袋のチェックが必要です。ライフラインが断絶した場合や避難所で過ごすことを考えて、3日程度の避難を想定して準備するようにしましょう。
チェックリストをまとめました。
●非常用品
□懐中電灯
□予備バッテリー(乾電池)
□携帯電話用充電器
□携帯ラジオ
□ライター、ろうそく
□救急箱(常備薬)
□ヘルメット(雑巾)
□携帯トイレ
□歯ブラシ
□眼鏡、コンタクトレンズ
□ティッシュ、ウェットティッシュ
□ブランケット
□衣類、タオル
□軍手
□貴重品(現金、預金通帳、印鑑など)
□非常用食料
□水
女性や小さな子供はこれらも必要です。忘れずに準備しましょう。
□生理用品
□母子手帳と保険証
□粉ミルク
□おしりふき・おむつ
今年は新型コロナウイルス対策のためにも衛生用品の準備が必須となります。こちらも忘れないようにしましょう。
□マスク(数枚)
□ハンカチやティッシュ(マスクがなくなった場合の口や鼻を覆う代用品にもなります)
□アルコール消毒液またはウェットティッシュ
□体温計
0 件のコメント:
コメントを投稿