仏ナントの大聖堂で火災、放火の疑いで捜査開始
【AFP=時事】(更新、写真追加)フランス西部ナント(Nantes)の大聖堂内で18日、火災が発生し、ステンドグラスの窓やパイプオルガンなどが焼失した。検察当局は、放火の疑いで捜査を開始したと発表した。
午前8時(日本時間同日午後2時)前に、サンピエールサンポール大聖堂(Cathedral of St Peter and St Paul)で火災が発生したとの通報を受け、消防隊員100人前後が現場へと出動。地元の消防本部長は、2時間後に消防隊が火の勢いを食い止めたと説明している。
火災により大聖堂の名物だった17世紀のオルガンなどの貴重な品々が全焼したが、消防本部長は、パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で昨年起きた火災ほどの被害は出なかったと述べた。
ナント検察の当局者はAFPに対し、「放火の疑いで捜査が開始されたが、今のところ結論には達していない。捜査で行うべきことは多く、新たな要素が出てくる可能性があるからだ」と説明。
「われわれが火災の発生現場に到着した際、3か所で別個に火災が発生していた。これは常識的な疑問だ。われわれは捜査を開始した」と述べた。
15~19世紀に建設されたゴシック様式の建物は、直近では1972年にも火災が発生。屋根の修復に13年超を要した。
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