国内で新たに664人の感染確認…緊急事態宣言解除後で最多
東京都は18日、都内で新型コロナウイルスの感染者を新たに290人確認したと発表した。過去最多となった17日の293人に迫り、1日の感染者は3日連続で280人を超えた。さらに大阪府内で86人が確認されるなど、国内では29都道府県と空港検疫で計664人の感染が確認され、緊急事態宣言解除後で最多となった。
都によると、290人のうち20~30歳代が7割近い189人を占めた。その一方で、40~60歳代が71人、70歳代以上が17人に上るなど、幅広い年代に感染が広がっている。
ホストクラブやキャバクラ店など接待を伴う飲食店の従業員や利用客ら「夜の街」に関連する感染者は30人。このほか、職場内と家庭内での感染が各25人、飲食店などでの会食を通じた感染は18人と、感染経路も多岐にわたっている。半数以上にあたる158人は感染経路がわかっていないといい、都幹部は「市中感染の拡大を警戒する必要がある」と話す。
大阪府では、緊急事態宣言解除後で最多となる86人の感染が確認された。10~80歳代で、いずれも軽症や無症状という。京都府と愛知県でも各25人が確認され、ともに過去最多となった。
神奈川県では宣言解除後では最多となる49人の感染が判明。横浜市と大和市では、集団感染が起きた「新宿シアターモリエール」の舞台公演を観覧した計4人の感染が確認された。埼玉県でも49人の感染が判明したほか、同県内の医療機関に入院していたさいたま市内の80歳代男性の死亡が確認された。
また、沖縄県は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の米軍関係者2人が感染したと発表した。県民との接触の有無は調査中という。沖縄県の米軍関係者の感染は計143人となった。
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