2020年9月1日火曜日

マイナポイントスタート 上限P獲得続々もやはり「高齢者には無理」? 申し込み少ないから「5万P配れ」との声も© 産経新聞社 マイナポイントスタート 上限P獲得続々もやはり「高齢者には無理」? 申し込み少ないから「5万P配れ」との声も  マイナンバーカードを使ったキャッシュレス決済のポイント還元「マイナポイント事業」が1日から始まったが、目標の4千万人に対して申し込んだ人は300万人程度にとどまり、盛り上がりを欠いている。ツイッターには、ユーザーからのさまざまな意見や現状報告があげられている。
 「9月になったので、早速マイナポイントの恩恵を受けた~」「paypayで試しに1000円チャージしてみました。登録したマイナポイントが正常にポイント反映されてることを確認しました」「2万円チャージ マイナポイント5000Pゲットでミッションコンプリート」など、早くもポイント付与を確認したとの報告も多数見られる。現時点では、電子マネーへのチャージでポイントを獲得しているケースが多いようだ。
 ただ、マイナンバーカードを取得し、マイナポイントの登録手続きが終わっているユーザーであっても、「マイナポイントって、月々上限5k(5000)だと思っていたら、サービス期間中の累計上限5kだったの」「d払い(買い物)にしたけど、完全に理解していません。今まで通りのd払いで買い物すれば、あとからポイントが付くのかな?」など、制度への理解が深まっていないことをうかがわせる声が散見される。
 マイナンバーカード取得手続きで時間がかかっている場合もあり、「郵送で手続きしたらマイナカード発行のお知らせが届くのに約一ヶ月、カード受取に役所に行かなきゃいけなんだけど予約が二ヶ月先。マイナカード受け取る頃にはマイナポイント終わっちゃうんじゃないかと不安w」と焦る人も。
 「よーわからんが不安、めんどくさい、みたいなしょうもない理由で得られる恩恵に手を出さないの、ホント理解不能。みんな余裕あるなぁ。SuicaやWAONとか楽天カードを日常の支払いや引き落としに使っているなら、利用に困るなんてことも無いのに」との声もあるが、やはり利用に至るまでのハードルが高いと感じるユーザーは少なくないようで、さまざまな理由から利用を断念したとの嘆きが見受けられる。
 「イオンもねーコンビニもねー田舎にポイントを金にできる店がねー おら農協まってただ」など居住地域によってはマイナポイントに対応した買い物スポットに乏しいとの訴えがある。またJCB、三菱UFJニコス、クレディセゾンなど大手クレジットカード事業者が不参加であるため、「利用できるカード限られてて、使いにくいですよね」との不満も。「あのね電子マネーって全部カバー出来ないから複数使うし、新しいのが出ればすぐ乗り換えるのが普通なのよ。一個ひもづけでどうすんの」と、登録できる決済事業者が1社に限定されているマイナポイントの仕様を問題視する意見もある。
 「やることの煩雑さと最大5000円の恩恵が釣り合ってない」「たかだか5000円くらいで面倒い手続きとかやる気起こらんのですわ」など、マイナンバーカード取得への動機付けとして5000円相当のポイントでは割に合わないとの指摘もあった。
 現金決済利用の多い高齢者向きの制度ではないとも言われるが、仮に対応するクレジットカードを利用していて、スマートフォンを使っているなどの条件が揃っていたとしても「親の分は不可能とみた。まずAndroidがアプリ適応してないし、ポイント管理複雑で無理だ。高齢者にとっての2万は大きいし、最初にチャージしたとこで後で5000ポイント受け取りを覚えてない」「手続きしましたが、わりとインターネット、スマホ、パソコンを使えますが、めんどくさいです!高齢者にはまず無理!」など、実感のこもった否定的コメントも見られた。
 マイナポイント登録を、パソコンで行う場合にはICカードリーダーが、スマホで行う場合はNFC(近距離無線通信)機能を搭載した機種が必要であることから、「環境整えるのに5000円どころの話ではないので諦めました」という人も。
 政府の掲げた目標4千万人に対し、1割に満たない300万人台の申し込みしかないことをとらえ、「想定の1割ですか…では10倍の50000ポイント配りましょう」「じゃあその1割の人で予算山分けで良いね。何もしなきゃなんとかしろと騒ぎ立て、決めたら決めたで文句ばかり言うんだから」と、予算分配設定の再考を提案する声もあがっていた。
 「個人情報の問題もあるだろうけど、そもそも論として、作っても作らなくても何ら支障がないってのが普及しない最大の理由のように思う」「手続きの問題もあるでしょうが、政府がやることを信用しない人が増えたのでは?」などの意見や、「いつもシステムエラーがあるので。早めにつっこんでいくのはやめて、高みの見物しています まだ期間もありますし」「ポイントに釣られずに静観します」など、状況が落ち着くまで様子を見るという声もちらほら。このようなユーザー心理も普及が進まない一因になっていることをうかがわせた。
 このほか、「某市役所で働いていた」というユーザーからは「マイナンバーを取得する市民はおらず、某市では86%が取得していません もっと簡単に、保持する意味がわからない、個人情報改竄の恐れあり、政府は信用できない、一度送付された紙をそのままマイナンバーにしてほしいなど要請相次ぐ どうにもなりません」など、マイナンバーカードをめぐる問題を伝える投稿もあった。

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