2020年7月27日月曜日

店頭で1匹5980円の値札が付いた初物サンマ=15日、北海道釧路町© KYODONEWS 店頭で1匹5980円の値札が付いた初物サンマ=15日、北海道釧路町  サンマ漁のシーズンが到来する。北海道では7月、店頭で1匹5980円の高値を付けた。「初競りのご祝儀相場だ」(水産関係者)との声が多いものの、近年は深刻な不漁が続いており、今年も価格高騰が懸念される。漁が本格化するのは8月。日本の秋の味覚を代表するサンマの漁獲動向が注目される。
 農林水産省の漁業・養殖業生産統計によると、日本のサンマの漁獲量は2019年、4万5800トン(速報値)。ピークの1958年の12分の1以下に減り、過去最低だった。海洋環境の変化に加え、中国や台湾漁船による操業の活発化も指摘され、日本の水産庁は各国に漁獲規制の強化を呼び掛ける方針だ。

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