2020年9月1日火曜日

1日、事情聴取を終えて記者団の取材に答える周庭氏(東慶一郎撮影)© 読売新聞 1日、事情聴取を終えて記者団の取材に答える周庭氏(東慶一郎撮影)  【香港=東慶一郎】香港で国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕後、保釈された民主活動家の周庭氏(23)が1日、香港・新界地区の警察署を訪れ、事情聴取を受けた。
 周氏は8月10日、香港紙「蘋果日報」(アップル・デイリー)創業者の黎智英(れいちえい)氏らとともに逮捕された。国安法で定めた、外国などの勢力と結託して国家の安全に危害を加えた罪が適用された。
 約3時間の聴取後、記者団の取材に応じた周氏は、「事情聴取の詳しい内容は言えない」としつつ、逮捕時に警察が、昨年夏に日本経済新聞に掲載された若手民主派団体「香港衆志(デモシスト)」(6月に解散)の意見広告を証拠の一つとして示したことを明らかにした。広告掲載は国安法施行より前のため、逮捕容疑との直接の関わりは不明だ。
 保釈は継続され、次回は12月2日に出頭するよう求められたという。

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