2020年9月7日月曜日

暑い時期は、シャワー利用が急増。お風呂よりお金がかからないと思われがちですが、実際はどっちがおトクなのでしょうか?
お風呂まわりの水道光熱費について、節約アドバイザーの丸山晴美さんさんに教わりました。

お風呂とシャワー、水道光熱費はどっちがおトク?夏の節約の正解


イラストお風呂に入る人と並ぶ人© ESSE-online イラストお風呂に入る人と並ぶ人 お風呂とシャワー、水道光熱費はどっちがおトク?
●シャワーだけvsお湯をためる→人数が増えるほど、お湯をためるとおトク!
200リットルの浴槽のお湯を温めるのにかかるガス代は、約70円。一方、シャワーの水は1分間で10リットル出ると言われ、水温20度の場合でも15分使うと約52円、20分で約70円がかかります。家族が多く、シャワーに合計20分以上かかるならお湯をためた方がガス代も水道代も安くすみ、人数が多いほどおトク度はアップします(エネチェンジ調べ)。

●追いだきvsため直しvs自動保温→1時間以上なら、追いだきがおトク!
イラスト追い炊きのスイッチを押す女性© ESSE-online イラスト追い炊きのスイッチを押す女性 浴槽の湯200リットルを追い炊きするのにかかるガス代は、約80円(残り湯の水温20度の場合)。ため直しは、水道代約40円+ガス代約100円(水道水の水温15度の場合)かかり、追いだきの方がおトクです。 一方、自動保温機能は設定した温度を保つために、何回も自動で追いだきを繰り返すため、時間がたつにつれガス代がかさむ仕組み。目安は1時間で、それ以上間隔をあけて入浴するなら追いだきの方がおトクに(エネチェンジ調べ)。
●一般的なシャワーヘッドvs節水型シャワーヘッド→節水用シャワーヘッドで年間1万5000円おトクになることも!
シャワーの穴を小さくするなどして水量を抑えた節水シャワーヘッドは、ムリなく水道代やガス代をカットできるすぐれもの。1分間10リットルの水量の通常のシャワーヘッドを6.5リットルの節水シャワーヘッドに変えるだけで、年間の水道代約5500円、ガス代1万200円の節約に。シャワー利用が多い夏だからこそ、賢く活用を(TOTO調べ)。

●LED電球vs100円ショップの白熱球→LED電球の圧勝!
イラストLEDと白熱球© ESSE-online イラストLEDと白熱球 LED電球の消費電力は白熱球の約5分の1で、寿命にすると白熱球約3~6か月に対して、LED電球は約11年(1日10時間使用の場合)。1年間の電気代では、白熱球の4257円に対してLED電球は615円と約3600円おトクです。10年間の買い替えコストも、白熱球が20~40回の交換が必要で2000~4000円かかるのに、LED電球は当初の2000円のみ。LED電球の圧勝!(エネチェンジ調べ)
「トイレや浴室、廊下など短時間しか使わない場所は、電球型蛍光灯を選んでも。LEDの半値ぐらいで買えて、電気代は白熱球の5分の1程度、白熱球より長もちします」(丸山さん)
<イラスト/ニッパシヨシミツ 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人 【丸山晴美さん】
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。著書に『50代から知っておきたい! 年金生活の不安、解消します』(共著、幻冬舎刊)などがある。
●【監修/エネチェンジ】
ENECHANGE株式会社が運営する電力・ガス比較サイト。住んでいる家の郵便番号と世帯人数を入力するだけで最適なプランを診断するサービスを展開。診断回数は1000万回を突破。

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