菅義偉首相は18日午前、各府省の事務次官らが政策課題を協議する「次官連絡会議」に出席し、「事務方の責任者である皆さんが率先して行政の縦割りを打破し、既得権、あしき前例主義を打ち払って大胆な規制改革を進めてほしい」と訓示した。最優先課題として新型コロナウイルス対策と経済再生の両立を挙げ、内閣の方針や閣僚の指示に従って積極的に政策立案するよう求めた。
首相は「世の中には国民の感覚から大きく懸け離れ、当たり前でないことが残っている」と改めて指摘。「現場の声に耳を傾け、何が当たり前なのか、しっかりもう一度見極めてほしい」と各次官に指示した。
連絡会議は旧民主党政権が廃止した事務次官会議に代わるもので、第2次安倍内閣が発足した2012年12月から首相官邸で定期開催されている。通常、首相は出席しないが、今回は就任直後の自身の方針を事務方に徹底させる狙いとみられる。
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