「曽根崎心中」にも登場、江戸期の墓地から人骨1500体超…猫の骨つぼも
大阪市教育委員会は13日、JR大阪駅北側の再開発区域「うめきた2期」で、
調査区域に接する西側と南側の約700平方メートルを2016、17年度に調査した際は、約280平方メートルから200体以上の土葬された人骨などが出土。前回と今回の調査により、墓地が少なくとも約1800平方メートルはあったことが分かった。
うめきた2期のエリアには、JRの新駅や都市公園などが整備される。
狭川真一・大阪大谷大教授(考古学)の話「一つの穴の中に複数体を埋葬するなど、人口の多い大都市特有の事情がうかがえる。出土品を分析することで、記録には残らない庶民の生活環境が見えてくるだろう」
◆梅田墓=江戸時代初期に設けられ、1680年代に現在の場所付近に移転、明治時代まで使われた。近松門左衛門の「曽根崎心中」にも登場する。
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