2020年9月7日月曜日

合流新党代表選告示、泉氏と枝野氏が立候補届け出…泉氏は党名に「民主党」

 立憲民主、国民民主両党などによる合流新党の代表選が7日午前、告示され、立民の枝野幸男代表(56)と国民の泉健太政調会長(46)が立候補を届け出た。10日に投開票される。新党の党名選挙も同時に行い、枝野氏が掲げた「立憲民主党」か、泉氏の「民主党」のどちらかを選ぶ。両氏は7日午後、共同記者会見に臨む。代表選では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた消費税減税や、野党共闘、党運営のあり方などについて論戦が交わされる見通しだ。届け出順は、泉氏、枝野氏の順だった。
 代表選は、3日までに新党への加入を申請した国会議員149人(衆院106人、参院43人)が投票権を持つ。現在の所属政党別では、立民88人、国民40人、無所属議員21人となる。
 代表選では、枝野氏が立民議員の多くや国民の小沢一郎衆院議員のグループ約10人、野田佳彦前首相らベテランの無所属議員の支持を取り付け、優勢との見方が強い。
 一方の泉氏は、国民の平野幹事長ら同党からの新党参加者に加え、立民や無所属の若手・中堅の一部の支援を受ける。
 届け出後、枝野氏は国会内で記者団に、「国民のリアルな暮らしを直視し、政権の選択肢となり、政治に緊張感を取り戻す」と述べた。泉氏は記者団に「新党を信頼される野党第1党にするために最大限努力したい」と意気込みを語った。

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