2020年8月14日金曜日

 

 朝日新聞の集計によると、13日までの1週間の死者は41人。4月初旬のころに匹敵し、前週から約1・4倍に増えた。

 感染者数は「第1波」を大幅に上回る。7月は1万7千人を超え、4月の1・5倍近くに達した。一方、死者は7月に39人。4月の393人、5月の441人よりも大幅に少なかった。第1波では十分に検査されなかった無症状や軽症の20~30代が感染者の大半を占めていたことが大きな理由だ。

 しかし、状況は変わりつつある。東京都の40代以上の感染者は、10日までの1週間で742人。前週は685人、前々週は575人だった。大阪府や愛知県では人工呼吸器を装着する人が「第1波」並みの勢いで増えている。厚生労働省によると、全国の重症者も13日時点で203人と1カ月前の6倍となった。

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