大阪府・吉村知事 休業要請区域示す…来月5日から20日
2020/07/31 15:00
大阪府の吉村洋文知事は31日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、関西有数の繁華街・ミナミの一部地域で、酒を提供する全ての飲食店に、8月5~20日に休業要請や営業時間の短縮を求める考えを示し、対象エリアを明らかにした。営業時間を短縮した店舗に対し、府と大阪市がそれぞれ1日1万円の補償金を出す。31日夕の対策本部会議で決定する方針。
改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、感染防止対策をとっていなければ休業要請の対象とし、とっていれば営業時間の短縮要請にとどめる。
具体的な対象範囲は、長堀通、千日前通、御堂筋、堺筋に囲まれた地域。PCR検査の結果などから、ミナミの中でも特に感染者が多いエリアだという。
吉村氏は府庁で記者団に、「(休業要請を)やりたくはないが、感染が拡大している。社会全体を守るために協力をお願いしたい」と述べた。
これに先立ち、吉村氏は政府の新型コロナ感染症対策分科会に府庁からリモートで出席。東京や大阪など都市部に限定した対策を国が取るべきとの考えを示した上で、補償金に国も1日1万円を上乗せするよう求めた。吉村氏は記者団に、「政府が応じなくても、府と大阪市で進める」と話した。
一方、大阪市の松井一郎市長も31日、市役所で記者団に対し、エリア内のカラオケ店も休業要請の対象に含めるよう府に提案する考えを示した。
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