第2話終了から約1時間、「半沢直樹」がYahoo!リアルタイム検索のトレンド1位、「大和田」が4位、「おしまいdeath」が6位、「三木」が12位とSNSを席巻した(午後11時時点)。
前シリーズはベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
新作は「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社の東京セントラル証券へ出向。営業企画部長として赴任後、半沢に巻き起こる事件を描く。新シリーズの原作に大和田は登場していない。
第2話は、半沢(堺)たちが進めていた大手IT企業・電脳雑伎集団による同業他社・スパイラルの大型買収案件が、親会社の東京中央銀行に横取りされた。銀行への逆襲を誓う半沢は、部下の森山(賀来賢人)とともに依頼主の電脳雑伎集団へ向かうが、副社長・美幸(南野陽子)から全く相手にされず追い返される。そこで買収先のスパイラル社長・瀬名(尾上松也)に再度アプローチを試みるが「銀行の子会社なんか信用できない」と拒絶され、八方塞がりに。そんな中、瀬名は、敵対的買収に対抗するアドバイザーを名乗り出た太洋証券の営業部長・広重(山崎銀之丞)のアドバイスを受け、新株の発行により難局を乗り越えようとする…という展開。
その時は、開始26分に訪れた。スパイラルに接触していることを怪しまれ、新たな敵・伊佐山(市川猿之助)から呼び出しを食らった半沢が、東京中央銀行を後にするシーン。大階段を下りていくと、1階には大和田の姿があった。
(※以下、ネタバレ有)
「これはこれは半沢君じゃないか。それ(紙袋)は伊佐山君からのお使いかな?大型買収は召し上げられて(階段を上りながら)代わりにゴミ案件か。悲しいねぇ~。子会社の手柄は親会社のもの、親会社の失敗は子会社の責任。銀行とはそういうところだ。しかも君、その責任を取らされて飛ばされるそうじゃないか。(踊り場に立ち)1度ならず2度までも出向とは、君も運のない男だ。何なら、私が何とかしてあげようか?」
半沢「大和田さんが?」
大和田「私から人事に口を利いて“やって”もいい。ま、ま、君の態度次第だがね~」
半沢「お心遣い、ありがとうございます(階段を下りていく)。ですが、お断りいたします。あなたの愛弟子だった伊佐山部長も、三笠副頭取(古田新太)に乗り換えたそうですしね(踊り場に立ち、大和田の目の前へ)。自分の身は自分で守ります」
大和田「はい、残念でした。そんなものは守れませんっ!組織に逆らったらどうなるか、君が一番よく分かっているはずだ。私はどんな手を使っても生き残る。だが君はもう、おしまいです。お・し・ま・い(英語の『th』の発音で少し舌を出し、親指を立てた右手で首を切るポーズをしながら)ですっ!(階段を上っていく)」
「です」が「DEATH(死)」と重なるような台詞回しで、香川が“究極の顔芸”を披露。約1分40秒のシーンだったが、2人の応酬は見応え満点だった。
SNS上には「半沢と大和田のシーン、キタ―!」「久々の再会」「大和田さんの新ギャグ『お・し・ま・いDEATH!』キタ―!」「おそらくら香川照之、ところどころアドリブだろうなってところがあるんだけど、自分が堺雅人だったら絶対笑うわ(笑)」「もう大和田常務が癒やしになりつつあるな」「もはや『夏だ一番!顔芸日本一決定戦!』の様相を呈している。正しくは顔芸=迫真の演技です」などの書き込みが相次いだ。
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