2020年7月19日日曜日


仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、消火活動に当たる消防士ら(2020年7月18日撮影)。2020/07/19 05:46© AFP/Sebastien SALOM-GOMIS 仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、消火活動に当たる消防士ら(2020年7月18日撮影)。
【AFP=時事】(更新、写真追加)フランス西部ナント(Nantes)の大聖堂内で18日、火災が発生し、ステンドグラスの窓やパイプオルガンなどが焼失した。検察当局は、放火の疑いで捜査を開始したと発表した。
仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により焼失したオルガンの残骸(2020年7月18日撮影)。© Fanny ANDRE / AFP 仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により焼失したオルガンの残骸(2020年7月18日撮影)。
 午前8時(日本時間同日午後2時)前に、サンピエールサンポール大聖堂(Cathedral of St Peter and St Paul)で火災が発生したとの通報を受け、消防隊員100人前後が現場へと出動。地元の消防本部長は、2時間後に消防隊が火の勢いを食い止めたと説明している。
仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、消火活動に当たる消防士ら(2020年7月18日撮影)。© AFP/Sebastien SALOM-GOMIS 仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、消火活動に当たる消防士ら(2020年7月18日撮影)。
 火災により大聖堂の名物だった17世紀のオルガンなどの貴重な品々が全焼したが、消防本部長は、パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)で昨年起きた火災ほどの被害は出なかったと述べた。
© Sebastien SALOM-GOMIS / 
 ナント検察の当局者はAFPに対し、「放火の疑いで捜査が開始されたが、今のところ結論には達していない。捜査で行うべきことは多く、新たな要素が出てくる可能性があるからだ」と説明。
仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により損傷した内部の様子(2020年7月18日撮影)。© Sebastien SALOM-GOMIS / AFP 仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により損傷した内部の様子(2020年7月18日撮影)。
「われわれが火災の発生現場に到着した際、3か所で別個に火災が発生していた。これは常識的な疑問だ。われわれは捜査を開始した」と述べた。
仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により損傷した内部の様子(2020年7月18日撮影)。© Fanny ANDRE / AFP 仏西部ナントのサンピエールサンポール大聖堂で、火災により損傷した内部の様子(2020年7月18日撮影)。
 15~19世紀に建設されたゴシック様式の建物は、直近では1972年にも火災が発生。屋根の修復に13年超を要した。

0 件のコメント:

コメントを投稿