【ソウル=豊浦潤一】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」(電子版)は5日、台風の通過で「数十人余りの人命被害」が出たと報じた。被害対策を怠ったとして被災地の市幹部が処罰されるという。ラヂオプレス(東京)が伝えた。北朝鮮は、10月10日に党創建記念日を迎え、人民生活の向上の成果報告が求められる。台風の被害の大きさと幹部の不手際を強調することにより、金正恩 党委員長の権威失墜を防ぐ狙いがあるとみられる。
台風対策を巡る党の方針の執行を怠ったとして、南東部・元山 市と江原道 の幹部らの責任を追及する会議が3日開かれ、元山市幹部らの処罰が決まったという。処罰の具体的内容は不明だ。党中央委員会は8月25日の政治局拡大会議で、台風による人命被害の防止を重要案件として討議していた
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